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弘明寺駅 (京急)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
弘明寺駅
京急弘明寺駅(2016年8月13日)
ぐみょうじ
Gumyōji
KK42 井土ヶ谷 (1.4 km)
(1.7 km) 上大岡 KK44
地図
所在地 横浜市南区弘明寺町山下267
北緯35度25分27.7秒 東経139度35分48.4秒 / 北緯35.424361度 東経139.596778度 / 35.424361; 139.596778 (京急 弘明寺駅)座標: 北緯35度25分27.7秒 東経139度35分48.4秒 / 北緯35.424361度 東経139.596778度 / 35.424361; 139.596778 (京急 弘明寺駅)
駅番号 KK43
所属事業者 京浜急行電鉄
所属路線 本線
キロ程 29.1 km(品川起点)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
26,055人/日
-2022年-
開業年月日 1930年昭和5年)4月1日
テンプレートを表示
改札口(2016年8月)

弘明寺駅(ぐみょうじえき)は、神奈川県横浜市南区弘明寺町にある、京浜急行電鉄本線である。駅番号KK43難読駅の一つである。

歴史

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湘南電気鉄道黄金町駅 - 浦賀駅・湘南逗子駅(現:逗子・葉山駅)を開通させた際に開業した。駅用地は弘明寺の裏山を買収したもので、駅舎を寺社造りとすることを条件に提供された[1]。なお、1914年には横浜電気鉄道(後の横浜市電弘明寺線、1968年廃止)の軌道線が弘明寺停留場まで開業していたが、こちらは後年開業した横浜市営地下鉄と同様に鎌倉街道上へ敷設されており、当駅からは離れていた[2]

開業後は利用者の増加に伴い改良が進められ、橋上駅舎化や駅前整備、ホームの延長などが実施されている。1987年にはホーム有効長を8両編成対応とし、急行が夕夜間の下りおよび朝ラッシュ時に限り停車することとなった[3]。しかし列車運行形態の変更に伴い、1999年以降は再び普通のみの停車となっていたが、2010年ダイヤ改正で11年ぶりに当駅停車の優等列車が設定された。

駅構造

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ホーム(2010年8月)
試験導入された青色防犯灯

8両編成対応の相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。ホームはおおむね南北方向に伸びており、駅舎は北側に位置する。

開業時は弘明寺を模した朱塗り瓦屋根の個性的な駅舎だったが、利用者増加に伴い1984年昭和59年)12月、近代的な橋上駅舎に建て替えられた[1]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 KK 本線 下り 上大岡三浦海岸方面
2 上り 横浜品川方面

ホーム上大岡寄りの照明には、自殺による死傷事故抑制のために青色防犯灯が試験的に導入されている[5]

利用状況

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横浜市統計書によると2022年度の1日平均乗降人員26,055人(乗車人員:12,798人、降車人員:13,257人)である[6]

2020年度の1日平均乗降人員は23,181人であり[7]、京急線全72駅中18位。

近年の1日平均乗降人員と乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[8]
年度 1日平均
乗降人員[9]
1日平均
乗車人員[10]
出典
1980年(昭和55年) 14,567
1981年(昭和56年) 14,734
1982年(昭和57年) 15,085
1983年(昭和58年) 15,268
1984年(昭和59年) 15,192
1985年(昭和60年) 15,230
1986年(昭和61年) 15,732
1987年(昭和62年) 15,645
1988年(昭和63年) 16,090
1989年(平成元年) 16,268
1990年(平成02年) 16,381
1991年(平成03年) 16,383
1992年(平成04年) 16,340
1993年(平成05年) 16,268
1994年(平成06年) 16,049
1995年(平成07年) 15,950 [* 1]
1996年(平成08年) 15,173
1997年(平成09年) 14,622
1998年(平成10年) 14,289 [* 2]
1999年(平成11年) 13,905 [* 3]
2000年(平成12年) 27,887 13,790 [* 3]
2001年(平成13年) 27,637 13,708 [* 4]
2002年(平成14年) 27,617 13,651 [* 5]
2003年(平成15年) [11]28,262 13,866 [* 6]
2004年(平成16年) [12]28,282 13,888 [* 7]
2005年(平成17年) [13]28,350 13,930 [* 8]
2006年(平成18年) 28,391 13,923 [* 9]
2007年(平成19年) 28,738 14,084 [* 10]
2008年(平成20年) 29,448 14,342 [* 11]
2009年(平成21年) 29,900 14,303 [* 12]
2010年(平成22年) 29,082 14,163 [* 13]
2011年(平成23年) 28,601 13,913 [* 14]
2012年(平成24年) 28,745 14,014 [* 15]
2013年(平成25年) 29,379 14,340 [* 16]
2014年(平成26年) 29,494 14,372 [* 17]
2015年(平成27年) 29,935 14,570 [* 18]
2016年(平成28年) 30,279 14,780 [* 19]
2017年(平成29年) 30,386 14,813 [* 20]
2018年(平成30年) 30,115 14,685 [* 21]
2019年(令和元年) 29,663 14,441 [* 22]
2020年(令和02年) 23,181 11,321

駅周辺

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地図
当駅(左)、横浜市営地下鉄弘明寺駅(右)の位置関係

駅のすぐ東側に瑞応山蓮華院弘明寺が位置し、周辺はその門前町として栄えてきた土地である。当駅付近から鎌倉街道にかけて東西に伸びる弘明寺かんのん通りは商店街弘明寺商店街)として発展した。1957年(昭和32年)には全長270mアーケードが架けられ、2001年(平成13年)に架け替えられると312mの規模となった[14]。商店街を東へ抜けた地点を南北に延びる鎌倉街道の地下には横浜市営地下鉄ブルーライン弘明寺駅が設置されているが、当駅からは約600m離れている。

商店街の中ほどを横切る大岡川に架かる観音橋から井土ヶ谷駅近くの鶴巻橋に至る川沿いは、「大岡川プロムナード」と呼ばれる並木になっており、桜開花の季節になると地元の花見客らで賑わう。

また、駅の南方には京急グループの京急開発が運営する「黒湯天然温泉 みうら湯」(スーパー銭湯)が立地する。ここでは2008年9月までは三浦市で採取した海洋深層水を使用していた。2015年4月1日には頭上を走る京急本線高架の耐震補強工事のため一時休館となったが、ちょうど1年後の2016年4月1日より営業を再開(リニューアルオープン)している[15]。なお企画乗車券として、京急線各駅から弘明寺駅までの往復乗車券とみうら湯の入湯割引券をセットにした「弘明寺みうら湯きっぷ」も発売されている[16]

その他の主な施設

バス路線

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駅前への乗入れはないが、北側徒歩2分ほどの平戸桜木道路上に、神奈川中央交通弘明寺口バス停がある。

また、南側の弘明寺商店街を通り徒歩10分ほどの市営地下鉄弘明寺駅付近には弘明寺バス停がある。こちらについては弘明寺駅 (横浜市営地下鉄)#バス路線を参照。

弘明寺口
  • 井土ヶ谷方面乗り場
  • 戸塚方面乗り場
    • 戸01・横43 - 戸塚駅東口行
    • 横44・戸45 - 戸塚駅東口行(こども医療センター経由)
    • 東01 - 東戸塚駅東口行(こども医療センター経由)
    • 井10 - こども医療センター行(別所中里台経由)
    • 井12 - 横浜パークタウン・横浜パークタウン第一降車場行 ※横浜パークタウン第一降車場行は朝のみ
  • 南永田団地方面乗り場
    • 井11 - 南永田団地行

隣の駅

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京浜急行電鉄
KK 本線
モーニング・ウィング号」・イブニング・ウィング号」・快特・特急
通過
急行・普通
井土ヶ谷駅 (KK42) - 弘明寺駅 (KK43) - 上大岡駅 (KK44)

脚注

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  1. ^ a b c d 佐藤良介『京急の駅今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2006年、105頁
  2. ^ 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳4号 関東2』新潮社、2008年、25, 37 - 40頁
  3. ^ 吉本尚『京急ダイヤ100年史』電気車研究会、1999年、211頁
  4. ^ 吉本尚『京急ダイヤ100年史』電気車研究会、1999年、35、39頁
  5. ^ 鉄道安全報告書2008 p.31「安全に向けた各種試験の実施」 (PDF) - 京浜急行電鉄
  6. ^ 横浜市統計書 第9章 道路、運輸及び通信 横浜市”. 2023年5月25日閲覧。
  7. ^ 京急グループ会社要覧 2021 - 2022” (PDF). 京浜急行電鉄. p. 31. 2021年9月25日閲覧。
  8. ^ 横浜市統計書 - 横浜市
  9. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  10. ^ 神奈川県県勢要覧 - 神奈川県
  11. ^ 関東交通広告協議会「平成15年度1日平均乗降人員・通過人員」
  12. ^ 関東交通広告協議会「平成16年度1日平均乗降人員・通過人員」
  13. ^ 関東交通広告協議会「平成17年度1日平均乗降人員・通過人員」
  14. ^ ぐみょうじ商店街どっとこむ 歴史・沿革
  15. ^ 再開した弘明寺の「みうら湯」に突撃!”. はまれぽ.com (2016年4月14日). 2018年4月14日閲覧。
  16. ^ “炭酸泉”導入!リラクゼーションメニュー新規追加! 4月1日(金)天然温泉「みうら湯」弘明寺店リニューアルオープン 同時に乗車券と入浴券がセットになったお得な「弘明寺みうら湯きっぷ」も発売再開(京急電鉄オフィシャル「KEIKYU WEB」:ニュースリリース 2016年3月24日)

出典

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神奈川県県勢要覧
  1. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 23ページ
  2. ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)224ページ
  3. ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 226ページ
  4. ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 224ページ
  5. ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 224ページ
  6. ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 224ページ
  7. ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 226ページ
  8. ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 226ページ
  9. ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 228ページ
  10. ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 232ページ
  11. ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 242ページ
  12. ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF, 1.38MB) - 240ページ
  13. ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF, 2.36MB) - 240ページ
  14. ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF, 830KB) - 236ページ
  15. ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF, 509KB) - 238ページ
  16. ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 240ページ
  17. ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF, 536KB) - 240ページ
  18. ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度) (PDF, 533KB) - 248ページ
  19. ^ 神奈川県県勢要覧(平成29年度) (PDF) - 240ページ
  20. ^ 神奈川県県勢要覧(平成30年度) (PDF) - 224ページ
  21. ^ 神奈川県県勢要覧(令和元年度) (PDF) - 224ページ
  22. ^ 神奈川県県勢要覧(令和2年度) (PDF) - 224ページ

関連項目

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外部リンク

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