イケムラレイコ
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イケムラ レイコ(池村 玲子、Leiko Ikemura 、1951年8月22日 - )は、日本出身の画家、彫刻家である。ドイツ・ベルリン在住。
三重県津市出身。三重県立津高等学校卒業。大阪外国語大学スペイン語学科卒業後、スペイン・セビージャのセビリア美術大学に留学。スイス・チューリッヒ、ドイツ・ニュルンベルクを経て、ベルリンとケルンを拠点に活動。[1]1991年-2015年、ベルリン芸術大学教授[2][3]。2014年から女子美術大学客員教授[4]。
受賞歴
[編集]- 2020年:芸術選奨文部科学大臣賞[5]
- 2014年:ケルンファインアート賞、ドイツ
- 2014年:シュパーダ銀行ノルトライン・ヴェストファーレン芸術賞、ドイツ
- 2013年:JaDe賞[6]、JaDe財団、ケルン、ドイツ
- 2008年:アウグスト・マッケ賞[7]、ドイツ
- 2007年:イゼルローン美術賞[8]、イゼルローン貯蓄銀行市民財団およびヴェッセル協会、ドイツ
- 2002年:ヨゼフ&アンニ・アルバース財団によるアーティスト・イン・レジデンス[9]、ニューヘイブン、コネチカット、アメリカ
- 2001年:ドイツ批評家賞美術賞[10]、ドイツ批評家協会、ドイツ
- 1988年:審査委員賞、オリジナルのグラフィック、グレンヘン、スイスの国際トリエンナーレ
- 1983年-1984年: "ニュルンベルガー・シュタットツァイヒナリン(ニュルンベルクの都市画家)"を受賞、副賞としてファーバーカステル社およびニュルンベルク市(ドイツ)によるアーティスト助成を受け、ニュルンベルクに一年間滞在
- 1982年:カイザー、デュッセルドルフ、ドイツの美術賞
- 1981年:スイスのグラフィックアート財団賞、チューリッヒ工科大学 (ETH)チューリッヒ、スイス
- 1981年:チューリッヒ、スイスの街のグラント
- 1981年:キーファー・ファブリッツェル財団による奨学金、スイス連邦文化庁
展覧会
[編集]近年の大規模な展覧会には下記のものがある。
- 2020年:「Von Ost nach Ost (From East to East)」クンストハレ・ロストック(ドイツ)[11]
- 2019年:「土と星 Our Planet」国立新美術館(東京)[12]
- 2019年:「Nach neuen Meeren (Toward New Seas)」バーゼル美術館(スイス)[13]
- 2018年:「Im Dialog mit Donata und Wim Wenders(ドナータ&ヴィム・ヴェンダースとの対話)」マックス・リーバーマン・ハウス(ベルリン、ドイツ)
- 2016年:「...und plötzlich dreht der Wind(そして急に風向きが変わる)」ハウス・アム・ヴァルトゼー(ベルリン、ドイツ)[14]
- 2016年:「Poetics of Form」ネヴァダ美術館(レノ、アメリカ)
- 2015年:「All About Girls and Tigers」ケルン東洋美術館(ドイツ)[15]
- 2014年:「Pioon(ぴよ〜ん)」ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡)[16]
- 2013年:「i-migration」カールスルーエ州立美術館(ドイツ)
- 2011年:「うつりゆくもの」東京国立近代美術館・三重県立美術館[17][18]
パブリックコレクション
[編集]- 美術館国立近代美術館、ポンピドゥー・センター、パリ、フランス
- 東京国立近代美術館 (東京都)
- 国立国際美術館 (大阪府)
- バーゼル市立美術館、バーゼル、スイス
- ベルン美術館、ベルン、スイス
- リヒテンシュタイン美術館、ファドゥーツ、リヒテンシュタイン
- クンストハレ・ニュルンベルク、ニュルンベルク、ドイツ
- 聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館、ケルン、ドイツ
- クンストパラスト美術館、デュッセルドルフ、ドイツ
- リンツ・レントス美術館、リンツ、オーストリア
- 栃木県立美術館 (栃木県)
- 豊田市美術館 (愛知県)
- 原美術館 ARC (群馬県)
- 三重県立美術館(三重県)
著書
[編集]- イケムラレイコ 『どこにも属さない私』 平凡社、2019年
- イケムラレイコ著・国立新美術館監修 『イケムラレイコ 土と星 Our Planet』 求龍堂、2019年
- イケムラレイコ ウミノコ ヴァンジ彫刻庭園美術館 ISBN 4903545040
- "アンダルシア":ジョンヤウ、イケムラレイコ、ウェイドレ、ISBN 3931135969
- "イケムラレイコ":ウド キッテルマン、フリーデマン マルシュ、ノエミ スモリク、ギャラリーカルステングレーヴェ、パリ、ケルン、ミラノ、フランス語、英語、イタリア語
- "Alpenindianer"イケムラレイコ:建畠晢:佐谷画廊、東京、
- "影"イケムラレイコ:ヨハンジョンカー、アムステルダム、ガブリエレリベットの、ケルン
- "イケムラレイコ:カートハイグル、アントンヴォルフガンググラーフフォンファーバーカステル クンストハレ ニュルンベルク
脚註
[編集]- ^ どこにも属さない私. 平凡社
- ^ “イケムラレイコ Side B”. archive.momat.go.jp. 2020年11月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Leiko IKEMURA - ShugoArts”. shugoarts.com. 2020年11月19日閲覧。
- ^ “教員紹介”. 女子美術大学 洋画専攻 (2011年2月26日). 2020年11月5日閲覧。
- ^ “令和元年度(第70回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の決定について”. 文化庁 (2020年3月4日). 2020年6月6日閲覧。
- ^ “JaDe-Preis 2013 - JaDe”. www.jadestiftung.org. 2020年11月5日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “August Macke Preis”. www.augustmackepreis.de. 2020年11月5日閲覧。
- ^ “Leiko Ikemura”. www.villa-wessel.de. 2020年11月5日閲覧。
- ^ “Josef and Anni Albers Foundation”. 2020年11月5日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Verband der deutschen Kritiker e.V.”. web.archive.org (2009年3月7日). 2020年11月5日閲覧。
- ^ “Kunsthalle Rostock | Leiko Ikemura”. www.kunsthallerostock.de. 2020年11月19日閲覧。
- ^ “イケムラレイコ 土と星 Our Planet|企画展|展覧会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO”. www.nact.jp. 2020年11月19日閲覧。
- ^ zephir.ch. “Leiko Ikemura” (英語). kunstmuseumbasel.ch. 2020年11月19日閲覧。
- ^ “Leiko Ikemura - ... and suddenly the wind turns · HAUS AM WALDSEE” (英語). HAUS AM WALDSEE (2018年8月7日). 2020年11月19日閲覧。
- ^ “Museum für Ostasiatische Kunst Köln | All about Girls and Tigers”. museum-fuer-ostasiatische-kunst.de. 2020年11月19日閲覧。
- ^ “イケムラレイコ PIOON”. イケムラレイコ PIOON. 2020年11月19日閲覧。
- ^ “展覧会情報イケムラレイコ うつりゆくもの”. archive.momat.go.jp. 2020年11月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “イケムラレイコ うつりゆくもの 2011.11.8-2012.1.22”. www.bunka.pref.mie.lg.jp. 2020年11月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式サイト
- studioleikoikemura (@studioleikoikemura) - Instagram