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2008年8月15日 (金) 07:27時点における版
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気分障害(きぶんしょうがい、英語: mood disorder)は、精神疾患の一群である。
概念
ある程度の期間にわたって持続する気分(感情)の変調により、苦痛を感じたり、日常生活に何らかの支障をきたしたりする状態のことをいう。主にうつ病と躁うつ病が含まれる。
精神疾患の主要な分類法であるICD-10とDSM-IVの両者において用いられている語であり、この2者間で細かい分類の仕方は異なるものの含まれる概念はほぼ同一である。
ICD-10における気分障害
以下のように小分類される。
- 躁病エピソード
- 双極性感情障害 <躁うつ病>
- うつ病エピソード
- 反復性うつ病性障害
- 持続性気分(感情)障害
- その他の気分(感情)障害
- 詳細不明の気分(感情)障害
DSM-IVにおける気分障害
- 双極性障害 - いわゆる「躁うつ病」である。I型双極性障害、II型双極性障害、気分循環性障害、特定不能の双極性障害の4つに分けられる。
- うつ病性障害 - 大うつ病性障害、気分変調性障害、特定不能のうつ病性障害、抑うつ関連症候群の4つに細分化される。いわゆる「うつ病」は大うつ病性障害に含まれる(そのため、うつ病のことを「大うつ病」と呼ぶことがあるが、重症なうつ病という意味ではない)。気分変調性障害は抑うつ神経症とも称される。
- 一般身体疾患を示すことによる気分障害
- 特定不能の気分障害