桑原瑛子
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くわばら えいこ 桑原 瑛子 | |
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生誕 | 1923年1月28日(101歳) |
出身地 | 日本・東京府 |
学歴 | 東京音楽学校 (旧制) |
ジャンル | 声楽(ソプラノ) |
職業 | 声楽家(オペラ歌手)、音楽教育者 |
桑原 瑛子(くわばら[1] えいこ、1923年〈大正12年〉1月28日[2] - [3])は、日本の声楽家(ソプラノ)、オペラ歌手、音楽教育者。
経歴
[編集]東京府出身[2][1]。東京音楽学校 (旧制) 卒業[4][5]。ヘルマン・ヴーハープフェニッヒに師事[5]。
1947年(昭和22年)に團伊玖磨と結婚。
1948年(昭和23年)藤原歌劇団を率いる藤原義江にモーツアルト『ドン・ジョヴァンニ』(本邦初演・帝国劇場)のドンナ・アンナの役を頼まれオペラデビュー。以後、藤原歌劇団の興隆期の大プリマとして活躍した[6]。1950年代にはイタリアに留学。1958年(昭和33年)の藤原歌劇団によるプッチーニ『トスカ』でタイトル・ロールを歌った。これが戦後日本人による初の本格的な原語(イタリア語)上演となった[4]。
東横学園中学校・高等学校(現: 東京都市大学等々力中学校・高等学校)の専任教諭も務めている[7]。
藤原歌劇団正団員[1]。
家族
[編集]團伊玖磨の最初の妻(1947年結婚[8]、1950年協議離婚[8])[9]。西洋美術史家で群馬大学名誉教授の團名保紀(1948年生[8])は実子[6][9]。
主な出演歴
[編集]- 1948年12月 藤原歌劇団 モーツアルト『ドンファン』ドンナ・アンナ[10] ※團瑛子名義
- 1949年3月 藤原歌劇団 ヴェルディ『椿姫』ヴィオレッタ[11] ※團瑛子名義
- 1949年4月 藤原歌劇団 モーツアルト『ドン・フアン(ドン・ジヨヴアンニ)』ドンナ・アンナ[12] ※團瑛子名義
- 1949年6月 - 7月 藤原歌劇団 ワーグナー『ローエングリン』オルトルウト[13] ※團瑛子名義
- 1949年8月 藤原歌劇団 プッチーニ『ラ・ボエーム』ムゼツタ[14] ※團瑛子名義
- 1953年2月 藤原歌劇団 ヴェルディ『椿姫』ヴィオレッタ[15]
- 1953年3月 藤原歌劇団 ヴェルディ『椿姫』ヴィオレッタ[16]
- 1953年3月 藤原歌劇団 プッチーニ『ラ・ボエーム』ムゼッタ[17]
- 1954年3月 藤原歌劇団 マスネ『マノン』プセット[18]
- 1954年3月 藤原歌劇団 マスネ『マノン』プセット[19]
- 1955年3月 - 4月 作曲: シューベルト 編曲: 近衛秀健 ミュージカル・プレイ『未完成交響楽』カロリーナ[20]
- 1956年1月 藤原歌劇団 プッチーニ『お蝶夫人』タイトル・ロール[21]
- 1956年2月 藤原歌劇団 ヴェルディ『椿姫』ヴィオレッタ[22]
- 1956年2月 藤原歌劇団 ヴェルディ『椿姫』ヴィオレッタ[23]
- 1956年2月 藤原歌劇団 ヴェルディ『椿姫』ヴィオレッタ[24]
- 1956年6月 - 7月 藤原歌劇団 モーツアルト『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ[25]
- 1958年2月 藤原歌劇団 プッチーニ『トスカ』タイトル・ロール[26]
- 1958年9月 - 10月 藤原歌劇団 プッチーニ『トスカ』タイトル・ロール[27]
ディスコグラフィー
[編集]- CD ソプラノ歌曲アリア集 初恋 2014年2月20日 野ばらレコーディング[28]
脚注・出典
[編集]- ^ a b c “JOF 公益財団法人日本オペラ振興会”. JOF 公益財団法人日本オペラ振興会. 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b “「桑原(くわばら/くわはら)」という名字の人々”. straw-wara.net. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/kotokotona78/status/1355724003264978948/photo/1”. Twitter. 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b 2016年12月9日 日本経済新聞朝刊40面
- ^ a b (日本語) 【PRESIDENT STATION】第9回目ダイジェスト動画 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b “オペラの女神 佐竹康峰”. 日本経済新聞 (2021年11月6日). 2022年10月16日閲覧。
- ^ “TCU等々力同窓会会報”. 東京都市大学等々力中学校・高等学校. 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b c “團伊玖磨(だんいくま)”. スリーシェルズ Three Shells. 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b “團 伊玖磨 | History of music” (2017年10月22日). 2022年10月16日閲覧。
- ^ ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト, ロレンツォ・ダ・ポンテ. “《ドンファン》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジュゼッペ・ヴェルディ, アレクサンドル・デュマ・フィス. “《椿姫》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト, ロレンツォ・ダ・ポンテ. “《ドン・フアン(ドン・ジヨヴアンニ)》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ リヒャルト・ワーグナー, 堀内敬三. “《ローエングリン》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジャコモ・プッチーニ, アンリ・ミュルジェール. “《ラ・ボエーム》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジュゼッペ・ヴェルディ, アレクサンドル・デュマ・フィス. “《椿姫》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジュゼッペ・ヴェルディ, アレクサンドル・デュマ・フィス. “《椿姫》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジャコモ・プッチーニ, アンリ・ミュルジェール. “《ラ・ボエーム》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジュール・マスネ, アントワーヌ=フランソワ・プレヴォ. “《マノン》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジュール・マスネ, アントワーヌ=フランソワ・プレヴォ. “《マノン》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ フランツ・シューベルト, 藤原義江. “《未完成交響楽》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジャコモ・プッチーニ, ルイージ・イッリカ. “《お蝶夫人》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジュゼッペ・ヴェルディ, アレクサンドル・デュマ・フィス. “《椿姫》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジュゼッペ・ヴェルディ, アレクサンドル・デュマ・フィス. “《椿姫》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジュゼッペ・ヴェルディ, アレクサンドル・デュマ・フィス. “《椿姬》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト, ロレンツォ・ダ・ポンテ. “《ドン・ジョヴァンニ》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジャコモ・プッチーニ, ジュゼッペ・ジャコーザ. “《トスカ》” (Italian). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ ジャコモ・プッチーニ, ジュゼッペ・ジャコーザ. “《トスカ》” (Japanese). opera.tosei-showa-music.ac.jp. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “桑原瑛子/ソプラノ歌曲アリア集 初恋”. tower.jp. 2022年10月16日閲覧。