「高機動幻想ガンパレード・マーチ」の版間の差分
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司令は小隊を率いる指揮官であり、必ず誰かが就任していなければならない。普段は小隊隊長室で仕事をし、戦闘時は指揮車に乗りパイロットやスカウトを支援する。作戦会議では議長を務め、独断で議決することもできる。指揮車運転手兼事務官はその名の通り司令のアシスタントを務める。指揮車銃手兼衛生官は普段は整備員詰所で掃除や洗濯などをこなす。事務官と衛生官はどちらか一方でも欠けると指揮車が出撃できなくなる。オペレーターは普段は裏庭で作業し、戦闘時は戦況報告をする。定員は2名だが、不在でも影響はない(その場合は坂上が代行する)。 |
司令は小隊を率いる指揮官であり、必ず誰かが就任していなければならない。普段は小隊隊長室で仕事をし、戦闘時は指揮車に乗りパイロットやスカウトを支援する。作戦会議では議長を務め、独断で議決することもできる。指揮車運転手兼事務官はその名の通り司令のアシスタントを務める。指揮車銃手兼衛生官は普段は整備員詰所で掃除や洗濯などをこなす。事務官と衛生官はどちらか一方でも欠けると指揮車が出撃できなくなる。オペレーターは普段は裏庭で作業し、戦闘時は戦況報告をする。定員は2名だが、不在でも影響はない(その場合は坂上が代行する)。 |
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パイロットが搭乗する人型戦車は1番機、2番機、3番機があり、このうち3番機は複座型に固定され、2人揃わないと出撃できない。新たに人型戦車を入手した場合も最大3機までしか出撃させることはできず、余った分は予備機としてストックされるが、機体を予備機へと変更したい場合は変更前の機体を破棄しなければならない。戦闘での損傷があまりにもひどい場合も自動的に破棄されて予備機が使われる。担当の機体がなくなると、新たに機体を入手するまで空き番となる。いずれも普段はハンガー2階で機体調整を行う。 |
パイロットが搭乗する人型戦車は1番機、2番機、3番機があり、このうち3番機は複座型に固定され、2人揃わないと出撃できない。新たに人型戦車を入手した場合も最大3機までしか出撃させることはできず、余った分は予備機としてストックされるが、機体を予備機へと変更したい場合は変更前の機体を破棄しなければならない。運用中の機体が士魂号の場合のみ、戦闘での損傷があまりにもひどい場合にも自動的に破棄されて予備機が使われる。担当の機体がなくなると、新たに機体を入手するまで空き番となる。いずれも普段はハンガー2階で機体調整を行う。 |
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スカウトはウォードレスと軽めの武器だけで出撃する歩兵で、普段はグラウンドでトレーニングをする。唯一技能が不要な部署だが、ウォードレスが着れない者は就くことができない。 |
スカウトはウォードレスと軽めの武器だけで出撃する歩兵であり、普段はグラウンドでトレーニングを行い、その仕事内容の評価は小隊隊員が着用している全てのウォードレスに影響する。唯一、配置替え時に技能が不要な部署だが(白兵・天才技能を所持していないNPCが配属されると、故障を引き起こす事がある)、ウォードレスが着れない者は就くことができない。 |
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==== 整備 ==== |
==== 整備 ==== |
2008年7月6日 (日) 05:12時点における版
この項目「高機動幻想ガンパレード・マーチ」は加筆依頼に出されており、内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。 加筆の要点 -
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ジャンル | シミュレーションゲーム |
---|---|
対応機種 | プレイステーション |
開発元 | アルファ・システム |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 | 2000年9月28日 |
売上本数 | 約20万本 |
その他 | メモリーカード4~12ブロック使用 |
『高機動幻想ガンパレード・マーチ』(こうきどうげんそう - )はソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたコンピュータゲームのタイトル。ジャンルは基本的にはシミュレーションに属し、企画・開発アルファ・システム。正式名称が長いため、ファンの間ではガンパレまたはGPMと略されることが多い。
2000年9月28日、プレイステーション向けにメーカー小売希望価格5,800円で発売された。2003年には『ガンパレード・マーチ 〜新たなる行軍歌〜』としてテレビアニメが放送された。また、アニメ化に伴い『月刊コミック電撃大王』において漫画版(作画:さなづらひろゆき)が連載され、全3巻のコミックが発売された。小説は2000年に広崎悠意により本編の内容に沿ったものが発売。2001年からは榊涼介によりオリジナル要素を多分に含んだ作品が発売されており、現在まで続くシリーズ作となっている。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
発売元であるSCEはこのソフトを売れる見込みが無いソフトと判断し、生産数は少量で宣伝費が0円という異例の扱いであった。しかしその革新的内容に注目したゲーム雑誌『電撃PlayStation』は多数のページを割いた大特集を何号にもわたって掲載。さらにはネット上での口コミによりゲームマニアの間で人気を呼び、後のテレビアニメ化や続編発売といった展開に繋がった。
作品の繋がり
アルファ・システム製作のシューティングゲームである『式神の城』シリーズや、プレイステーション用ゲームとして発売された『幻世虚構・精霊機導弾』などと世界設定上において繋がりを持つ。
また、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された、アルファ・システムが企画に携わっているプレイステーション2用ゲーム、『絢爛舞踏祭』はAIを中心としたシステム的な続編と言え、世界設定上でもかなりの繋がりを持つ。登場人物の一部も継続して登場している。
ストーリー面での直接の続編としては『ガンパレード・オーケストラ』シリーズがあるが、本作がAIキャラクターの挙動を重視した作りなのに対して、こちらはよりイベント性を重視した作りとなっている。
あらすじ
1945年、第二次世界大戦中に突如として黒い月が出現する。それと同時に幻獣と呼ばれるようになる謎の生命体が人類に襲い掛かった。意外な形で大戦は終結し、同時に幻獣に対して人類は共同戦線を張ることを余儀なくされた。
それからおよそ50年、中国での焦土作戦失敗とともにユーラシア大陸から追い立てられた人類の存在できる地域は南北アメリカと南アフリカの一部、そして日本のみとなっていた。
1997年9月幻獣が九州に上陸、1998年八代平原会戦においての壊滅的敗北。1999年、日本政府は熊本を要塞化、これを中心とした防衛ラインを急遽構築、本州防衛の為の正規軍を整えるための時間稼ぎとして14歳から17歳までを少年兵として強制召集し、学兵を中心とした急造の部隊を熊本要塞に配置する。
物語はこの部隊に配置された速水厚志少年の視点から描かれる事になる。
特徴
このゲームの際立った特徴はその自由度の高さである。基本的なゲームの目的はゲームスタートの3月4日から幻獣の活動が停滞する自然休戦期と呼ばれる5月11日まで生き残ることであるが、生き残りさえすれば以下のように何をやるのも自由なのである。
- 士魂号のエースパイロットとなり人類を勝利に導く
- スカウト(戦車随伴歩兵)となり生身で戦う
- 小隊司令となり、後方より部下に命令して戦う
- 整備士となり、前線で傷ついた兵器を修理することで戦いに貢献する
- クラスメイトと恋愛する、もしくはハーレム気分や修羅場を経験する(二股をかけると刺されて死ぬバッドエンドも)
- 他人を避け一人孤独に行動する
- NPCをストーキングして観察する
- NPCであるクラスメイト同士を接近させ、恋愛関係に持ち込む
- 裏工作を駆使して気に入らないクラスメイトを最前線に送り込み、抹殺する
- クラスメイトの所有する靴下をすべて集める(ソックスハンター)
主なNPCはAIによって制御されており、ゲームの進行に伴って精神状態や互いの人間関係が絶えず変化していくため、人間関係の構築もまた大きな魅力となっている。搭載されているAIシステムはカレル2と呼ばれる。この後継システムにカレル3がありこちらは同社製『新世紀エヴァンゲリオン2』に搭載された。
最初のプレイで使用可能なキャラクターは主人公である速水厚志のみであるが、速水でゲームクリアすると芝村舞、田辺真紀、来須銀河、中村光弘の4人がプレイヤーキャラクターとして使用可能になる。本来の予定では2回目以降は5121小隊員全員を使用可能となるはずであったが、開発期間があまりに長期に渡り開発費が嵩んだため、発売元判断で製作を打ち切ったためにこのような仕様となった。十分なデバッグが行われていない未完成状態ながら、当初仕様の22名の小隊員全員をプレイヤーキャラクターにできる裏技(以下「22人プレイ」と表記)も開発元であるアルファ・システムの手によって仕込まれているが、これは発売元に無断で行なわれているため、メーカーの保障外プレイとなる。また、ディスク内には本編では使用されていない、後述のドラマCDの内容に相当するCGや音声、テキストなど多数のデータが収録されており、世界観の広さを伺わせる。
完成品としてのガンパレを期待するファンも多く、2004年6月、開発会社のアルファ・システムの公式サイトにおいてバグフィックス及びリメイク版の製作を希望する嘆願の署名活動が行われたが、版権を持つソニー・コンピュータエンタテインメントは2005年3月にリメイクは行う意思が無いことをアルファ・システム公式サイトにて表明した。これに伴い、リメイク版の製作の可能性は低いと見られている。
このゲームはその自由度ゆえに難易度の差が激しい。ただ戦い続けたりクラスメイトと恋愛するだけならコツさえつかめばそれほど難しいゲームではない。しかし幻獣は何故現れたか、芝村一族とは、士魂号の腕に見えない塗料で描かれた紋章は何か、など各所に謎がちりばめられており、その謎解きは高い難易度を誇る。ゲーム内だけではその謎を解くための鍵が足りず、他のゲームソフトや公式サイトBBSでのやり取りが必要といった点には批判意見も多い。また、ゲームの世界と現実世界とをリンクさせて考える試みが公式サイトの掲示板で実施され、設定マニアを中心に好評を博した。が、あまりにも設定がマニアックになりすぎたために、その設定付けに嫌悪感を示す人も多く、賛否が分かれている。
システム
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パラメータ
- 体力
- そのキャラクターの体力。戦闘時の攻撃力に影響し、スカウトの場合はこの数値がヒットポイントとなる。日常生活では喧嘩時の勝敗判定に影響し、授業や仕事、訓練等を行なうと減少。食品を摂るか、翌日になると回復するが、最大値の10%未満になると気絶し、翌日強制的に休みを取らされる(救急箱を持っていれば出席できる。NPCにも同様の判定がある)。訓練や戦闘訓練の授業、アイテムを使用する事で最大値が上昇する。一度上がった最大値が減少する事はない。
- 気力
- そのキャラクターの気力。戦闘時に行動を行なう際に消費する。日常生活では授業や仕事、訓練、プログラムの使用等を行なうと減少する。10%を切った場合のペナルティは体力と同様。訓練やアイテムの使用等で最大値が上昇する。一度上がった最大値が減少する事はない。
- 運動力
- そのキャラクターの運動神経。戦闘時の命中回避判定に影響する。日常生活では裏マーケットでの万引き成功率に影響する。訓練や体育の授業、アイテムの使用等で数値を上げる事ができる。日にちの経過ごとに数値が減少していく。
- 知力
- そのキャラクターの頭の良さ。高いほど司令や整備士等の仕事効率、プログラム作成の成功率が上昇し、作成可能なプログラムの種類が増える。テストの成績に影響する。授業を受けたり訓練を行なう事によって数値を上昇させることができる。日にちの経過ごとに数値が減少していく。
- 魅力
- そのキャラクターの魅力。提案の成功率及び友情・愛情評価の上昇率に影響する。訓練によって数値を上昇させることができる。日にちの経過ごとに数値が減少していく。
- 士気
- そのキャラクターのやる気。NPCの思考に影響し、高いほど日常生活では仕事を真面目に行い、戦闘では積極的に前線へ出るようになる。イベント、アイテムの使用、戦闘時に敵を倒す事などによって数値が上昇する。
- 発言力
- 提案や陳情を行う際に必要な、対人関係における金銭のような要素。階級に応じて日々増加する他、仕事や勉強で良い成績を収めたり、戦闘での戦果、各種勲章、情報プログラムを使ったりすることでも大量に獲得できる。
- 発言力が高まると、陳情・提案を行いやすくなり、「良いうわさ」(発言力+30、全員の友情評価が増加)も流れて対人関係が有利になる。逆に0を下回ると、PC時には提案・陳情を行えなくなる上に、「悪いうわさ」(発言力-100、全員の友情評価が減少)を頻繁に流されるようになるため、回復は更に困難となる。
技能
技能は、各キャラクターの持つ能力で、これにより新しい行動ができるようになったり、さまざまな行動や能力に補正がかかったりする。フィールド内にある施設で訓練する事で習得する事ができる。
技能を所持しているキャラクターと一緒に訓練や一緒に仕事をすることで低確率だが技能を教えてもらえる(こちらから技能を教えることも可)。教える側が、教えられる側より技能レベルが1以上高いことが必須条件となる。またごく稀に、授業を受けることで技能を習得する場合や、NPC限定だが一日開始時にランダムで技能を習得する場合もある。
技能訓練以外の方法では、基本的に習得する(させる)技能を任意に選ぶことはできず、技能を習得したときの訓練内容・仕事内容・授業内容との関連性もない。イベントによって技能を習得・強化されるものもある。この場合の習得技能はイベントによって固定。基本的に、訓練で習得できない技能を習得する場合は、技能を所持しているキャラクターに教えてもらう方法をとることになる。
- 戦車技能
- パイロット部署の仕事効率の上昇および、パイロットに部署異動できる。ハンガー二階右側の士魂号で習得・強化可能。
- 飛行技能
- 司令部署で戦闘参加時に航空支援を呼べる。レベルが高いほど少ないターンで支援が呼べる。新市街のゲーム筐体で習得・強化可能。
- 整備技能
- 整備士部署の仕事効率の上昇および、整備士に部署異動できる。ハンガー二階左側およびハンガー一階の士魂号で習得・強化可能。
- 夜戦技能
- 攻撃命中率、回避率が上昇する。作中では夜戦ばかりではないので「野戦」の誤字の可能性もある。パイロット部署の仕事効率上昇。今町公園の雲悌で習得・強化可能。
- 白兵技能
- 太刀やパンチ・キックなどの白兵戦時の攻撃が強化される。パイロット・スカウト部署の仕事効率上昇。喧嘩時の勝敗判定に有利になる。スカウト部署の故障を防ぐ効果を持つ。グラウンドはずれのサンドバックで習得・強化が可能。
- 天才技能
- 「情報」を除くすべての技能を兼ねる(実際には戦闘時の狙撃・夜戦・白兵の補正効果、喧嘩時の白兵の補正がない)。通常の訓練では習得できない。
- 狙撃技能
- 射撃攻撃の威力、命中率が強化される。パイロット・スカウト部署の仕事効率上昇。味のれんのゲーム筐体で習得・強化可能。
- 降下技能
- 戦闘イベント「降下作戦」を発生させることができる。高レベルであっても効果は同じ。通常の訓練では習得できない。
- 密会技能
- 争奪戦を回避しやすくなる(レベル1あたり確率が33%低下)。通常の訓練では習得できない。
- 話術技能
- 提案の成功率が上昇する。小隊職員室の窓際机で習得・強化可能。
- 参謀技能
- 陳情に必要な消費発言力が減るが、日常での提案に必要な消費発言力が増える。司令・整備主任・指揮車運転手兼事務官部署の仕事効率上昇。司令・事務官への部署異動、仕事ができる。市立図書館で習得・強化可能。
- 開発技能
- 陳情できるものが増える。ハンガー1階の整備主任デスクで習得・強化が可能。
- 情報技能
- プログラムを作ることができる。高レベルの技能と高い知力があれば高度なプログラムの製作ができるようになる。整備員詰め所のパソコンで習得・強化が可能。
- 家事技能
- 食堂兼調理場で弁当の作成ができる。味のれんでのバイトに有利。通常の訓練では習得できない。
- 事務技能
- 指揮車運転手兼事務官に部署異動できる。事務官の仕事効率上昇。裏マーケットでのバイトに有利。小隊隊長室の事務官机および通信機の机で習得・強化可能。
- 医療技能
- 指揮車銃手兼衛生官に部署異動できる。衛生官の仕事効率上昇。整備員詰め所の机で習得・強化可能。
- 同調技能
- 同調魔法が使えるようになる。プレハブ校舎はずれの樹の前で習得・強化が可能。
- 誘導技能
- オペレーターに部署異動できる。オペレーターの仕事効率上昇。裏庭の指揮車横で習得・強化が可能。
- 統率技能
- 隊長、班長、参謀の技能を兼ねる(部署異動はできるが個別の該当技能が無い場合仕事はできない。参謀技能補正は発言力補正のみ)。通常の訓練では習得できない。
- 隊長技能
- 司令および整備主任に部署異動できる。司令部署の仕事効率上昇。小隊隊長室の司令デスクで習得・強化可能。
- 班長技能
- 整備主任に部署異動できる。ハンガー1階の整備主任デスクで習得・強化が可能。
- 強運技能
- 技能訓練やプログラム作成など確率が関係するものに有利な修正が入る。通常の訓練では習得できない。
- 幻視技能
- 見えないものが見える。一部のブータイベントを起こすための条件のひとつ。高レベルであっても効果は同じ。新市街の路地で習得・強化が可能。
- 軍楽技能
- 戦闘中ガンパレード・マーチ(突撃行軍歌)が歌えるようになる。レベルが高いほど発生確率が上がる。整備員詰め所のカラオケで習得・強化が可能。
部署・仕事
各キャラクターには仕事の役割が与えられている。仕事をすることで、発言力を得ることができ、整備員やオペレ-ターといった、戦闘パートに参加しない部署では、発言力を上げるほぼ唯一の方法でもある。それぞれの部署の仕事ポイントを調べることで、それぞれの仕事を行うことができる。各部署4つの部門が存在し、それぞれ仕事をすることで各種パラメーターを改善することができる。たとえばパイロットなら士魂号のパラメータを向上させたり、故障個所の修理やテストを行うことで戦闘で有利に事を運ぶことができ、衛生官なら、衛生を保つ事で小隊内の健康を支える事ができる等、さまざまな形でゲームに関わってくる。そのためNPCが仕事をするかどうかが重要になっており、プレイヤーは仲良くなって仕事を頑張ってもらったり、工具・食料などのアイテムを渡したり、一緒に訓練することで仕事の効率を上げることが必要になる。
戦闘担当の部署
司令は小隊を率いる指揮官であり、必ず誰かが就任していなければならない。普段は小隊隊長室で仕事をし、戦闘時は指揮車に乗りパイロットやスカウトを支援する。作戦会議では議長を務め、独断で議決することもできる。指揮車運転手兼事務官はその名の通り司令のアシスタントを務める。指揮車銃手兼衛生官は普段は整備員詰所で掃除や洗濯などをこなす。事務官と衛生官はどちらか一方でも欠けると指揮車が出撃できなくなる。オペレーターは普段は裏庭で作業し、戦闘時は戦況報告をする。定員は2名だが、不在でも影響はない(その場合は坂上が代行する)。
パイロットが搭乗する人型戦車は1番機、2番機、3番機があり、このうち3番機は複座型に固定され、2人揃わないと出撃できない。新たに人型戦車を入手した場合も最大3機までしか出撃させることはできず、余った分は予備機としてストックされるが、機体を予備機へと変更したい場合は変更前の機体を破棄しなければならない。運用中の機体が士魂号の場合のみ、戦闘での損傷があまりにもひどい場合にも自動的に破棄されて予備機が使われる。担当の機体がなくなると、新たに機体を入手するまで空き番となる。いずれも普段はハンガー2階で機体調整を行う。
スカウトはウォードレスと軽めの武器だけで出撃する歩兵であり、普段はグラウンドでトレーニングを行い、その仕事内容の評価は小隊隊員が着用している全てのウォードレスに影響する。唯一、配置替え時に技能が不要な部署だが(白兵・天才技能を所持していないNPCが配属されると、故障を引き起こす事がある)、ウォードレスが着れない者は就くことができない。
整備
整備は1、2、3番機整備士、及び指揮車整備士の仕事である。裏庭、ハンガー1階、2階の仕事ポイントで行うことができ、仕事することで人型戦車及び指揮車の性能を上げることができる他、故障個所を修理することもできる。プレイヤーキャラは他の部署でも整備士の仕事を手伝うことによって整備できる。整備主任は彼等を監督する立場であり、仕事場はハンガー1階のデスク。また作戦会議の副議長も務める。
会話
登場人物と仲良くすることで様々な話題を得ることが出来、下記の発言力を消費することで(消費しない話題もある)得た話題を振ることが出来る。同じ話題を同日に振ると、よほど仲の良い相手でない限り、嫌がられて好感度が下がる。また、会話には成功率が設定されており、時間帯、雰囲気、NPCからの好感度、話術(天才)技能、魅力値などによって確率が上下する。仕事中に私事などの話題を振ると否定されやすい。
会話の際には、話し方のパラメーターが表示され、「感情をこめて、大声で話す」や「少し無表情で、普通の大きさで話す」といった具合に調整することが出来、これによっても会話の成功率が上下する。
提案・陳情
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人間関係
愛情評価と友情評価の二つのパラメーターによって、人間関係が構築され、愛情評価が高いければ相手が異性の場合には恋人関係になることができる。ただし、愛情評価の高い異性が複数いた場合、後述の争奪戦を引き起こすため注意が必要である。これに対し、友情評価が高ければ親友ということになり、こちらは複数いても平気である。人間関係が対等(愛情評価、友情評価が双方で同じ程度)な場合には、NPCの持つ戦闘コマンドや提案コマンドを教えてもらうことができる。相手が異性の場合、愛情評価が上がりやすく、同性の場合、友情評価が上がりやすい。一周目では人間関係の初期設定は一律だが、2周目からはキャラクターの設定によってキャラクターごとに他キャラクターへの評価(NPC同士のみ。PC→NPC、NPC→PCは友情、愛情とも初期値は全て±0)が変わっている。そのため毎回くっつくキャラや、毎回いがみ合うキャラたちが出てくる。
視線
視線システムについて講義を受けると、日常パートにおいて、NPCの他キャラクターに対する視線が視覚的(ビーム状)に表現されるようになる(2周目以降は最初から)。 優しい眼差しは黄、熱い眼差しはピンク、冷たい眼差しは青で表され、眼差しの強さは視線の伸びる速さに比例する。 これにより、誰が誰に対してどのような感情を抱いているか、ある程度窺い知ることができる(例:人気のある人物は黄色い視線を集中的に浴びる)。
また、プレイヤーがNPCから視線を受けた状態でしばらく静止していると、視線に対する反応(挨拶、笑う、怒るなど)を取ることができ、その行動内容と相手の性格によって、相手の評価や気分が変化することがある。逆に、プレイヤー側も「見る」コマンドでNPCを観察していると相手に気付かれることがあり、その場合は相手の取った反応によって自キャラクターに何らかの影響が及ぼされることがある。なお、プレイヤーの送る視線は眼差しの種類まで選択することはできない。
場の雰囲気
その場にいる人物の気分や立場によって場の雰囲気が変化し、各人が行える提案に影響を与えるシステム。ただし、場の雰囲気が読めない人物に対しては全く影響しない。
- 普通の雰囲気
- 他の雰囲気の条件に当てはまらない場合に発生。特に行動は制限されない。
- 真面目な雰囲気
- 同一マップに教師、委員長又は副委員長がいる場合になる雰囲気。「デート(遊び)に行こうよ」「相談する」の提案が不可能になる。
- 明るい雰囲気
- 同一マップに幸福状態のキャラがいる場合になる雰囲気。「喧嘩を仕掛ける」「あの人をはげまして」「相談する」「あやまる」「指図する」「別れてくれ」の提案が不可能になる。
- ガンパレード
- 同一マップにいる全員の状態が「ガンパレード」の時になる雰囲気。「デート(遊び)に行こうよ」「注意する」「喧嘩を仕掛ける」の提案が不可能になる。
- 暗い雰囲気
- 同一マップに失意又は不安状態のキャラがいる場合になる雰囲気。仕事ができなくなり、「デート(遊び)に行こうよ」「あの人をはげまして」「相談する」「たのむ」の提案が不可能になる。
- ピリピリした雰囲気
- だらーっとした雰囲気
- 同一マップにいる全員の気力、体力が最大値の65%未満の時になる雰囲気。仕事、訓練ができなくなり、「デート(遊び)に行こうよ」「あの人をはげまして」「喧嘩を仕掛ける」「あやまる」「別れてくれ」の提案が不可能になる。
- 気まずい雰囲気
- 同一マップにやきもち、泣く、不機嫌、喧嘩又は怒り状態のキャラがいる場合になる雰囲気。仕事ができなくなり、「デート(遊び)に行こうよ」「あの人をはげまして」「相談する」「たのむ」の提案が不可能になる。
- Hな雰囲気
- 同一マップにいるキャラがプレイヤーキャラと、プレイヤーキャラと親密な関係にあるキャラ2人のみになった場合になる雰囲気。仕事、訓練ができなくなり、「喧嘩を仕掛ける」「別れてくれ」の提案が不可能になる。
- この状態で親密な関係にあるキャラに話しかけると、その内容が極めて意味深なものになる(一部特定のイベントをこなさないとその台詞を喋ってくれないキャラもいる)。なお、相手は異性に限らず、同性同士であってもこの雰囲気を発生させることが可能。
戦闘
幻獣との戦闘による呼び出しは、基本的に8:45から23:59までの間に予告なく突然発生する。人類側の優勢と戦闘の割合は反比例する。装備類は出撃直前に整えることはできず、日頃の整備と合わせて全て日常パートで済ませておくか、前線から一度補給車に戻って換装し直さなければならない。また、仕事や訓練、就寝の最中であっても出撃は可能な限り強制されるため、万全を期すのであれば、プレイヤーには常に余裕を持ったプレイが必要とされる。
プレイヤーは、ラインオフィサー(1組)のうち、プレイヤーが直接戦闘するユニットは、人型戦車類と戦闘員であるスカウト。戦車兵は主に人型戦車で戦闘する部隊の主力である。戦闘開始時に機体およびキャラのパラメータにより総合的な戦闘能力が決められるが、途中でダメージを負った場合性能が下がることがある。破壊されても脱出に成功すればスカウト扱いで戦闘を継続することが可能(破壊即戦死となるキャラもいる。司令の場合も同様)。スカウトは自らの肉体で戦う。うまく立ち回れば人型戦車顔負けの活躍をすることも出来るが、全体的に射程が短く非力であり撃破=戦死であるため注意が必要。司令は指揮車に乗り込み、後方で味方に指示を出す。攻撃能力はないに等しいので、専らジャミングや煙幕を張ったりしてサポートに徹することになる。プレイヤーキャラが戦死した場合は即ゲームオーバーになる。
残りのラインオフィサー(オペレーター・指揮車運転手兼事務官・指揮車銃手兼衛生官)、テクノオフィサー(2組:整備兵)、無職者であればオペレーターのアナウンスを通じて戦闘を見守る事になる。ラインオフィサー組は指揮車に同乗しているはずだが、なぜか撃破されても戦死しない。
どちらかの勢力がすべて撤退もしくは全滅すると戦闘は終了し、結果が表示され、結果に応じた発言力を入手できる。
戦闘システム
戦闘システムは、ターン制のシミュレーション方式であるが、1ターン内は「ステップ」と呼ばれる細かい動作単位で区切られている。
- デフォルトでは「歩く」「走る」などの行動(以下コマンド)を選んで入力するモードだが、設定変更によりコマンドを指示するコード(例えば「歩く」ならGFG、「走る」ならGFFG)を表示させて入力するモードに切り替える事ができ、コマンドを組み合わせる事で、ステップを活用し1ターン内で複数回の行動が可能になる。
- 重量が軽ければ軽いほど、1ターンに多く行動できる。それぞれ最大は10、最低は4ステップ。
- 入力した前後のコマンドの文字が共通していれば、その部分を重複させて入力・発動させられる。例えばGFGFFGとコード入力しておけば「走る」(GFG)の先頭が「歩く」(GFFG)の最後と共通なのでGFG+GFFGという扱いになり、「歩く」の行動の後「走る」に移る。
- コマンド入力はデフォルトの数種類と仲間に教わったものしかできないが、重複したコードが偶発的に別のコマンドになることがある。例えば「突く」(FS)の後「回避」(VG)を入力するとFSVGとなるが、「返し刃」(SV)のコマンドが自動的に発動する。
- コードは次のターンの分まで先行入力できるが、コマンドが発動するのはコードを完全に入力し終わった後になるため、現在のターン内で発動しなかったコマンドおよびコードは次のターンに持ち越しとなる。例えばGFGFFGとコード入力してGFGFの時点でターンが終了した場合、「歩く」のみが発動し「走る」のFGが持ち越しとなる。
- 上記のようにFSVGと入力した場合「突く」「回避」を発動させ、「返し刃」のみ発動させないと言ったようにコマンドはキャンセルできる。なお攻撃範囲内に幻獣がいない場合に攻撃コマンドが発動した場合も自動的にキャンセルされる(幻獣がいても、間違えて何もいないところを目標にしてしまうとキャンセルされるので注意が必要)。
- コードが次のターンにまたがった場合は特殊で、またがった部分のみ改めて入力しなおすことができる。この時前のターンの分が共通していた場合も前述と同じく再度重複入力できる。例えば前のターンに「射撃」(GAGW)とコード入力していてGWが持ち越されていた場合、キャンセルして前のターンのGAに「全力射撃」(GAAAAGW)のGAを重複させられる。
戦闘途中に増援が現れることがあり、優勢な側ほど出現率は高く、強力なユニットが出現する。敵および味方いずれかの戦力が8割を切ると、切った方が撤退を始める(撤退途中でも攻撃はお互い可能。また味方が撤退してもプレイヤーは戦闘を継続できる)。ガンパレード・マーチ(突撃行軍歌)を歌った場合は、どちらかが全滅するまで戦い続けることになる。
争奪戦
日常パートにおいて、プレイヤーからの恋愛評価が高い異性NPCが2名存在するマップ上にプレイヤーが移動すると発生。 異性NPC2名が口論を繰り広げた後、プレイヤーに向かって「どっち。」とおもむろに迫ってくる。 プレイヤーにはここでいくつかの選択肢が提示されるが、その中に二人のうちどちらかを選ぶというものは無く、またどれを選んでも事態を解決することはできない。 結果として、全員の士気が-10、プレイヤーキャラの発言力が-500、異性2名は「焼きもち」状態になると共にプレイヤー及び恋敵への評価が激減してしまう。 なお、焼きもち状態の人物がいる場所は「気まずい雰囲気」となり、状況が改善されるまでは仕事や訓練が行えなくなる他、キャラクターによってはゲームオーバーに繋がる最悪の事態を引き起こす要因ともなる。
争奪戦は、条件が揃う限り基本的に回避できないが、プレイヤーが「密会」技能を持っていれば1レベルにつき発生確率を33%下げることができる(「天才」技能でも代用可能)。 また、プレイヤーの側からNPCに対して争奪戦を起こすことはできない。
エンディング
ゲーム終了となる5月10日までPCが生き残ることができればゲームクリアとなり(Sランククリアは5月10日より前に達成可能)、エンディングに移行する。エンディングにはクリア時点のPC及びNPCの状態、そして熊本県内の戦況などに応じてS、A、B、C、D、Eの6種類のランクが存在し、そのクリアデータをロードして再びゲームを始めた際、ランクに応じてPCの能力値、所持アイテム、発言力が変化する。
- Sランククリア
- クリアボーナス…全能力値+400、発言力+1000、金の延べ棒所持
- Aランククリア
- 5月10日時点で小隊内に死者がおらず、戦況が人類優勢
- クリアボーナス…全能力値+200、発言力+1000、ブレインハレルヤ所持
- Bランククリア
- 5月10日時点で小隊内に死者が存在し、戦況が人類優勢
- クリアボーナス…全能力値+200、発言力+1000
- Cランククリア
- 5月10日時点の戦況が人類優勢で、エンディング内でPCが死亡
- クリアボーナス…発言力+1000
- Dランククリア
- 5月10日時点で戦況が人類劣勢で、エンディング内でPCが生存
- クリアボーナス…発言力+500
- Eランククリア
- 5月10日時点で戦況が人類劣勢で、エンディング内でPCが死亡
- クリアボーナス…なし
用語
- 味のれん
- 尚敬高校前にある居酒屋で、学兵たちのために定食やアップルパイも扱っている。営業時間は10時~22時。戦時下にしては良心的な値段で食事を提供している。食事を必要としない時は店主のオヤジギャグで時間を潰す事も可能。アーケード筐体に入った『精霊機動弾』が設置されており、狙撃技能を鍛えることもできる。実際に熊本に存在する居酒屋「味のれん」をモデルにしている。
- 今町公園
- 実際の公園「今町児童公園」がモデル(地図上では「西原児童公園」の位置)。ゲーム中では雲梯を使って夜戦技能の訓練ができ、ゴミ箱には序盤の貴重な資金源となる「金の延べ棒」が入っているが、現実世界の今町公園に雲悌は設置されておらず、ゴミ箱も撤去されている。
- 学兵
- 学兵動員法案の可決により、自衛軍再編までの時間稼ぎとして各地の防衛のために召集された少年兵たちの総称。基本的に徴兵拒否はできない。部隊は学校・クラス単位で編成され、昼間は授業(学問よりも戦技が中心)、放課後は軍務、幻獣出現時は出撃を行う。軍人であるため、毎週月曜日には給与が支給され、学生でもあるため、日曜日は一応休日ということになっている。彼らを教える教師たちも全て軍属である。また、部隊指揮や教導などのために、成人であっても学兵を務めている者も多い。
- ガンパレード・マーチ
- 作中では突撃行軍歌と書かれる。作中の歌詞を元にして『突撃軍歌ガンパレード・マーチ』(2002年、きただにひろし)が歌われている。ゲーム内においては軍歌技能を持っていれば戦場で(ランダムに)歌うことが可能。歌い終わると人類軍、幻獣軍双方とも撤退不能になり、どちらかが全滅するまで戦うことになる。
- 黒い月
- 1945年、月を隠すように突如として現れた黒い天体。全ての光や電磁波などを吸収してしまう為、実情は良くわかっていない。
- 熊本城攻防戦
- 特定の人物とのイベントを進めると発生する、熊本城を舞台とする本作中1、2を争う高難易度の戦闘イベント。回復無しで3連戦行なわれ、3戦目は主人公機1体のみで多数の幻獣と戦わされる上、その機体は長期戦の影響で能力値がダウンしている。選択によって3戦目はキャンセルできるが、その場合イベント発生に係わる人物が戦死する。クリアすれば熊本市内から幻獣が一掃される。なお、戦闘デモの背景では舞台が桜の名所であるがゆえ、満開の桜が咲き誇っている。
- 決戦存在
- 世界を救う者、人類の救世主的存在。幻獣側にも決戦存在は存在している。
- 幻獣
- 1945年、黒い月出現の後に突如としてヨーロッパに現れた人類の天敵。組織的に行動し、膨大な戦力で人類を圧倒する。戦線に突如として現れ、死後は死体も残らずに消滅する。何故人類を襲うのかは出現から50年経って今なお不明だが、総じて口が無いことから、捕食のためでないことだけは明らかである。また、彼らに制圧された地域は急速に自然が回復しているという説があり、幻獣共生派の活動の根拠となっている。正体不明といわれているが芝村一族は何かを知っているようだ。夏季には出現しなくなり、その期間は「自然休戦期」と呼ばれる。
- 幻獣共生派
- 幻獣との共生を主張する人々。その中の過激派による無差別テロが多発している。その主張が危険視され弾圧されており、共生派の認定を受けると裁判無しで銃殺刑となる。某環境保護団体をモデルにしているのではないかといわれる。また、過激派ばかりではなく人類と相互不可侵の共存を目指す和平派も存在する。
- 絢爛舞踏章
- 幻獣を300体撃墜した者に与えられる勲章。ゲーム開始までに受章した者はわずか4名しか存在しない。「舞うように死を与える存在。強くなりすぎた故に、人でなくなった世界で最も新しい伝説。新しい神。英雄の妖精。あしきゆめと戦う者。人類の守護者」と劇中では語られる。ゲーム中ではこれを受けることがエンディングに深く関わるイベントのフラグとなっている。
- 5121小隊
- 正式名称は第5連隊第1大隊2中隊旗下第1小隊。対中型幻獣駆逐戦車隊であり、人型戦車である士魂号が3機配備されている。このゲームの舞台であり初代小隊長は善行忠孝。
- 芝村一族
- ここ数十年で勃興した新興軍閥。政財界にも大きな影響力を持ち、汚い手口も駆使し急速に勢力を伸ばした。あきらかにオーバーテクノロジーな技術などを有し、その実体には謎も多い。自らを「青」と称する。
- 尚敬高校
- 5121小隊が教室や整備テントなどのために間借りしている、熊本市内にある女子高校。この「尚敬高校」は熊本に実在する高校、「尚絅高校」がモデルになっており、ゲーム中のマップの位置も実際の尚絅高校の位置を指している。
- 世代
- 「GPM」の世界では生物工学が異常に発展しており、人類は自らの肉体を強化している。この強化バージョンを○○世代と呼ぶ。1999年の時点で最も多いのは第4世代。大幅に戦闘・同調能力を強化された第5世代は幻獣と同化してしまい、人類の敵となっている。主人公達は第5世代の反省を踏まえ対幻獣用に改良された第6世代である。
- セプテントリオン
- 物語中にその名が登場する組織。数多の世界を股に掛ける死の商人の集団であり、『幻世虚構・精霊機導弾』や『式神の城』の世界においても登場する。
- 戦争税
- 商店や購買の販売物については、本体価格の15%が戦争税として漏れなく課税される。導入に至った経緯や、いつから導入されているかなどは不明。なお、消費税は存在しない。
- ソックスハンター
- 靴下を狩る謎の狩人たち。この世界には使用済み靴下の臭いに悦びを覚える一種の変態性欲者が存在し、裏のマーケットで高値で取引を行ったり、あるいは個人的に楽しむ目的で靴下を収集するため日夜暗躍する。風紀委員と対立しており闇に潜りつつ抗争を続ける。
- 多目的結晶体
- 九州に配属されている第6世代の左手首に埋め込まれている情報端末。士魂号やウォードレスとの情報のやり取りや通信、各種プログラムの読み込みをこれで行う。九州以外の第6代は「多目的リング」という腕輪状の装置を用いている。
- 並行世界
- 俗に言うパラレルワールドのこと。アルファ・システム社の他作品(芝村裕吏作品に限る。なお、芝村は現在アルファ・システムを退社している)とリンクさせるための設定。ゲーム中には、他の世界から流入してきた人物や技術なども登場する。
登場キャラクター
- 以下の紹介はゲーム設定に準拠。通常ではあり得ない髪の色、瞳の色をしているキャラクターが出てくるが、これはイラスト上の表現によるものではなく本当にその色をしている。
5121小隊所属
- 速水厚志(はやみ あつし)
- (声:石田彰)
- 1984年10月4日生まれ
- 身長162cm ・体重46kg・血液型A+
- このゲームのヒロイン(誤植ではなく、公式設定)。所属部署は3番機パイロット(操縦手)(ゲーム進行中に所属部署は変わる可能性あり。以下新井木勇美まで同じ)。このゲームの1周目のプレイヤーキャラクター。家事が得意なぽややんとした少年で、毎朝サンドイッチを作って昼食にしている。ただし2周目以降NPCとなってプレイヤーの手を離れた場合、ぽややんとした態度が一変し突然それまでとは違った能力を発揮するなど、別の姿を垣間見せる事がある(余りにも能力が変わるため"覚醒する"という表現をされる事もある)。強運技能3を所持しているため初心者向けとしてプレイしやすいが、1周目と2周目以降では所持技能や提案が異なる。Template:SpoilerHその正体は幻獣共生派だった両親から引き離され、ラボに入れられて調整を受けた第6世代クローン「ブルーヘクサ」の少年。女性のみに発現する特殊能力を男性でも発生させるための調整で多量の女性ホルモンを投与されており、そのため身長・体重などが女性的になっている。後に廃棄実験体となり処分される直前にラボの研究員と他の実験体を皆殺しにして逃亡、死んだ学兵の戸籍(本来の速水厚志)を乗っ取って速水厚志を名乗る。ぽややんとした性格は正体を隠すための演技。髪の色は本来青だが黒に染めている。5121小隊に配備されたのは本来の速水厚志が配属される予定であったため。そこで芝村舞と遭遇、彼女のために生きることになる。セプテントリオンの次期主力商品「竜」の試作品候補の一人として設定されており、舞を失った後、七つの世界を恐怖のどん底に突き落とす魔王になるはずであったが、様々な介入により阻止され、セプテントリオンの期待を裏切る形「ぽややんとしたヒーロー」に成長した。芝村舞とつがいになるよう設計されており、第6世代クローンとしては唯一生殖能力を有する。Template:SpoilerF
- 芝村舞(しばむら まい)
- (声:岡村明美)
- 1984年4月30日生まれ
- 身長158cm・体重43kg・血液型O
- 所属部署は3番機パイロット(砲手)。2周目以降のプレイヤーキャラクターの一人。このゲームのヒーロー(誤植ではない)。この世界で大きな影響力を誇る芝村一族の出身で電子の巫女の異名を持つ努力型の天才。父親(養父)譲りの尊大な物言いでごく一部を除き周囲からは嫌われている、というより関わりたくないと思われているが、父親譲りの価値観で本人は気にしてない様子。偏った教育を受けているため、政治や経済、軍事などには詳しく、プログラミングの高い能力を持つが世の中に疎いところがある。父親によくわからない妙なトラウマをいくつも植え付けられているため何でもない事でも出来ないことがある。そうでもなくとも基本的には部屋の時計の電池すら交換できぬお姫様ぶりで、家事などは苦手(ただし天才技能を持つのでゲーム中は問題なく料理が作れる)。表にはあまり出さないが傲岸不遜な性格に似合わず猫やぬいぐるみなど可愛い物が好き。初期状態で天才技能と情報技能が最高のレベル3であるため、それ以外の技能を修得する必要性がほとんど存在しない。その上1日の開始時にランダムで金の延べ棒やプログラムが手に入る恩恵がある。対人関係を向上させる提案に欠ける以外はほぼ完璧。Template:SpoilerHこの世界に存在する最後のクローンではないオリジナルヒューマン、第1世代である。セプテントリオンが速水厚志を覚醒させるために用意した「竜の餌」であるが、彼女の養父の裏切り、介入によって生存する事となる。Template:SpoilerF
- 滝川陽平(たきがわ ようへい)
- (声:山口勝平)
- 1984年6月1日生まれ
- 身長164cm・体重57kg・血液型A+
- 所属部署は2番機パイロット(2周目以降は無職からスタート)。アニメでロボットパイロットに憧れ戦車学校に入り、額にはバンダナとゴーグルをつけている。少々お調子者だが人懐っこい性格で、1周目では速水の初めての友達で日常モードでの各種システムの解説役でもある。2周目以降無職スタートなのは、幼い頃の出来事が原因の閉所恐怖症のため、士魂号のハッチを閉められないからである。寮生活で、弁当の代わりに毎朝500円を貰っているが、NPCにした場合自分から弁当を買おうとはしない。なお、その趣味や子供っぽい言動から幼く見られがちだが、肉体派の登場人物を除けば比較的体力等はある。ただし部署に就くために必要な技能を一切所持していないため、速やかに何らかの技能を所持させる必要がある。場の空気を読めない性格であるため、周囲の雰囲気に関係なく行動できる。Template:SpoilerH過去に父と死別(本人は覚えていない)し、酒びたりになった母から虐待をうけていた。バンダナとゴーグルはその傷を隠すための物。閉所恐怖症の原因も母に押入れに閉じ込められ、そのまま忘れられかけた経験のため。自家用士魂号購入資金を得るためソックスハンター「ソックスロボ」として暗躍している。絢爛舞踏祭に子孫が登場する。Template:SpoilerF
- 壬生屋未央(みぶや みお)
- (声:佐久間純子)
- 1983年2月10日生まれ
- 身長162cm・体重42kg・血液型A+
- 所属部署は1番機パイロット。実家が古武術の道場で本人も達人。いついかなる時も白い胴衣に赤い袴姿(巫女装束ではない)。一本芯の通った大和撫子。潔癖症であり、男性と接触するのは少々苦手。戦闘には近接戦闘武器である超硬度大太刀しか持って行かないためにすぐ特攻し、放っておくとすぐに戦死してしまう。かつては精霊の力を操った壬生の末裔(すでに力は失われている)である。戦闘に関わる初期能力値が初期士魂号パイロット中最高であり、戦力的にはまずまず。Template:SpoilerH先代の「シオネ・アラダ」と呼ばれた存在の転生体(記憶継承体)。現在はその記憶が封印されており、瀬戸口との縁も覚えていない。Template:SpoilerF
- 善行忠孝(ぜんぎょう ただたか)
- (声:樫井笙人)
- 1974年8月8日生まれ
- 身長176cm・体重70kg・血液型A+
- 所属部署は司令(委員長)。5121小隊で唯一士官学校を出ており、ゲーム開始時の階級は千翼長(中尉に相当)。常に沈着冷静。年齢設定からも判るとおり、高校生には見えない。生徒では最年長だが、敬語でしゃべる。5121小隊では唯一多目的リングを使う。ゲーム本編以前の彼の活躍はアルファ・システム公式ホームページ内に掲載されている「ガンパレードマーチ外伝」に詳しい。成人男性にもかかわらず半ズボンを履いていることに違和感を覚えるプレイヤーが多いが、本来はこれが5121小隊の正式な夏用制服であり、他の男性キャラは半ズボンが恥ずかしいためズボンは冬服の物を着ている。戦力的にはまずまず。彼をPCにした場合、特定の条件を満たすと専用のエンディングを見ることができる(その場合Aランククリアとなる)。
- 若宮康光(わかみや やすみつ)
- (声:森川智之)
- 1993年4月1日付生産配備
- 185cm・82kg・血液型A+
- 所属部署はスカウト(戦車随伴歩兵)。鍛え上げられた体をもつ、軍人らしい軍人。隊内では小隊付き下士官の役割を果たす。腐った物も平気で食べることが出来る鉄の胃袋を持っている。プライベートでは階級を気にしない事がモットーらしい。弁当はいつも3人前を持参。スカウトゆえ戦闘に関する初期能力値が群を抜いて高く、使い勝手が良い。Template:SpoilerH年齢固定型のクローン人間であり、肉体は17歳から成長しない。Template:SpoilerF
- 東原ののみ(ひがしはら ののみ)
- (声:こおろぎさとみ)
- 1990年5月10日生まれ
- 身長138cm・体重29kg・血液型A+
- 所属部署はオペレーター。5121小隊では最年少の8歳。言動にはまだ幼さが残るが、時々真理をついた哲学的発言をする。幼いので育てるのが大変。魅力の初期値が全登場人物中最高であり、さらに魅力に+の補正がかかる「ののみのリボン」を所持しているため、彼女をNPCにし、男性キャラクターをPCにすると、PCの彼女に対する愛情評価が自動的に上昇してしまうため、何らかの手段を取って愛情評価を下げないと争奪戦が発生しやすくなる。ウォードレスの着用が不可能であるためスカウトになれず、パイロットになっても士魂号撃墜と同時に死亡扱いになる。Template:SpoilerH本名は東原希望(のぞみ)。舞らと同じく「A」と呼ばれる人物の養女の1人。ゲーム中では「のぞみ」と発音できなかったため「ののみ」と名乗っている。本来成長しない年齢固定型クローンとして設計されるはずであったが、Aの手によってその処置は施されておらず、成長できる。ただし本人はその事実を知らない。クローンのオリジナルは先代の「シオネ・アラダ」と呼ばれた人物であり、瀬戸口のために用意された「竜の餌」である。Template:SpoilerF
- 瀬戸口隆之(せとぐち たかゆき)
- (声:梅津秀行)
- 1982年4月8日生まれ
- 身長179cm・体重66kg・血液型A+
- 所属部署はオペレーター。自他共に認める女好き。彼にとって、女性であれば子どもからお年寄りまでどんな年齢でも良いようだ。但し速水にだけは男性なのに後ろから抱きつくことを挨拶代わりに好んでやる(速水は迷惑そうにしているが)。授業や仕事そっちのけで女性に声をかける、一見性格が軽い優男に見えるが、時折意味深な台詞を言う。戦力的にはまずまず。NPCでパイロットまたはスカウトにした場合、両手が超硬度大太刀もしくは素手のため、優男の外見に似合わず戦闘時には壬生屋同様特攻しやすい。Template:SpoilerHその正体は精神寄生体「鬼」が第5世代クローン「瀬戸口隆之」の体に憑依した存在で、本来の名は「デク」または「祇園童子」。先代の「シオネ・アラダ」と呼ばれた存在によって救われ、彼女の恋人となるが、人類の裏切りにより彼女を殺された事により現在は人間に対して絶望し、やる気のない軽薄な優男を装っている。彼女に再び出逢うため、幾つもの体に取り付いては生きながらえている。壬生屋未央については想い出を美化しすぎているためその正体に気付けていない。前に寄生していた体ではパイロットとして絢爛舞踏章を受章している。その存在をセプテントリオンに見出され、速水同様「竜候補」とされている。彼の竜の餌である東原ののみの命を盾に絢爛舞踏用士魂号「士魂号重装甲西洋型」に乗り、夜間に秘密裏に出撃し幻獣を狩り(ゲーム中女子高生や人妻などに呼び出されるのはその偽装のため)、その姿は女子高生徒から「死を呼ぶ舞踏」として噂されている。Template:SpoilerF
- 加藤祭(かとう まつり)
- (声:橘ひかり)
- 1984年9月3日生まれ
- 身長・165cm・体重44kg・血液型A+
- 所属部署は事務官兼指揮車運転手。偽関西弁を操る熊本県民。いつもとても明るく元気に振舞う。とある理由でお金に執着しているようだが…。小隊内の人間関係にも詳しく、各人が互いをどう思っているか、有料で教えてくれることもある。前述の「22人プレイ」でPCに選ぶと特別なイベントを発生させることができるが、そのイベント終了後、極めて重篤なバグによりゲーム進行に多大な不具合が生じる。能力は普通。Template:SpoilerH狩谷夏樹とは中学校時代からの同級生であり、その時から想いを寄せていた。自分が原因で彼が半身不随になった事を気に病んでおり、彼の治療費用を捻出するため金を稼いでいる。元々の暗い性格を変えるため、髪をピンクに染め、偽関西弁をしゃべる。Template:SpoilerF
- 原素子(はら もとこ)
- (声:篠原恵美)
- 1981年12月13日生まれ
- 身長167cm・体重43kg・血液型A+
- 所属部署は整備主任(副委員長)で、過去に士魂号の開発に関わっていた。また、かつて善行とただならぬ関係であったことを匂わせる。凛としたところをもった女性だが、嫉妬深い面を持っていたり、人を小ばかにした態度をとったりもする。あまり女性を弄ぶと彼女に刺される。設定上は「小隊でも珍しい常識人」とされている。使い勝手は比較的良い。
- 森精華(もり せいか)
- (声:西村ちなみ)
- 1983年1月20日
- 身長162cm・体重46kg・血液型A+
- 所属部署は3番機整備士。いつも紺色のバンダナを頭全体を覆うように巻いている。下半身はジーンズ。他人と話をするのが苦手のようで、きつい人間だとまわりに思われている。興奮した時など時折謎の方言をしゃべる。茜大介とは義理の姉弟関係にあり、彼に複雑な感情(ゲーム中では友情評価が極端に低く、愛情評価が極端に高くなっている)を抱いている。整備学校時代は原の後輩だった。士魂号の開発経緯について疑問をもっている。身長、体重が速水厚志と全く同じ。戦闘に関する能力は低め。Template:SpoilerHセプテントリオンが茜大介のために用意した「竜の餌」であり、彼女の死亡が彼を覚醒させる予定であった。Template:SpoilerF
- 遠坂圭吾(とおさか けいご)
- (声:高瀬右光)
- 1984年9月19日生まれ
- 身長184cm・体重77kg・血液型A+
- 所属部署は1番機整備士。物腰がとても優雅で上流階級の出身であるが、その立場が嫌なため最前線に行くことを望み、5121小隊に参加する。本人はそのことを秘密にしておきたいようだが、その割には高額で取引される金の延べ棒を大量に持ち歩いている。天気のいい日に布団を干すのが趣味で、紙飛行機やてるてる坊主など庶民的なものに興味を示す。1日の開始時に金の延べ棒が手に入る事があり、資金面では舞と並んでトップだが、それ以外ではぱっとしない。Template:SpoilerH病弱な妹がおり、幻獣の手によって世界が自然に還れば妹の病気が治るとの幻想によって幻獣共生派に所属している。ただしその事は芝村勝吏に掴まれており、共生派として処刑されない代わりに手駒として利用されている。また、ソックスハンター「ソックスタイガー」である。Template:SpoilerF
- 田辺真紀(たなべ まき)
- (声:増田ゆき)
- 1984年1月1日生まれ
- 身長162cm・体重44kg・血液型A+
- 所属部署は2番機整備士。2周目以降のプレイヤーキャラクターの一人。青い髪(イラスト上の表現によるものではなく、本当に青い色をしている)を持つ。とても気弱で、その上とてつもなく運が悪い。しかし、気持ちは優しく、自分が不運なことを怒ったり悲しんだりする様子はない。眼鏡を掛けているが、いつもすぐに壊してしまうため、替えを大量に持ち歩いている。かつていじめられ、校舎の屋上に雨ざらしの状態で置き去りにされていたところを遠坂に助けられ、彼に惚れる。体力・気力が低く、個別イベントで所持金が度々0になるため、育てるのに苦労するが、強運技能3を所持しているため様々な恩恵を受ける。Template:SpoilerHラボで調整された第六世代「ブルーヘクサ」。髪の色が青なのはそのため。人工的に幸運が齎されるような能力を付与する実験を受けたが、逆に不運が齎されるようになったため失敗作として処理されている。しかし実際は実験は別の意味で成功しており、自分が不運になる分周囲に幸運を齎すことができる。Template:SpoilerF
- 石津萌(いしづ もえ)
- (声:大谷育江)
- 1984年2月14日生まれ
- 身長160cm・体重43kg・血液型A+
- 所属部署は衛生官兼指揮車銃手。かなり暗い雰囲気の持ち主で、前の学校ではいじめも受けていたらしい。そのトラウマのため、人前でまともに喋ることが出来ない。呪術などのオカルトに詳しい。肌に火傷の跡があるので、常に肌を隠しており、プールでのデートの際に表示される水着姿の一枚絵が唯一存在しない(プールでのデートに誘うこと自体はできる)。暗い性格だが、本当はとても心優しい少女。猫のブータとも仲が良い。能力は低め。
- 来須銀河(くるす ぎんが)
- (声:矢尾一樹)
- 1984年3月21日生まれ
- 身長187cm・体重99kg・血液型A+
- 所属部署はスカウト(戦車随伴歩兵)。いつも白のハンチング風の帽子を両目を隠すように被っている。2周目以降のプレイヤーキャラクターの一人。無口でミステリアスな雰囲気を持つ。だが決してクールという訳ではなく、ののみや萌を暖かな眼差しで見つめたりもする。奇抜な服装をしているが、これは義姉のヨーコが見立てたものらしい。若宮同様体力・気力は高いが、提案が少なく、対人関係に苦労する。『絢爛舞踏祭』のクリサリスと同一人物。
- ヨーコ小杉(よーこ こすぎ)
- (声:佐久間レイ)
- 身長182cm・体重67kg・血液型A+
- 所属部署は3番機整備士。帰化人のようで、日本語は片言。とても包容力のある女性で、小隊内ではお母さんのような存在。来須とは義理の姉弟の関係にある。とある理由で「ブレイン・ハレルヤ(多目的結晶にインストールして使用する、一種の麻薬)」を所持している。モデルとなった人物が来須のファンであるため極端に彼との愛情評価が高く設定されており、2周目以降、特に何もしなければゲーム開始から数日以内に来須と恋人関係になることが多い。能力は比較的高めだが、放置すると運動力が1ポイントになるというバグが存在する。
- 茜大介(あかね だいすけ)
- (声:阪口大助)
- 1986年8月13日生まれ
- 身長159cm・体重42kg・血液型A+
- 所属部署は2番機整備士(2周目以降は無職からスタート)。見た目は美少年だが、性格は歪みきっている。あることが原因で芝村を恨んでおり、その為飛び級で所属していた大学から復讐の為この小隊に移る。森精華とは義理の姉弟関係にあり、彼女に複雑な感情(ゲーム中では友情評価が極端に低く、愛情評価が極端に高くなっている)を抱いている。実母は士魂号の開発主任で、原の師匠でもある。母親を強く慕っており、自他共に認めるマザコン。自らの脚線美に異常な自信を持っており、短パンを穿いてその足を見せびらかしている。天才技能を持っているので育てやすい。Template:SpoilerH『幻世虚構・精霊機導弾』の登場人物「ベルカイン」とは同一存在(現在はある理由により、その可能性を失っている)であり、速水や瀬戸口同様セプテントリオンの「竜候補」の一人。後に対幻獣の一大反攻作戦「茜作戦」を企画・立案することになる。Template:SpoilerF
- 中村光弘(なかむら みつひろ)
- (声:桜井敏治)
- 1984年11月24日生まれ
- 身長167cm・体重96kg・血液型A+
- 所属部署は指揮車整備士。2周目以降のプレイヤーキャラクターの一人。熊本弁の達人で生粋の熊本人。整備の技術が高く、知識も豊富で古今東西の戦闘について諳んじ、熊本の歴史にも明るい。料理が大好きで、特にお菓子作りは彼の得意技。育てづらく、歩く速度も遅い。ウォードレスの着用が不可能であるためスカウトになれず、パイロットになっても士魂号撃墜と同時に死亡扱いになる。Template:SpoilerH凄腕のソックスハンター「ソックスバトラー」であり、靴下の匂いを力に変える事が出来る本物の変態。Template:SpoilerF
- 岩田裕(いわた ひろむ)
- (声:結城比呂)
- 1984年84月84日(誤植ではない)生まれ
- 身長178cm・体重64kg・血液型A+
- 所属部署は1番機整備士。整備士としては非常に優秀なのだが、改造白衣と奇抜なメイク、奇妙な動きで異彩を放つ、笑いのためなら命をも投げ出せる男。彼の言動は時に理解に苦しむ。その上ギャグとして成立していないギャグを発し、仲間達からボコられる(=殴られる)事も多いが本人はむしろそれを喜んでいる。しかし時折、まるで人格が変わったかの如く冷静かつ謎に満ちた言動を発する事もある。芝村一族と何らかの関わりを持っているようだが…。レアな技能や提案を初期状態で所持しており、能力的にはまずまず。場の空気を読めない性格であるため、周囲の雰囲気に関係なく行動できる。Template:SpoilerH実家の岩田家はセプテントリオンと繋がりがあるが、彼は舞らの父「A」に加担し、セプテントリオンを裏切っている。ゲーム2周目以降では「アリアンなる人物から介入されている」という設定の元に様々な情報を語る。ソックスハンター「ソックスバット」でもある。Template:SpoilerF
- 狩谷夏樹(かりや なつき)
- (声:保志総一朗)
- 1984年6月20日生まれ
- 身長174cm・体重57kg・血液型A+
- 所属部署は3番機整備士。元々はバスケット選手だったが事故で両足の自由を失い、現在は車椅子での生活を余儀なくされる。そのため階段の上り下りは誰かの助け(又はアイテム「スポーツ用車椅子」の使用)が必要。少し陰のある雰囲気を持ち、一見明るい振る舞いの端々に自虐的な言動が見え隠れしている。後に、ストーリーにおいて重要なキーパーソンとなる。階段の上り下りに介助が必要、特定の技能、能力値の訓練が自力で行えないなど行動に制約があること、提案に乏しいことから育てにくい。ウォードレスの着用が不可能であるためスカウトになれず、パイロットになっても士魂号撃墜と同時に死亡扱いになる。Template:SpoilerH幻獣共生派の一員で、背骨には「聖銃」の破片が仕込まれている。その影響でクローン技術が発達しているこの世界においても彼の足を治療する事は不可能である。この破片は彼の絶望と共に体を乗っ取り、最強の幻獣である「竜」へと変貌する。本作のラスボス「???」の正体。前述の「22人プレイ」で狩谷をPCに選んでも「???」戦は可能で、Sランククリアも出来る。Template:SpoilerF
- 田代香織(たしろ かおり)
- (声:高乃麗)
- 1983年12月18日生まれ
- 身長168cm・体重48kg・血液型A+
- 所属部署は1番機整備士。不良少女を気取ってはいるが情に厚く、何よりも友を大事にする。かわいいものが好きという一面を持つ。拳の破壊力は天下一品で、戦闘におけるパンチの威力が通常はキックの半分なのに対し、彼女はキックの2倍の威力になる修正がかかる。戦闘に関する能力値が整備士としては破格の数値を誇り、比較的育てやすい。NPCの時に部署をパイロットやスカウトにした場合、強力なパンチを使用できるようにするため両手に何も装備しないため、壬生屋以上の特攻を行なうようになる。Template:SpoilerH舞らと同じく「A」と呼ばれる人物の養女。セプテントリオンの計画ではある人物の竜の餌となる予定であったが、その人物が事故死したために放置されている。『絢爛舞踏祭』では「カオリ・サザーランド」の名で登場する。Template:SpoilerF
- 新井木勇美(あらいぎ ゆうみ)
- (声:矢島晶子)
- 1985年8月4日生まれ
- 身長150cm・体重36kg・血液型A+
- 所属部署は2番機整備士。とにかく元気な少女で、自分のことを「僕(ボク)」と呼び、いつも走っている。基本的に自分達が楽しければよいという、小隊内で唯一の“普通の人”。なお、名前の読みは本来「にいぎいさみ」となるはずであったが、スタッフのミスによりゲーム中ではこの読みになっている。常に走っているため移動速度は速いが、能力は低め。場の空気を読めない性格であるため、周囲の雰囲気に関係なく行動できる。Template:SpoilerH速水厚志とは幼馴染であるが、当人同士はその事実に気付いていない。一人称がボクなのは速水が「将来お嫁さんになりたい」と発言し、なら自分はお婿さんになろうとしたため。実は「人類の決戦存在」であり、彼女の何気ない一言によって最悪の可能性が悉く潰される。後にスカウトに転属、6人目の絢爛舞踏となり、来須銀河を追って数多の世界を渡り歩く事になる。「式神の城II」の登場人物「ニーギ・ゴージャスブルー」とは同一人物である。Template:SpoilerF
教師・ネコ
特殊な立場のため、NPCとしてのみ登場する。
- 本田節子(ほんだ せつこ)
- (声:田中敦子)
- 5121小隊の生徒が通う第62高等戦車学校の教師であり軍人。1組(実戦班)担任と戦闘実技を担当する。ヘヴィメタルをこよなく愛する。生徒には厳しく接するが、本当は常に生徒への思いやりを忘れない優しい先生。常にアサルトライフルを持ち歩き、たまに撃つ。Template:SpoilerH壬生屋の母方の叔母。Template:SpoilerF
- 坂上久臣(さかうえ ひさおみ)
- (声:大塚芳忠)
- 同じく第62高等戦車学校の教師であり軍人。2組(整備班)担任と戦闘理論を担当する。本田節子とは正反対に、物静かで優しいが、内に秘めた心は熱い男。
- 芳野春香(よしの はるか)
- (声:池本小百合)
- 第62高等戦車学校の教師で担任補助。第62高等戦車学校の中では唯一の民間人で、専門は国語だが、実際は他の教科も本田、坂上と分け合って教えている。少し天然ボケのような印象を受けるが、生徒から見ると優しいお姉さんと言ったところ。とある理由で精神的に弱く、たびたびアルコールに逃避するのだが…。
- ブータ
- (声:大木民夫)
- 5121小隊で飼っている猫。オス。体長1メートル程度と、とても体が大きい。いつもちゃんちゃんこ風の赤い服を着ている。不思議な雰囲気を持つ猫で、時々人間の言葉が分かるかのような素振りを見せる。NPCとしての扱いは他の人間キャラクターと変わらず、女性キャラと恋人関係になる事も可能。彼と恋人になった場合、毎日弁当の代わりにマタタビが手に入る。Template:SpoilerH本名ブータニアス・ヌマ・ブフリコラ。数千年を生きる猫神である。ゲーム中ではその正体を隠すためある者の手で服にマイクが仕込まれ、別の人物が喋っているかのように装っている。Template:SpoilerF
学生軍幹部
イベントシーンでのみ登場。
- 芝村勝吏(しばむら しょうり)
- (声:大川透)
- 芝村一族の一員であり芝村舞の従兄弟。九州学生軍生徒会連合司令部の参謀長(ゲーム中では兵站将校)であり階級は準竜師(中佐相当)。5121小隊の直属の上司。肥満した体格で爬虫類じみた目つきをしており、優秀な策略家で残酷な手段も平気で行う。ただしゲーム中では部下の頼みには必ず耳を傾ける。芝村一族や軍とは別の、とある裏の組織においても幹部を務めている。
- ウイチタ更紗(ういちた さらさ)
- (声:天野由梨)
- 芝村準竜師の副官にして、風紀委員。アーリア系の出身。準竜師とは恋人関係にあるが、彼のある趣味が許せない。
その他
- 悠木映(ゆうき あきら)
- 5121小隊が間借りしている尚敬高校在校生。キャラクター画像は一般の尚敬高校女子生徒と同じ。ある連続イベントで登場しプレイヤーに好意を寄せ、整備兵から戦車兵へ転属を志願する。「YESだね」が口癖。『絢爛舞踏祭』のセラと同一人物である。
- 味のれんの親父
- 本名は松田正則。尚敬高校前の居酒屋「味のれん」の店主兼板前。戦時中でも学兵達に美味しいものを食べさせたいという心意気から、尚敬高校前に味のれんを開店した。芝村準竜師や裏マーケットの親父とは、商売以外で何か裏の繋がりがある模様。若い頃は続編に登場するハードボイルドペンギンと一緒に行動していたらしい。なお、モデルとなったのは先代の味のれん店主。現実世界の味のれんは現在二代目が経営しており、店舗も移転している。
- 裏マーケットの親父
- 本名不明。新市街の地下で「裏マーケット」なる怪しい雑貨店を経営している。無愛想だが、商売に関しては妥協の無い性格。芝村準竜師や味のれんの親父とは、商売以外で何か裏の繋がりがある模様。店舗は滝川お断り(立ち読みが長いため)である。
- 売店のおねえさん
- 尚敬高校内の購買部で店員をしている女性。外部の一般企業の業者らしく、特に設定上で重要な秘密を抱えているようなことは無い。常連になると戦争税をサービスしてくれることもある。
登場兵器
人型戦車
- 士魂号
- AMTT-519M。ザ・スピリットオブサムライ。士魂号M型。身長9m、乾燥重量7.5t。
- 人型戦車であり、動力は人工筋肉、燃料はタンパク燃料で単座型。換装による通常型、軽装型、重装型のバリエーションが存在し、既存の戦車にはない機動力・運動力と、ありとあらゆる装備を利用することが出来る器用さを持つ。しかし二足歩行のためあまりにも整備性が悪く、普通の戦車の3倍の整備兵が必要とされ、故障も多いことから、一般的には欠陥兵器扱いされている。善行はその問題を3倍の整備要員を用意することによりカバーしている。制御系の部品には整備兵も開ける事のできないブラックボックスが多く、秘密の多い機体。5121小隊では1番機、2番機がこの機種。ゲームには登場しないが数百種類の専用装備があり、状況によって使い分ける事ができる。
- 士魂号複座型
- AMTT-519MW。ザ・スピリットオブナイト。正式名称は騎魂号。
- 士魂号Mの複座型。複座のため単座とはシルエットが大きく異なり、厳密には人型とは言えない。機動力は単座型には劣るが高い情報処理能力を誇り、背中に複数の敵をまとめて攻撃できる地対空両用ミサイルランチャーを装備しているため、火力の面では単座型に勝る。突撃仕様と電子戦仕様が存在し、電子戦仕様は突撃仕様と比較して機動力に劣るものの、ミサイルランチャーの他ジャマー(無線誘導兵器を無力化する)などの支援装備を持つ。5121小隊では3番機がこの機種で、初期状態では突撃仕様となっている。設定上では司令が乗り込むための指揮官機仕様も存在し公式小説などに登場している。OPムービーに登場する、ロケットジャンプによって短時間の飛行が可能になる「士魂号用ロケット」はあまりに強すぎるという理由で開発中に没になった装備である。
- 士翼号
- AMTT-526。ザ・ウイングオブサムライ。
- 単座型の新型機。上記2機種とは比べ物にならない圧倒的な機動力を持つが、その開発経緯には謎が多い。燃料もタンパク燃料ではなく水素。士魂号と比べて圧倒的に細身かつ技術的な繋がりを感じさせないフォルムと、アルカイックスマイルを浮かべた頭部が印象的。陳情の他、ゲーム進行によって5121小隊に配備される事がある。装備は士魂号に準ずるが、運用次第では無手でも多大な戦闘力を発揮する。同じアルファ・システムのPS2用ゲーム『絢爛舞踏祭』にも登場するが、シルエットは全く異なる。
- 士魂号用装備
- ジャイアントアサルト
- 519番式突撃小銃。水冷式20mmガトリング機関砲。小口径だが高度な三次元機動を行う士魂号では装甲の薄い部分に攻撃することによって多大な戦果を上げることができる。威力は低く、射程も今一つだが、装弾数の多さ、射角の広さによって非常に使いやすい武器となっている。また、煙幕弾頭を発射するためにも必要となる。
- 煙幕弾頭
- スモークディスチャージャー。視覚の妨害ではなく、光学兵器を無力化するために使用される。巨大な弾を入れた単発式のソケットの形で供給され、突撃小銃に装着される。使用すると100m先で破裂、以後1分に渡って煙幕を吐きつづける。効果範囲は無風状態で直径2km前後、効果時間は20分間程度という設定だが、ゲーム中ではマップ全域に効果がある。また、無力化されるのは敵の光学兵器のみで、レーザーライフルなど自軍の武装には一切制限がない。
- ジャイアントバズーカ
- 519番式無反動砲。160mm口径長L40の折りたたみ式ロケット砲。設定では弾頭をHESH(対装甲用の粘着弾頭)か榴弾か選択することになっていた(ゲームでは一種のみ)。装弾数1発のみの使い捨てであり、弾倉交換も不可能ではあるが、威力、射程に優れるため強敵相手の切り札として重宝する。
- 92mmライフル
- 519番式92mm主砲。戦車用の120mm砲をスケールダウンしてライフルの形にしている。射程は長めで威力もそれなりにあるが、装弾数が少ない上に射角も狭く、両手を専有する。本来は120mm砲を採用する予定だったが砲撃時の反動に士魂号が耐えられず断念した為開発された武装。
- 超硬度大太刀
- クロム・ハーヴェイ鋼製の高周波ブレード。射程は短いが、射角と威力に優れる上、何度でも使え、さらに射撃用武器と違って地形による射線障害が起こらない。コマンドの習得により、突き・斬り・振り上げ(威力を上昇させる)・返し刃など様々な攻撃が可能。いずれも入力コマンドワードが短いため、コンボの組みやすさや隙の少なさにおいても利があり、一撃離脱で一体ずつ確実に撃破する戦法で真価を発揮する。ただし、片手に持つだけでは反対側が死角となるため、全方向に攻撃するためには二刀流での運用または高度な機動が必要。
- ミサイルランチャー
- 519番式小型ミサイルランチャー。士魂号複座型の固定武装であり、円形射程内全ての敵に攻撃を加えることができるため撃墜数を稼ぎやすい。装弾数は1だが弾倉交換は可能。設定上は有線誘導ミサイルであるが、表現上の制約から、ゲーム中の映像では無線の如く描かれている。照準は全て後部席のガンナーが行っている。
- 展開式増加装甲
- 519番式固定装甲板。肩に装備し、使用時には地面に突き刺して展開させる盾。重量は士魂号本体をも上回り、装備すると機動力が大きく損なわれステップ数が格段に落ちるが、装備すれば大半の敵からの攻撃を防ぐことができる。装備するしないで戦略に大きく差が出る。
- N.E.P.
- 非エリンコゲート点空間追跡機(Null Erinco-Gate-Point Pursuer)。これによる攻撃を受けた「この世界」の者でない者は過去に遡って存在自体を「この世界」から否定され、最初から「この世界」にいなかった事にされてしまう。非常に重く、両手用装備で、装弾数は1。さらに入手するためには莫大な発言力が必要になるが、ミサイルランチャー同様効果範囲内全ての敵に攻撃でき、射程は無限大、しかも命中すればいかなる相手であっても撃墜できる、あまりの強力さにゲームバランスを崩しかねない代物。また戦闘中に戦場に捨てても自動的に回収される唯一の武器。
- 精霊手
- 読みは「しょうろうしゅ」(製作者によると「せいれいしゅ」でも間違いではないらしいが、正式にはこちらの読みとなる。ゲーム内および関連作品では「しょうろうしゅ」で統一されている)。機体の両腕及び全身に描かれた精霊回路によって発動する「絶技」。使用するためには一定の条件(3種類の方法が存在)が必要となるが、ジャイアントアサルト以上の射角、ジャイアントバズーカを遥かに上回る威力、92mmライフルと同等の射程、さらに超硬度大太刀と同じく射線障害が起こらず、装備状態に関係なく気力が続く限り無限に使用可能という極めて優れた攻撃手段となる。ウォードレスでも使用可能だが威力、射程が弱体化する等の制約を受ける。
- ジャイアントアサルト
ウォードレス
ウォードレスとは戦車兵や歩兵(実際は指揮車乗組員や整備士など、戦場に出る兵士全て)の装備する強化装甲服。人工筋肉で装着者を強化、保護する。表面は主に強化プラスチックで覆われ、金属装甲が用いられる事は一部の局地戦用を除き殆どない。またウォードレスの名称の形式は開発された地域によってかわり西日本は漢字二文字、東日本は横文字となっている。ちなみに、幼児体形のののみ、歩けない狩谷、太り過ぎの中村は着る事が出来ないため、歩兵にはなれず、士魂号搭乗時に自機が破壊された場合は脱出できずに即死亡してしまうため注意が必要。
- 互尊(ごそん)
- KKWD-19。熊本で一般的に使用されている標準的なウォードレスであり、特徴が無いのが特徴。ゲーム内では戦車兵仕様のC型と狙撃兵仕様のA型が主に登場する。変な名前を付けられているが、これは開発元である熊本開陽高校の校是「互尊協和」が由来。基本設計は優れているものの、同機のために開発していた新型人工筋肉の搭載が予定通りに行かなかったため、歩兵からはパワー不足で不評、しかし戦車兵からは着心地の良さと動きやすさから好評を得ている。男性専用だが、初期装備で着用している女性キャラクターもいる。
- 武尊(たける)
- KKWD-19P。貧弱だった人工筋肉を、高性能ウォードレス「アーリィフォックス」のものと換装した互尊であり、設計時の計画通りの高い性能を発揮できる。装甲は薄いが圧倒的な機動力を誇る。性別を問わず着用可能。
- 久遠(くおん)
- KSWD-26。女性兵士用ウォードレス。戦車兵仕様と極少数の戦闘工兵仕様がある。戦車が破壊され、脱出したあとも戦闘を続行できるように設計されており、戦車兵装備のウォードレスとしては例外的に装甲と人工筋肉補正率が高くなっている。設定上、戦車兵仕様は尚敬高校の女生徒達が使用しており、降車後は車載の軍刀を振るって戦うとされる。
- 可憐(かれん)
- 4本の腕を持つ重ウォードレス。肩の副腕は両手用武器を片手で装備可能であり攻撃面に優れる。反面リテルゴルロケットが装備できず、壁登りも不可能であるため機動力はかなり劣る。性別を問わず着用可能。通常型のほかに、前期量産型であり可憐用カトラスを装備した本国仕様、突撃型でありストライカーDとも呼ばれる戦車砲と同スケールの120mm砲を左右の二本の腕に1門づつ計2門を装備したD型仕様がある。なお、通常型以外は装備品の変更が不可能であり、戦闘では固定武装を使用した攻撃かパンチ・キック・精霊手しか攻撃手段がなくなる。
- ウォードレス用装備
- アサルトライフル
- アデレイト・アサルトライフル。5.5mm高速弾を使用する突撃銃。弾倉はバナナマガジン式で携行弾数は40。重量6kg。両手で持って射撃する。片手射撃時の命中精度は恐ろしく低く、実用にならなかったとされるが、ゲーム中では両手に一丁ずつ携行できる(ただし、射撃時の映像では一丁を両手で支持している)。
- サブマシンガン
- 97式軽機関銃。9.2mm拳銃弾を使用するサブマシンガン。装弾数80。前面4重ドラム弾倉式。重量は9kg。威力は低いが、大量の弾薬を携帯でき、片手で射撃できる為によく使用される。ただし、射角こそ非常に広いものの威力が低く射程も短いため、性能的には不満が残る。よく友軍兵士が携行している。
- 超硬度カトラス
- ヘビーマシンガン
- 94式小隊機関銃。班(6人)に1丁装備する小隊機関銃。口径12.7mm。ガトリングタイプ。ベルト給弾式で標準2,000発近くを背中のAアタッチメント(映像に出てくる、背負ったタンクの様なもの)に装備する。両手に持って射撃する(廃莢の関係上銃を手に下げて低位置射撃する)ために両手がふさがってしまう。射角、射程共に優秀な射撃武器。
- レーザーライフル
- 99式熱線砲。レーザー兵器。長くてひょろひょろした銃身を持つ。冷却器の関係上、単発発射式で、再チャージには12秒の時間がかかる。バッテリー容量は30射分。6,000mの射程があるが、霧や霞など天候の変化に弱い。破壊力は1秒の照射で8cmの防御装甲板を射抜く。連続1秒まで照射可能。赤いレーザー光は視認用の照準装置であり、殺傷能力のあるレーザーは不可視光である。両手で持って射撃する。射程の長さに比べ射角の狭い兵器。狙撃兵用である。なお、総弾数が1のためコマンド「全力射撃」は使用できない。
- 40mm高射機関砲
- 第2次防衛戦争直前に完成し、以後60年以上も小改良を続けながら使われている北欧製ボフォース 40mm機関砲の国産版を日本独自に改良し、最新の照準器をつけたもの。機関部分はほぼ原形のままであるという事実が、原形の驚異的なまでの優秀さをあますところなく表現している。仰角90度で9000mまで弾丸を打ち上げられる。光学センサー&レーダー併用式照準装置使用。使用される弾丸は改良され、現在では近接信管をつけた炸裂弾か、硬化テクタイト徹甲弾が使用されている。また南高では地上戦用に榴弾やナパーム弾も、少量量産されていた。しかし、ゲームでは再現されていない。両手で持って射撃する。
- 手榴弾
- 96式手榴弾。グレネード。重量が1kgもある。ウォードレス兵はこれを擲弾筒等を使用せずにそのまま分投げる事が出来る。爆発力は十分で、軽装甲の敵ならほとんど1発で戦闘不能に出来る。常識的なパイナップル型。効果範囲内の敵全てに固定ダメージを与える事ができる。
- 煙幕手榴弾
- 82式煙幕散布器。ポケットオン可。手投げタイプの煙幕散布器。約5分間にわたってレーザーを無効化する煙を吐き続ける。効果は士魂号の煙幕弾頭と同じ。
- ロケットポッド
- 96式多弾頭ロケットポッド。小型の弾頭を大量に戦域にばら撒く。地雷散布や、密集地帯への制圧射撃に用いられる非誘導型の推進兵器。背中に装備する。
- レールガン
- 89式120mm短滑空砲。スカウト2名で運用するレールガン。士魂号同様耐久・装甲・回避の能力値が設定されており、撃墜されると脱出しスカウトとして戦闘を続行することになる。射角は狭いが個人用兵装と比較して威力・射程とも高め。
- ミサイルポッド
- 78式連装多弾頭ミサイルポッド。レールガン同様スカウト2名で運用する。なお、PCがスカウトでレールガンやミサイルポッドが小隊に配備されている場合、戦闘開始直前、これらに搭乗するかウォードレスのままで出撃するかを選択する事になる(スカウトがNPC2人の場合必ずこれらに搭乗しての出撃となる)。
- リテルゴルロケット
- 96式リテルゴルロケット。燃料室が燃料を兼ねるために軽量化に成功した初のリテルゴル式ロケットパック。化学反応式で推力は9000kg。途中消火が必要な際は背面飛行からロケットパックを切り離してこれをおこなう。足の遅いウォードレスもこれで一気に前線へと移動できる。腰部に装備すると移動距離が無限大の「ロケットジャンプ」が使用可能になる。設定上は使い捨てだが、ゲーム中では何度でも使用可能。
- シールド
- 98式増加機動装甲。単結晶装甲の盾。長さ160cm、幅62cmの長方形ポップライト型。ウォードレスの肩に装備する事ができる。被弾即死亡もままあるスカウトにとって防御力が上がるこの装備は非常に重宝されるが、武尊など軽いウォードレスの場合、装備すると機動力が大きく損なわれる。
- アサルトライフル
その他兵器
- 戦闘指揮車
- MTCT-520。B式戦域集中指揮車。士魂号L型のシャーシを流用して作られた戦闘指揮用の6輪式の軽装甲車で乗組員は6名、最高時速は105km/h。25mm機関砲を持ち、煙幕の展開やジャミング能力を持つ。5121小隊にも1台配備されている。
- 士魂号L
- AMTT-519L 士魂号(L)。市街戦に特化された6輪の装輪式戦車。本来の士魂号(士魂号M型は開発予算獲得のためこれの名前を流用している、その為本機は超低予算で開発された)。熊本学生軍の主力。長砲身型と短砲身型2種類が存在。武装は120mm砲1門。5121小隊には配備されないが友軍として登場する。尚敬高校に配備されているのもこれ。曲線砲支援を要請した際に支援を行ってくれる機体。
- モコス
- きたかぜ
幻獣
1945年に突如として現われた人類の天敵。圧倒的な数で人類を追い詰めていく。
目が紅く、その数が多いほど強い等の共通特徴の他、6属12科の体型に分類されている。
- ゴブリン(鳥脚属 走鳥科)
- 小型幻獣。身長1m、体重24kg、一つ目でいびつな人型をしている。飛び道具は持たず、軽快な運動性能と数を頼りに攻撃してくる。一体一体はそう強くないが、とにかく数が多い。
- ゴブリンリーダー(鳥脚属 走鳥科)
- 小型幻獣。身長2m、体重160kg、一つ目でいびつな人型をしている。トマホークを手の中に実体化させ、それを投げつけてくる。歩兵にとっては脅威になることも。
- ヒトウバン(外骨格属 浮殻科)
- 小型幻獣。切り取った人の顔を前面に貼り付けて飛ぶ。攻撃方法は噛みつき、舌チョップ。耐久力は低くさほど脅威ではない。
- ナーガ(直脚属 光砲科)
- 中型幻獣。全長12m、体重18t、細長い身体に無数の目を持ち、そこからのレーザーが主な攻撃方法。射角がとても広い。
- キメラ(直脚属 光砲科)
- 中型幻獣。4つの頭を持ち、それぞれにレーザーを発射する目を持つ。射程は長いが射角は狭い。
- きたかぜゾンビ(非骨格群体属 寄生科)
- 中型幻獣。「きたかぜ」の残骸に幻獣が寄生した姿。ミサイルなどで攻撃してくる。移動速度が速く、突出しがち。装甲も薄く撃墜しやすい。
- ゴルゴーン(鳥脚属 擬竜科)
- 中型幻獣。四脚獣のような姿をしている。背中から生体ロケットを発射する。移動速度はそこそこ速く、それを活かした体当たりも行う。耐久力も高い。
- ミノタウロス(鳥脚属 擬竜科)
- 中型幻獣。ゴルゴーンの進化系、自軍の士魂号に対抗するために登場した幻獣で、二本足で歩く。ボディからの生体ミサイルの他、接近戦で使うパンチは非常に危険。耐久力も高い。
- バカ(外骨格属 装甲科)
- 寄生型幻獣。ミノタウロスに寄生し、生体ミサイルとして機能する。対象に飛びついて自爆する事で攻撃する。
- スキュラ(外骨格属 浮殻科)
- 中型幻獣。30mほどの長い尻尾を持つ飛行船のような身体に、小型幻獣が多数寄生している。それらが一斉に放つレーザーは非常に強力である。耐久力も非常に高いが、移動速度は遅い。
バグ
このゲームには幾つかのバグが発見されており、中にはゲームの進行が不可能になる重篤なものも存在する。大半には回避方法があるが、回避不可能な状況に陥った場合はソニー・コンピュータ・エンタテイメントにメモリーカードを送付して修復してもらえる。ただし前述の「22人プレイ」に基づいてプレイしているデータではこのサービスは受けられない。以下に主なバグを列挙する。
- イベント「熊本城攻防戦」発生と同時にハングする
- PCが司令・スカウト部署にいる場合に発生する。イベント発生に係わるキャラクターとのイベントを進めない、または熊本城攻防戦発生のキーとなるイベントを起こす前に、司令・スカウト以外に部署変更する事で回避可能。
- 戦闘中プレイヤーユニットのコマンドが無視され、動けなくなり、ゲームオーバーとなる
- 支援攻撃のデモの後に発生することがある(戦闘が長期化していない場合においても発生)。戦闘デモをOFFに設定すれば回避可能。
- 1周目(PC速水)で熊本城攻防戦発生後、キャラが灰色で表示されるなど動作がおかしくなる
- 5121小隊員メンバーが全員揃い、初陣イベントが発生する前に熊本城攻防戦発生条件を満たした場合に起こる。初陣イベント前に熊本城攻防戦発生条件を満たさなければ回避可能。
- 1周目(PC速水)で、滝川と会話すると発生する「人間関係説明のイベント」でハングする
- 士魂号の装備変更後、「人間関係の説明イベント」が発生すると起こる。イベント発生前に装備変更を行なわなければ回避可能。
- 1周目(PC速水)で、作戦会議の画面でハングする
- 5121小隊メンバーが全員揃う前にNPCからの作戦会議の提案が発生し、承認された場合に発生。メンバーが揃うまで提案を否認して承認されないようにすれば回避可能。承認された場合はリセットしてやり直す。
- 作戦会議の画面でハングする
- 司令又は整備主任が謹慎中の場合に発生。謹慎中に作戦会議を起こさない、または陳情による部署変更で、空いている司令、整備主任の部署を他のキャラで埋める事で回避可能。
- イベント「降下作戦」発生後、PCが幽霊化するなど動作がおかしくなる
- PC担当部署が「3番機パイロット」で、サブパイロットが存在しない(死亡、又は部署変更直後)状態で降下作戦を発生させた場合に起こる。降下作戦の参戦を問われる選択肢で、降下戦への参戦を拒否する事で回避可能。
- イベント「ソックスハンター第4回」(PC中村)が発生しない
- このイベントが発生する前にターゲットとなるキャラクターの靴下を入手し、使用した場合に発生。イベントが発生するまで入手しないことで回避可能。
- イベント「100万円をゲットせよ!」の最後のイベントが1日を開始するごとに再起してしまう
- 回避方法は存在しない。発生すると1日が終了する全てのイベントがキャンセルされる5月10日までゲームの続行が不可能になる。また、このイベントは22人プレイに基づいてのプレイで発生するものであるため、発売元のデータ修復サービスも受けられない。
挿入歌
- ラストダンス・オン・ステージ(オープニングテーマ)
- 作詞:スージー・キム
- 作曲:田中公平
- 歌:スージー・キム
- SWEET DAYS(エンディングテーマ)
- 作詞:岩切修子
- 作曲:多田彰文
- 歌:石塚まみ
- ガンパレード・マーチ~歌え友よ、力のかぎり~(エンディングテーマ)
- 作詞:貴三優大
- 作曲:田中公平
- 歌:山口一憲
- 思い出になるよ(エンディングテーマ)
- 作詞:高井健
- 作曲:多田彰文
- 歌:田中貴代美
攻略本
メディアワークスより発売された『電撃ガンパレード・マーチ』[1]が現存する唯一の攻略本である。この本は一般の書店では扱っておらず、通信販売のみで入手可能。 ゲームの攻略法の他、キャラクターや世界観などの設定資料が充実している。ただしいわゆる裏設定については「レベル3」と呼ばれる範囲までの記載となっており、ブータの設定などダミー情報までしか記載されていないものもある。 また、付属のシールとプレイステーション用メモリーカードをメディアワークスに送付する事によって、『電撃プレイステーション増刊』、『電撃プレイステーションD』に収録された特別データを入手することが出来る(現在でもサービスは継続中)。
- シバムラティックバランス(主人公速水、開始日3月5日、全地域の幻獣勢力100、全部署の仕事評価E、今町公園の金の延べ棒なし)
- フレームシフト(主人公速水、開始日4月25日、幻獣勢力500の地域が7箇所存在、士翼号配備)
- 司令官就任(主人公舞、開始日3月5日、舞の能力値が全て1900で全技能3、司令の舞と整備主任の原以外全部署が担当者不在、原の「班長1」以外、全員の技能が0、舞以外全員の能力値が全て50)
- 常春学園(主人公田辺、開始日4月13日、幻獣勢力全地域で0)
- 靴下戦線異状あり 中村危機一髪(主人公中村、開始日5月6日、発言力5000、幻獣勢力全地域で0、今町公園の金の延べ棒なし)
- 絶望の日(主人公速水、発言力-50000、幻獣勢力500の地域が4箇所存在)
- スカウト・ポルカ(主人公若宮、開始日5月10日、スカウト(若宮、来須)以外全部署担当者不在、若宮の体力1900、それ以外の能力値1000、熊本撤退戦イベント発生確定)
- ライト・バランス(主人公速水、開始日3月5日、全地域で人類側評価値+15)
※(特に記載のない部分についてはEランククリアデータに準ずる)
なお、「一匹狼の掟(主人公田辺、開始日3月5日、田辺に対する全員の友情・愛情評価-120、発言力-4000)」はデータに不具合があったとして欠番。なお、これらのデータはメディアワークス発売の『10th Anniversary PlayStation & PlayStation2 全ソフトカタログ スペシャルセーブデータコレクション』にも収録されている。
関連作品
アニメ
アプリゲーム
- ガンパレード・マーチ 〜幻想連弾〜
CD
- アルバム
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ サウンドトラック「幻想予告」
- ゲームのアレンジサウンドトラック。オープニング・エンディングテーマなども収録。
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ1 夢散幻想1
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ2 夢散幻想2
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ3 夢散幻想3
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ4 夢散幻想4
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ5 少女幻想
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ6 英雄幻想1
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ7 英雄幻想2
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ オリジナルドラマ8 英雄幻想3
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ Special Premium CD 幻想予告 - ドラマCDのMOVIC通販特典。
- 開発途中において作成された「シナリオ1, 2, 3, 4, 5」のうち実際のゲームでは使用されなかった没シナリオといわれるシナリオ1(夢散幻想) 、2(少女幻想)、 3(英雄幻想)をドラマCD化したものである。キャストはゲーム版と共通。シナリオ4, 5はゲームに採用され、ファーストマーチがシナリオ4、セカンドマーチ以降がシナリオ5である。
- ガンパレード・マーチ コンプリートドラマDVD
- オリジナルドラマ1~8の内容を集めたもの(内容に変更なし)。他には幻想予告と対談「酒豪たちの宴」を収録。DVDだが収録されているのは音声のみ。MOVIC通販特典では「酒豪たちの宴」の未収録分が収められたCDが付いていた。
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ 一組二組
- オリジナルドラマ「夢散幻想」「少女幻想」のサウンドトラック。
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ 五一二一
- オリジナルドラマ「英雄幻想」のサウンドトラック。
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ みんなのがんぱれーど・まーち1
- 一組(ラインオフィサー=戦闘組)が主役のドラマ集。
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ みんなのがんぱれーど・まーち2
- 二組(テクノオフィサー=整備組)が主役の短編ドラマ集。
- マキシシングル
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ メインテーマ 突撃行軍歌
- ゲームで使われた同名のBGMに歌詞をつけたもの。
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ 突撃軍歌ガンパレード・マーチ
- ドラマCDオープニングテーマ「突撃軍歌ガンパレード・マーチ」フルバージョンを収録。
- 高機動幻想ガンパレード・マーチ 自己回帰 Back to yourself
- ドラマCDエンディングテーマ「自己回帰 Back to yourself」フルバージョンを収録。
小説
漫画
メディアワークスより「DENGEKI COMICS」レーベルとして発売されている。原作はソニー・コンピュータエンタテインメント、作画はさなづらひろゆき。全3巻。 内容はゲームのファーストマーチを基本としており、細かい会話が再現されている部分もある。 ゲーム中にない展開として、以下の点がある。
- 熊本に到着した速水を迎えに来るのが芝村舞である。
- 悠木 映がキャンプイベントに参加するなど、ゲームより5121小隊との繋がりが深い。
- 小隊の初期メンバーがパイロット4人+オペレーターとなっている。他のメンバーは善行・若宮、整備班、最後に来須という順番で配属される。
- 狩谷が速水を(彼なりに)励ますシーンがあるなど、狩谷についても描写が細かくなっている。
- 速水とラボ、瀬戸口とブータ、遠坂と幻獣など、いくつかの裏設定が若干描写されている。
- 最終決戦が熊本城で行われる。
- 第4話辺りまで、キャラクターの設定(速水の性格、舞の胸の大きさなど)に一部ゲームと相違する点が存在する。これらは第5話以後芝村裕吏からの指定で変更されている。また舞のポニーテールの長さがゲーム版よりかなり長くなっているが、中盤の漫画版オリジナルストーリーによりゲームとほぼ同じ長さになる。
関連項目
- 続編。舞台や主役となるキャラクターは違うが、数人がゲスト出演する。
- いずれも世界観につながりがある作品である。
外部リンク
- 高機動幻想ガンパレードマーチ公式ホームページ(アルファ・システムウェブサイト内) - 外伝小説やファンページも含む。
- words of gpm-ファンサイト。ほぼ完全な台詞集
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