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「真壁小目」の版間の差分

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'''真壁小目'''(まかべこめ)とは[[茨城県]][[桜川市]]真壁町(旧[[真壁郡]][[真壁町]])の東部にある[[加波山]](標高709m)の麓一帯の真壁町より採掘された石目の小さい[[花崗岩]]の称。
'''真壁小目'''(まかべこめ)とは[[茨城県]][[桜川市]]真壁町(旧[[真壁郡]][[真壁町]])の東部にある[[加波山]](標高709m)の麓一帯の真壁町より採掘された石目の小さい[[花崗岩]]の称。


==概要==
==概要==
白色または薄青、薄黒を帯びた白色をしており硬質で吸水率も低い。研磨すると光沢に優れており光沢の持続性も極めて良いため墓石材として最適。石職人より「ねばり」と呼ばれる性質も持ち合わせるため[[灯篭]]などの材料としても適している。丸型、角型の結晶がまだらに確認出来るのも特徴。白色を主とするが青味、黒味が強い物ほど高級とされ価格が高い。鉄分を多く含み赤黄色に劣化しやすい物、色ムラの多い2級材、3級材を「[[随栄の石]]」や「長岡の石」と称して安価な建築、埋め立て、砕石に使用することが多い。
白色または薄青、薄黒を帯びた白色をしており硬質で吸水率も低い。研磨すると光沢に優れており光沢の持続性も極めて良いため墓石材として最適。石職人より「ねばり」と呼ばれる性質も持ち合わせるため[[灯篭]]などの材料としても適している。丸型、角型の結晶がまだらに確認出来るのも特徴。白色を主とするが青味、黒味が強い物ほど高級とされ価格が高い。{{要出典範囲|鉄分を多く含み赤黄色に劣化しやすい物、色ムラの多い2級材、3級材を「[[随栄の石]]」や「長岡の石」と称して安価な建築、埋め立て、砕石に使用することが多い。}}


採石の歴史は明治初期頃に遡ると言われている。[[1975年]](昭和50年)頃は25件程度の採掘業者があったが次第に減少し、[[2010年]](平成22年)時点では7件のみが採掘を伝承している。石質が安定しており大材、長尺材が採掘される出川工業株式会社のものが一番人気が高い。
採石の歴史は明治初期頃に遡ると言われている。[[1975年]](昭和50年)頃は25件程度の採掘業者があったが次第に減少し、[[2010年]](平成22年)時点では7件のみが採掘を伝承している。{{要出典範囲|石質が安定しており大材、長尺材が採掘される出川工業株式会社のものが一番人気が高い。}}


[[関東地方]]で「御影石」というと「真壁石(小目、中目)」と「稲田石」のどちらかを指す。
[[関東地方]]で「御影石」というと「真壁石(小目、中目)」と「稲田石」のどちらかを指す。

2010年8月17日 (火) 23:38時点における版

真壁小目(まかべこめ)とは茨城県桜川市真壁町(旧真壁郡真壁町)の東部にある加波山(標高709m)の麓一帯の真壁町より採掘された石目の小さい花崗岩の称。

概要

白色または薄青、薄黒を帯びた白色をしており硬質で吸水率も低い。研磨すると光沢に優れており光沢の持続性も極めて良いため墓石材として最適。石職人より「ねばり」と呼ばれる性質も持ち合わせるため灯篭などの材料としても適している。丸型、角型の結晶がまだらに確認出来るのも特徴。白色を主とするが青味、黒味が強い物ほど高級とされ価格が高い。鉄分を多く含み赤黄色に劣化しやすい物、色ムラの多い2級材、3級材を「随栄の石」や「長岡の石」と称して安価な建築、埋め立て、砕石に使用することが多い。[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。

採石の歴史は明治初期頃に遡ると言われている。1975年(昭和50年)頃は25件程度の採掘業者があったが次第に減少し、2010年(平成22年)時点では7件のみが採掘を伝承している。石質が安定しており大材、長尺材が採掘される出川工業株式会社のものが一番人気が高い。[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。

関東地方で「御影石」というと「真壁石(小目、中目)」と「稲田石」のどちらかを指す。

使用先

出川工業(株) 採石丁場

首都圏最寄りの大規模産地という地理的背景もあり、日本銀行国会議事堂皇居東京駅をはじめ首都圏の多数の駅舎、天皇陵皇居などの歴史的建造物などにも使用されている。また、福沢諭吉山本五十六井上馨力道山川端康成浜口庫之助菊池寛中浜万次郎などの墓地にも使用されており、首都圏の歴史ある墓地、墓苑では使用率が最も高い花崗岩である。

採石量が多いため国産材としては価格が手頃であり、かつ良質との評価があることから、関東全域で墓石使用率が群を抜いて多い。

現在は輸送機関の発達により北陸、東海、近畿、九州まで販路が広がっていること、良質であるが国産材としては価格が手頃なこと、中国産石材への不信なども追い風となり全国的に人気が非常に高い。

関連項目