「ディアブルアビオニクス」の版間の差分
クリントン型の2007年6月19日 (火) 06:10 (UTC) を統合 (主執筆者: 210.169.67.65 , 210.169.66.254 , 210.169.66.5 , 210.169.66.99 , 218.40.88.43 ) |
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! colspan="2" style="border-bottom:3px solid gray;"|クリントン(OSV-08 Clinton) |
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!メーカー |
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『'''クリントン型'''』は、[[スクウェア (ゲーム会社)|スクウェア]](現[[スクウェア・エニックス]])によって発売された『'''[[フロントミッションシリーズ|フロントミッション]]'''』(Front Mission)シリーズに登場する架空の兵器[[大型機動兵器]]の一系統。ここでは、他の多脚型大型機動兵器についても解説する。 |
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== 概要 == |
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USN[[ディアブルアビオニクス|ホープライズ]]社製大型機動兵器。ただし、プロトタイプのみ[[センダー]]社製。全長8.7m、重量41.7t。 |
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大型機動兵器の元祖、雛形とも言うべき四脚の大型ヴァンツァーで、後の多脚型ヴァンツァーの設計モデルとなる。EC名は「ディラック」であり、US名は[[ビル・クリントン|20世紀末期の旧アメリカ合衆国大統領]]に由来する。 |
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機体上部に三門の重機関砲を装備し、大火力を実現した反面、四脚ではなおバランスが悪く、機動力の低下を招いた。[[第2次ハフマン紛争#鷹の涙作戦|フリーダム防衛戦]]でキャニオンクロウと交戦した同モデルが特に有名であるが、上部武装を大口径砲に換装し下部に機関砲を装備したモデル(OSV-08b,c)も紛争中に確認されている。 |
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量産にこそ到らなかったものの、試作機らしいオレンジの塗装は今なお人目を引き付けてやまない。 |
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== バリエーション == |
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;プロトタイプ |
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:この型のみ[[センダー]]社製。クリントン型の試作機。 |
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;イノーヴァー(INNOVA) |
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;バンヤン(BANYAN) |
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:基本構造はクリントン型に則っているが、細部と搭載武装が異なる。 |
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;ビューレン(BUREN) |
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:クリントン型の都市仕様機で高機能型。クリントン同様に名称はUS[[マーティン・ヴァン・ビューレン|歴代大統領]]の名に由来する。 |
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== その他の大型機動兵器 == |
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;グラスター(Grostar) |
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:[[ディアブルアビオニクス|ホープライズ]]社製。大型機動兵器でありながら、二足歩行を可能とした機種。[[サカタインダストリィ|イグチ]]社製COM「キュオ」を標準装備する。 |
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;アルゲム(Algem) |
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:グロスターの改良版。同様のコンセプトに則っているが、武装は換装されている。 |
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== 登場シリーズ == |
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*[[FRONT MISSION]] |
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*[[フロントミッションオンライン|FRONT MISSION ONLINE]] |
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[[Category:ヴァンツァー|くりんとん]] |
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[[Category:フロントミッション|くりんとん]] |
2007年6月19日 (火) 07:08時点における版
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ディアブルアビオニクス(Diable Avionics)とは、ゲーム『フロントミッション』シリーズに登場する架空の企業。
ここでは、同社の傘下企業であるファイアバレー(FIREVALLEY)、フレイマン(FREYMAN)、ホープライズ(HOPERISE)等についても解説する。いずれもゲーム『フロントミッション』シリーズに登場する架空の企業である。
ディアブルアビオニクス
会社概要
- 社名 Diable Avionics
- 本社 USN(アメリカ)
- 創業 1981年
- 登場作品 全シリーズ
沿革
ディアブルアビオニクス(DA)社は前身の航空機メーカーから軍需産業に着手し、シケイダプロジェクトにより本格的にWAP産業に乗り出す。第2次ハフマン紛争において多くのUSN側の主力機を生み出し、中でも「地獄の壁」が搭乗したことでも知られる「フロスト」はUSN軍の代表WAPとして君臨することになる。同シリーズの大ヒットは社をUSN最大の軍需企業にまで押し上げる。
ファイアバレー、フレイマン、ホープライズといったUSN内軍需企業を傘下に収め、USN内のWAP産業はほぼ一人勝ちのレベルにまで達している。対外的にもWAP老舗のシュネッケ社と業務提携を行うなどWAP開発の最先端をリードしている。
事業部
主に重量級WAPが印象的。重厚なインダストリアルデザイン溢れる設計が特徴。すべてのパーツ開発を行う。WAP用COMは生産量世界一である。
また、天候に由来した命名を行うのも特徴。
製品紹介
フロスト・シリーズ
フロスト(Frost) | |
---|---|
メーカー | ディアブルアビオニクス(U.S.N.) |
固定武装 | なし |
携帯火器 | MULS-P規格適応品 |
主要搭乗者 | 地獄の壁所属隊員 ウォルター・フェン リン・ウェンライト |
ブリザイア(Blizzaia) | |
メーカー | ディアブルアビオニクス(U.S.N.) |
固定武装 | なし |
携帯火器 | MULS-P規格適応品 |
全長6.1m、重量27t。初登場は『FRONT MISSION』。以後正史シリーズのUSN側WAPの代表格としての地位を確立している。
第64機動戦隊"地獄の壁"が搭乗した機種でもあり、ディアブルアビオニクスを一躍トップメーカーに押し上げた名機中の名機である。また、ゼニスと対極の位置である装甲重視の潮流を生み出した点でも見逃せない。
- フロスト地獄の壁仕様(フロストHW)
- 『5th』でフロストHWとして登場した重装甲タイプ。DS版『1ST』で正式名称が判明した。
- HWとは、Hell's Wallの略称。
- フロストC
- フロストを発展強化した機体。フロスト改(Customか?)
- フロストA・シリーズ
- フロストM・シリーズ
ブリザイア・シリーズ
フロストの系統機。装甲をできるだけ維持しつつ機動力も向上させたシリーズである。
- ブリザイアL
- 本来、重装甲である両シリーズだが、軽量化を図ったこの機種は機動性の向上に成功した。他にL2等。
- ブリザイアS
- ブリザイア2
- ブリザイアの改良型。
レクソン・シリーズ
レクソン(Recson) | |
---|---|
メーカー | ディアブルアビオニクス(U.S.N.) |
固定武装 | なし |
携帯火器 | MULS-P規格適応品 |
主要搭乗者 | デニス・ヴァイカート ビリー・レンゲス ジェイミー・ビンソン ヘクター・レイノルズ |
初登場は『FRONT MISSION3』。USN軍に正式採用され、フロスト、ガスト等と共にUSN軍で活躍している。また、華蓮団にグラップルと共に供与されたWAPとしても印象的である。長距離狙撃を主目的として設計され、敵の接近を想定していないゆえかひょろ長い手足が特徴的。
バリエーション
- U‐レクソン
- 『5th』で登場したモデル。
- レクソンM4F
- 『3rd』に登場したモデル。名称及び華蓮団への供与経路からUSN海軍で使用されていると思われる。
- H-レクソン
- 『5th』で登場した重装甲タイプ。更に装甲を強化したという機種も存在する。
レクシス・シリーズ
Recsys
レクソンシリーズのプロトタイプにあたるモデル。長射程火器の使用の為、アームの安定性が重視された設計をされている。他にII、Ⅴ等。
グラップル・シリーズ
グラップル(Grapple) | |
---|---|
メーカー | ディアブルアビオニクス(U.S.N.) |
固定武装 | なし |
携帯火器 | MULS-P規格適応品 |
主要搭乗者 | ジョー・ペイカー ガストール・マーザ マーカス・アレン |
初登場は『FRONT MISSION3』。USN軍制式WAPで、主に格闘戦を想定としている。同社の重装甲志向を象徴するかのような造りで、ボディから腕部、脚部にかけても全てが装甲板で構成されており、当然ながらその耐久力は非常に高い。反面、その重装甲ゆえに機動性が殺されている。
レクソンと共に華蓮団に提供されたWAPである。
バリエーション
- グラップルM1
- 『3rd』に登場したモデルで、名称及び華蓮団への供与経路からUSN海軍で使用されていると思われる。
以下は『5th』で登場した改造バリエーション。
- グラップルEX
- グラップルF
- 他にFS、FS2型。
- グラップルX
- 他にX2型。
ナムスカル・シリーズ
Numsekar
フロストと同時期に開発されたWAP。軽量ながら高い耐久力を持ち格闘戦に特化したモデル。機動力と耐久力のバランスの良さが評価されUSNでは特殊部隊を中心に配備が進む。
初登場は『5th』だが、DS版『1ST』にも登場し、終盤の武器商人キャンプで購入可能。システム上では優秀な機体で、特に腕部はゲーム中最高の命中補正90を持ちつつも、以後購入可能な別WAPと比べても非常にに軽い。
- エンフォーサー
- ムンゴス
- ムンゴスG
- ナムスカルの改造バリエーション。
ヘイル・シリーズ
ヘイル(Hayle) | |
---|---|
メーカー | ディアブルアビオニクス(U.S.N.) |
固定武装 | ダムクロウ(M14) ダーククロウ(M16) デッドクロウ(M19) |
携帯火器 | 装備不能 |
デーゲン(Degen) | |
メーカー | ディアブルアビオニクス(U.S.N.) |
固定武装 | ブルーアーム(T8) レッドアーム(T10) |
携帯火器 | 装備不能 |
格闘専用のアームを標準搭載する前衛機。後述のデーゲン・シリーズも同じだが、珍しく他社の技術を採用しており、こちらはボールドチャレンジ社のエンジンを取り入れた機体。USN機ではあるが、韓国やアロルデシュなど、OCU圏内へも輸出されている。
- ヘイルM14
- ヘイルM16
- ヘイルM19
- バリエーション。搭載格闘腕は機体諸元参照。
デーゲン・シリーズ
ヘイル・シリーズ同様、格闘腕を搭載した機体。シュネッケ社との技術提携で開発された。
- デーゲンT8
- デーゲンT10
- バリエーション。搭載格闘腕は機体諸元参照。
ガスト・シリーズ
ガスト(Gust) | |
---|---|
メーカー | ディアブルアビオニクス(U.S.N.) |
固定武装 | 腕部内蔵MG(なし) |
携帯火器 | なし(MULS-P規格適応品) |
USN軍に正式採用され、フロスト・シリーズと供にUSN軍の代名詞となっている。マシンガン内蔵の腕部(通常のマニピュレーター腕部も存在)と鳥足型の脚部を特徴とし、『2nd』や『4th』でのある意味見事な描写から、やられメカの称号を欲しいままにしている。決して表舞台には立たないが、裏方としての仕事ぶりは大きい。
武器内蔵腕と言えば、この機体と言った感があるため、『5th』でマニピュレーターのみの腕部で登場した際は、失望の声が大きかった。
バリエーション
- ガスト503B
- 2079年にロールアウトしたモデル。他に505A、505C等。U.S.N.がWAP導入期の白時代の中国(前大漢中)に供与したことでも知られる。
- ヴェイパー(Vapor)
- ガストの改良型。砂漠仕様に特化したサンド・ヴェイパーなる機体も確認されている。他に2A、2B等。
- ストーム
- 『5th』で登場した重装甲タイプ。
他に100・シリーズ等。
カーム・シリーズ
- カーム200
- カーム400
- テンペスト
- ヴォルテックス
エルドス・シリーズ
高い装甲を誇る機体であったが、機動性の低さから支援、後方射撃用として運用されたシリーズ。
- ペガース
エルドスの兄弟機。
ヴァリアント・シリーズ
第2次ハフマン紛争時において最も耐久力の高い機体と言われている。
- ヴァリアントF
- ヴェルサントG
その他のシリーズ
- ドレーグM2C
- シケイダ(腕部担当)
主な搭乗パイロット
|
|
ファイアバレー
会社概要
- 社名 FIREVALLEY
- 本社 USN(アメリカ)
- 創業 2020年
- 登場作品 『1ST』『2nd』『4th』『5th』『FMO』
事業紹介
主にWAP用銃火器の開発を得意とする企業。ショットガン、ライフル、ロケットランチャー、バズーカなどでヒット作を生み出し、USN国内からの評価は高い。
製品紹介
フレイマン
会社概要
- 社名 FREYMAN
- 本社 USN(カナダ)
- 創業 2065年
- 登場作品 『1ST』『4th』『5th』『FMO』(DA社傘下は4th以降?)
事業紹介
WAP用パーツ、バックパック等の開発を主に担当。DA社傘下となる前はWAP本体の開発も行っていた。第2次ハフマン紛争期にはUSN軍主力機を狙い、異なるコンセプトのWAP3機種を立て続けにリリースした。この3シリーズは「フレイマン3大プロジェクト」と呼ばれ、紛争中期に両陣営で広く運用されたが、DA社との採用競争において劣勢を挽回できず、後継機の開発には至らなかった。
製品紹介
ストーク・シリーズ
ストーク(Stork) | |
---|---|
メーカー | フレイマン(U.S.N.) |
固定武装 | なし |
携帯火器 | MULS-P規格適応品 |
主要搭乗者 | ラトーナ・ラディオーナ・ヴァシレフ |
初登場は『FRONT MISSION』。フレイマン3大プロジェクトのうち、汎用性を重視して作られたシリーズだったが、腕関節や脚部パーツの構造性の良さから機動性に優れ、また若干耐久性に難があったところから主に潜入、工作任務や前線支援用として運用される機体して改良されていった。
操縦性に癖が無く、EC地域では新兵の操縦訓練用に多数導入されており、スマートなフォルムから女性兵士にも人気が高い。他にMk.IV、Mk.V型。
バリエーション
- ヴァーサ
- ストークシリーズの試作機として製作されたがのちに製品化。従来のストークより耐久性に優れる。他にX型。
- ヴァルチャーMk.III
- 『FMO』で登場。他にMk.IV、V型。
アブニール・シリーズ
フレイマン3大プロジェクトのうち、耐久性を重視して作られたシリーズ。厚い装甲を誇り、出力も高かったため、主にミサイルを搭載した後方用として運用された。しかし、その耐久力の高さから格闘戦でも用いられている。他にII型、C型。
- ボナート
アブニールの耐久力を維持しつつ、機動性を高めたシリーズ。他にII型、C型。
オルクス・シリーズ
フレイマン3大プロジェクトのうち、機動性を重視して作られたシリーズ。他にII型。
- Sオルクス
オルクスシリーズの最終発展系となった機体。シリーズの欠点であった耐久性の低さを克服し、バランスの取れた機体となっている。
シャイアン・シリーズ
フレイマン初の自社製WAP。第1次ハフマン紛争時に開発・製造され高い汎用性が評価された。第2次ハフマン紛争においても一部後方支援向けの機体として運用されている。
- シャイアンF
- シャイアンTX
『5th』の改造バリエーション。
主な搭乗パイロット
- ストーク・シリーズ
- ラトーナ・ラディオーナ・ヴァシレフ(4th)
- アブニール
- グレゴリオ・マイアス(1ST)
- ボナート
- ポルンガ(1ST)
- Sオルクス
- ロラン・コノリー(1ST)
- マリア・パレデス(1ST)
- シャイアン
- ダモン・マンフィールド(5th)
ホープライズ
会社概要
- 社名 HOPERISE
- 本社 USN(メキシコ)
- 創業 2011年
- 登場作品 『1ST』『4th』『FMO』
事業紹介
武器内蔵腕、WAP用COMの開発の他、大型機動兵器の開発にも長けている。中でもクリントン型は後の大型機動兵器の変遷の一つである多脚型WAPの代表格である。
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クリントン(OSV-08 Clinton) | |
---|---|
メーカー | ホープライズ(USNメキシコ) |
固定武装 | 搭載MG |
『クリントン型』は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)によって発売された『フロントミッション』(Front Mission)シリーズに登場する架空の兵器大型機動兵器の一系統。ここでは、他の多脚型大型機動兵器についても解説する。
概要
USNホープライズ社製大型機動兵器。ただし、プロトタイプのみセンダー社製。全長8.7m、重量41.7t。
大型機動兵器の元祖、雛形とも言うべき四脚の大型ヴァンツァーで、後の多脚型ヴァンツァーの設計モデルとなる。EC名は「ディラック」であり、US名は20世紀末期の旧アメリカ合衆国大統領に由来する。
機体上部に三門の重機関砲を装備し、大火力を実現した反面、四脚ではなおバランスが悪く、機動力の低下を招いた。フリーダム防衛戦でキャニオンクロウと交戦した同モデルが特に有名であるが、上部武装を大口径砲に換装し下部に機関砲を装備したモデル(OSV-08b,c)も紛争中に確認されている。
量産にこそ到らなかったものの、試作機らしいオレンジの塗装は今なお人目を引き付けてやまない。
バリエーション
- プロトタイプ
- この型のみセンダー社製。クリントン型の試作機。
- イノーヴァー(INNOVA)
- バンヤン(BANYAN)
- 基本構造はクリントン型に則っているが、細部と搭載武装が異なる。
- ビューレン(BUREN)
- クリントン型の都市仕様機で高機能型。クリントン同様に名称はUS歴代大統領の名に由来する。
その他の大型機動兵器
- グラスター(Grostar)
- ホープライズ社製。大型機動兵器でありながら、二足歩行を可能とした機種。イグチ社製COM「キュオ」を標準装備する。
- アルゲム(Algem)
- グロスターの改良版。同様のコンセプトに則っているが、武装は換装されている。