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「竜童のシグ」の版間の差分

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==== 抜骨法 ====
==== 抜骨法 ====
抜骨法(ばっこつほう)は、シグおよび豪鬼が使用する百式拳闘術の1つである。人体に無数に走る「竜命線(りゅうめいせん)」という見えない筋を高速で突くことにより、痛みや傷を残すことなく相手の体から骨の一部を抜き出すことができる。抜骨法の遣い手を相手にした者は、全身が急所となる。
抜骨法(ばっこつほう)は、シグおよび豪鬼が使用する百式拳闘術の1つである。人体に無数に走る「竜命線(りゅうめいせん)」という見えない筋を高速で突くことにより、痛みや傷を残すことなく相手の体から骨の一部を抜き取ることができる。抜骨法を相手にした者は、全身が急所となる。


; 左転無拍子(さてんむびょうし)
; 左転無拍子(さてんむびょうし)
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: 如意影射流忍術(にょいえいしゃりゅうにんじゅつ)を使い、「流影の紫外(りゅうえいのシガイ)」と呼ばれている男。妹のユカ以外には心を開かず、ユカ以外の人間はすべて敵と見なして皆殺しにする。3年前に豪鬼から百鬼転生を受け、流影谷に幽閉されて3年間眠り続けていたが、鋼刹によって牢から解放される。ユカを殺害した鋼刹から、ユカを殺したのはシグであるという嘘を吹き込まれ、シグに戦いを挑む。眼の中にルビーをはめ、その輝きで残像を作ることができる。
: 如意影射流忍術(にょいえいしゃりゅうにんじゅつ)を使い、「流影の紫外(りゅうえいのシガイ)」と呼ばれている男。妹のユカ以外には心を開かず、ユカ以外の人間はすべて敵と見なして皆殺しにする。3年前に豪鬼から百鬼転生を受け、流影谷に幽閉されて3年間眠り続けていたが、鋼刹によって牢から解放される。ユカを殺害した鋼刹から、ユカを殺したのはシグであるという嘘を吹き込まれ、シグに戦いを挑む。眼の中にルビーをはめ、その輝きで残像を作ることができる。
; 鋼刹(こうせつ)
; 鋼刹(こうせつ)
: 百鬼丸の命令で、手下と共にユキを拉致しにやってきた男。町医者夫婦を殺害してユキを拉致しようとし、紫外を騙してシグにけしかける。紫外がシグに倒された後、用済みになった紫外をボウガンで射殺しての悪事を明かしたが、激怒したシグから抜骨法・透体解骨流を受けて背中が反り返って死んだ
: 百鬼丸の命令で、手下と共にユキを拉致しにやってきた男。町医者夫婦を殺害してユキを拉致しようとし、紫外を騙してシグと戦わせた。紫外がシグに倒された後、用済みになった紫外をボウガンで射殺して自身の悪事を明かしたが、激怒したシグから抜骨法・透体解骨流を受けて背中が反り返って死亡した
; 玉佐(ぎょくざ)
; 玉佐(ぎょくざ)
: 百鬼忍軍一の組・組頭であり「光の玉佐」と呼ばれる男性。斬糸(ざんし)という糸を武器にしている。「忍法・妖破斬剛糸(ようはざんごうし)」でシグに戦いを挑むが、一瞬で腕の骨を抜かれる。
: 百鬼忍軍一の組・組頭であり「光の玉佐」と呼ばれる男性。斬糸(ざんし)という糸を武器にしている。「忍法・妖破斬剛糸(ようはざんごうし)」でシグに戦いを挑むが、一瞬で腕の骨を抜かれる。
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: 百鬼忍軍五の組・組頭であり「月光の紅玉」と呼ばれる女性。後ろ髪を団子状に結び、揉み上げがカールしている。「忍法・月光斬」という技を使う。太郎佐が鬼岩坊に圧殺されるさまを見て失禁する。自身も握り潰されそうになるが、シグが現れたために解放され、そのまま逃走する。
: 百鬼忍軍五の組・組頭であり「月光の紅玉」と呼ばれる女性。後ろ髪を団子状に結び、揉み上げがカールしている。「忍法・月光斬」という技を使う。太郎佐が鬼岩坊に圧殺されるさまを見て失禁する。自身も握り潰されそうになるが、シグが現れたために解放され、そのまま逃走する。
; 鬼岩坊(きがんぼう)
; 鬼岩坊(きがんぼう)
: 月島城第一の門の守役をしている男。人間離れした巨体で、成人男子を片手で掴むことができる。幼い頃から砂鉄を食べて成長しており、「十八道契印・被甲護身(じゅうはちどうけいいん・ひこうごしん)」により体内に蓄積した鉄分を竜命線から滲み出させる、己の竜命線を消し百式抜骨術を無効化する。また、被甲護身最大奥義「大黒天呪掌(だいこくてんじゅしょう)」という技を使う。
: 月島城第一の門の守役をしている男。人間離れした巨体で、成人男子を片手で掴むことができる。幼い頃から砂鉄を食べて成長しており、「十八道契印・被甲護身(じゅうはちどうけいいん・ひこうごしん)」により体内に蓄積した鉄分を竜命線から滲み出させることで竜命線を消し百式抜骨術を無効化する。また、被甲護身最大奥義「大黒天呪掌(だいこくてんじゅしょう)」という技を使う。


=== 竜童九戦鬼 ===
=== 竜童九戦鬼 ===
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: [[新陰流]]の開祖で、剣聖・上泉伊勢守(かみいずみいせのかみ)と呼ばれた老人。剣の達人として有名であり、後にユキを引き取り弟子として迎える。
: [[新陰流]]の開祖で、剣聖・上泉伊勢守(かみいずみいせのかみ)と呼ばれた老人。剣の達人として有名であり、後にユキを引き取り弟子として迎える。
; 伝ェ門(でんえもん)
; 伝ェ門(でんえもん)
: 旅をしながら子供相手に玩具を売り歩く男で、「町田村の伝ェ門」と自称している。剣術の達者。子供達を守るために発破の上に覆いかぶさり、爆風を受けて死亡した。
: 旅をしながら子供相手に玩具を売り歩く男で、「町田村の伝ェ門」と自称している。剣術の腕前は高い。子供達を守るために発破の上に覆いかぶさり、爆風を受けて死亡した。
; 十牙(じゅうが)
; 十牙(じゅうが)
: シグにライバル意識を抱いている少年。首にマフラーのような布を巻いている。2年前にシグに勝負を挑んで敗北した師匠に代わりシグに挑。4本の手足で苦無を持つ「狼牙旋空殺(ろうがせんくうさつ)」で上空からシグを強襲するが、虎倒法・旋波で返り討ちにされた。
: シグにライバル意識を抱いている少年。首にマフラーのような布を巻いている。2年前にシグに勝負を挑んで敗北した師匠に代わりシグに挑戦する。4本の手足で苦無を持つ「狼牙旋空殺(ろうがせんくうさつ)」で上空からシグを強襲するが、虎倒法・旋波で返り討ちにされた。
; 町医者夫婦
; 町医者夫婦
: 妻の名前は「さよ」、夫の名前は不明。夫婦で町医者をしていたが、半年前に娘のすずが侍に斬殺されてからは荒んだ生活を送っていた。娘に生き写しのユキに出会ったことで、本来の優しさを取り戻す。シグとユキを養子として引き取ろうとするが、ユキを拉致しにきた百鬼丸の手下達によって殺害された。
: 妻の名前は「さよ」、夫の名前は不明。夫婦で町医者をしていたが、半年前に娘のすずが侍に斬殺されてからは荒んだ生活を送っていた。娘に生き写しのユキに出会ったことで、本来の優しさを取り戻す。シグとユキを養子として引き取ろうとするが、ユキを拉致しにきた百鬼丸の手下達によって殺害された。
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: 百鬼丸に仕える老婆。
: 百鬼丸に仕える老婆。
; 李明珍(り めいちん)
; 李明珍(り めいちん)
: 形意八卦掌(けいいはっけしょう)の使い手である男性。雇い主の悪漢と共にユキの道場を襲撃するが、帰ってきたシグに倒される
: 形意八卦掌(けいいはっけしょう)の使い手である男性。雇い主の悪漢と共にユキの道場を襲撃するが、帰ってきたシグから制裁を受けた


== 副題 ==
== 副題 ==

2010年7月4日 (日) 18:12時点における版

竜童のシグ
ジャンル 少年漫画
漫画
作者 野口賢
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 1995年24号 - 36・37号
巻数 全2巻
話数 全14話
テンプレート - ノート

竜童のシグ』(りゅうどうのシグ)は、野口賢による日本少年漫画作品。安土桃山時代の日本を舞台に、「抜骨法」という架空の武術を題材にしている。話数カウントは「術式(わざ)のn」である。単行本では『週刊少年ジャンプ』の連載時には描かれなかった部分が加筆されている。

あらすじ

月島領内のある寺で暮らしていた孤児の少女・ユキは、友人を探しに月島領へやってきた少年・シグと出会い、共同生活を始める。シグは「百式拳闘術」の使い手であり、竜童九戦鬼の組頭・豪鬼を探していた。月島領の支配者・百鬼丸が豪鬼を殺害したと聞いたシグは、真実を確かめるために百鬼丸へ会いに月島城を目指す。

世界観

作中の世界は安土桃山時代の日本であり、架空の地域・月島領(つきしまりょう)を物語の舞台にしている。月島領は半年前から百鬼丸という男の支配下にあり、城下では百鬼丸の手下が残虐の限りを尽くしている。弱者や病人は人として扱われず、首を括られた死体が放置されている。

百式拳闘術

百式拳闘術(ひゃくしきけんとうじゅつ)とは、作中で主人公・シグなどが使用する武術である。この世に数多くある武術の流派を超える存在として「百式」と呼ばれる。百式拳闘術を極めた9人を「竜童九戦鬼(りゅうどうきゅうせんき)」と言い、竜童九戦鬼同士で戦うことは掟で固く禁じられている。シグは竜童九戦鬼ではないが、豪鬼の技を見て真似をすることで独学で百式拳闘術を習得した。百式拳闘術には幾つかの流派があり、シグが使用する百式拳闘術は「獅子王院流百式拳闘術抜骨法(ししおういんりゅう ひゃくしきけんとうじゅつ ばっこつほう)」である。百式拳闘術は太刀筋を読まれないように自然体から行うが、シグと豪鬼だけは「百式初学の構え」を用いる。シグは戦闘の際に「術式開始」の合図と共に百式初学の構えを取る。

抜骨法

抜骨法(ばっこつほう)は、シグおよび豪鬼が使用する百式拳闘術の1つである。人体に無数に走る「竜命線(りゅうめいせん)」という見えない筋を高速で突くことにより、痛みや傷を残すことなく相手の体から骨の一部を抜き取ることができる。抜骨法を相手にした者は、全身が急所となる。

左転無拍子(さてんむびょうし)
脊椎骨をずらす。ずらされた脊椎骨は動かなければ1時間ほどで元に戻るが、動けば二度と立てなくなる。
右旋無拍子(うせんむびょうし)
背骨に衝撃を与え、神経を麻痺させる。1時間ほどで動くことができるようになる。
瞬手握骨掌(しゅんしゅあっこつしょう)
詳細は不明だが、一度に3人の敵を倒した。
裏右旋逆風(うらうせんぎゃくふう)
紫外に対して使用した。背骨を抜き取る。
透体解骨流(とうたいげこつりゅう)
腰椎の関節突起を抜き取る。関節突起を抜き取られた者は発達した背筋の収縮に耐えきれず、絶命するまで背中が逆に反り続ける。
波動螺旋(はどうらせん)
百式初学の構えの状態から相手の攻撃を受け止め、その衝撃を下半身に蓄積して螺旋状に体を駆け巡らせて、使用者の打撃と併せて相手に叩き返す。鬼岩坊の大黒天呪掌に対して披露した。その威力は大黒天呪掌の約4倍であり、百式初学の構え「究極の結論」と言われる技である。

その他

抜骨法以外にも、シグは以下の技を習得している。

虎倒法・旋波(ことうほう・せんぱ)
相手の背中を掴み、一回転させて頭から地面に叩き付ける。
心眼解放(しんがんかいほう)
目を閉じて、心の眼で敵の動きを捉える。

登場人物

主要人物

シグ
本作品の主人公であり、百式拳闘術を使う金髪の少年。豪鬼を探すために月島領へやってきた。寺でユキと出会い、市井で豪鬼を探しながらユキと共同生活を送る。豪鬼に憧れ、幼少時から豪鬼の真似をすることで、独学で百式を覚えた。弱者をいたわる優しい心の持ち主であり、弱者を虐げる悪人には容赦しない。名前の由来は「死を呼ぶ愚者」からきている。すべての戦いが終わった後、自分が暮らしている国にユキと2人で暮らし、ユキをずっと守ると約束する。
水野ユキ(みずの ユキ)
寺にある金剛羅漢像の下で生活している孤児の少女。月島領剣術指南役・水野主水(みずの もんど)の娘だが、父親を百鬼丸に殺害されて母親を病気で亡くしてからは、寺の階段を上る老人や妊婦の尻を押すことで生活費を稼ぎ、1人で生きてきた。父親の道場を占拠している浪人から暴行を受けたところをシグに助けられる。シグを「兄ちゃん」と呼んで慕っている。成長してからは、戦で親を失った孤児を引き取って道場で養っている。
百鬼丸(ひゃっきまる)
半年前に月島領の領主を殺害し、月島領の支配者となった男。左目に眼帯を装着している。朝鮮半島で30人の人間を殺害した人食い虎を一瞬で倒す百式拳闘術の使い手である。3000人以上の兵士を従えている。豪鬼を殺害したと言われていたが、その正体は織田信長を倒すために魔道に堕ちた豪鬼本人だった。

百鬼兵

紫外(シガイ)
如意影射流忍術(にょいえいしゃりゅうにんじゅつ)を使い、「流影の紫外(りゅうえいのシガイ)」と呼ばれている男。妹のユカ以外には心を開かず、ユカ以外の人間はすべて敵と見なして皆殺しにする。3年前に豪鬼から百鬼転生を受け、流影谷に幽閉されて3年間眠り続けていたが、鋼刹によって牢から解放される。ユカを殺害した鋼刹から、ユカを殺したのはシグであるという嘘を吹き込まれ、シグに戦いを挑む。眼の中にルビーをはめ、その輝きで残像を作ることができる。
鋼刹(こうせつ)
百鬼丸の命令で、手下と共にユキを拉致しにやってきた男。町医者夫婦を殺害してユキを拉致しようとし、紫外を騙してシグと戦わせた。紫外がシグに倒された後、用済みになった紫外をボウガンで射殺して自身の悪事を明かしたが、激怒したシグから抜骨法・透体解骨流を受けて背中が反り返って死亡した。
玉佐(ぎょくざ)
百鬼忍軍一の組・組頭であり「光の玉佐」と呼ばれる男性。斬糸(ざんし)という糸を武器にしている。「忍法・妖破斬剛糸(ようはざんごうし)」でシグに戦いを挑むが、一瞬で腕の骨を抜かれる。
氷翔鬼(ひょうしょうき)
百鬼忍軍二の組・組頭の男。長髪で、触れたものを凍結させることができる。土壌に含まれる水分を凍結させて地面から巨大なつららを発生させる「忍法・氷づらら」でシグに戦いを挑むが、一瞬で首の骨を外される。
太郎佐(たろうざ)
百鬼忍軍四の組・組頭であり「風の太郎佐」と呼ばれる男性。眉毛がなく、髭を生やしている。「忍法・風神かまいたち」という技を使う。紅玉と共に鬼岩坊にシグが城内に侵入したことを告げるが、鬼岩坊に結界を守らずに逃走してきたとみなされ、握り潰されて死亡した。
紅玉(こうぎょく)
百鬼忍軍五の組・組頭であり「月光の紅玉」と呼ばれる女性。後ろ髪を団子状に結び、揉み上げがカールしている。「忍法・月光斬」という技を使う。太郎佐が鬼岩坊に圧殺されるさまを見て失禁する。自身も握り潰されそうになるが、シグが現れたために解放され、そのまま逃走する。
鬼岩坊(きがんぼう)
月島城第一の門の守役をしている男。人間離れした巨体で、成人男子を片手で掴むことができる。幼い頃から砂鉄を食べて成長しており、「十八道契印・被甲護身(じゅうはちどうけいいん・ひこうごしん)」により体内に蓄積した鉄分を竜命線から滲み出させることで竜命線を消して百式抜骨術を無効化する。また、被甲護身最大奥義「大黒天呪掌(だいこくてんじゅしょう)」という技を使う。

竜童九戦鬼

尚武(しょうぶ)
竜童九戦鬼壱番で「直神(じきしん)の尚武」と呼ばれる青年。長髪で、右目は前髪で隠れていて見えないことが多い。「神通術(じんつうじゅつ)」という百式を使う。
慈恩(ジオン)
竜童九戦鬼二番で「音速の慈恩」と呼ばれる青年。豪鬼は、自分よりも才能があると評価している。「百式神行術(ひゃくしきじんこうじゅつ)」を使う。
半月(はんげつ)
竜童九戦鬼三番で「地獄耳の半月」と呼ばれる女性。「五感術」という百式を使う。
鉄騎(てっき)
竜童九戦鬼四番で「音殺(おんさつ)の鉄騎」と呼ばれる男性。巨大な数珠を首からかけている。「暗器術(あんきじゅつ)」という百式を使う。
壮鎮(そうちん)
竜童九戦鬼五番で「虎倒(ことう)の壮鎮」と呼ばれる男性。大柄で髷を結っている。「虎倒術」という百式を使う。
禅鬼(ぜんき)
竜童九戦鬼六番で「炎の禅鬼」と呼ばれる男性。豪鬼の師匠・龍禅の息子だが、百式の力に溺れて魔道に堕ちたため、龍禅の手で記憶を破壊されて追放された。その後、織田信秀に拾われ、家督を継いで織田信長と名乗る。2年前に記憶を取り戻す。
雲手(うんすう)
竜童九戦鬼七番で「鏡の雲手」と呼ばれる男性。髭を生やし、「竜」と書かれた甲冑を装着している。奇妙なポーズをする。「円鏡術(えんきょうじゅつ)」という百式を使う。
明鏡(めいきょう)
竜童九戦鬼八番で「水雷(すいらい)のめいきょう」と呼ばれる女性。「水雷術」という百式を使う。
獅子王院豪鬼(ししおういん ごうき)
竜童九戦鬼九番・組頭であり、シグが目標としている人物でもある。織田信長が鬼仙谷(きせんだに)を侵略した際に、自分の左目を抉り取って信長に渡すことで撤退させた。

その他

上泉信綱(かみいずみ のぶつな)
新陰流の開祖で、剣聖・上泉伊勢守(かみいずみいせのかみ)と呼ばれた老人。剣の達人として有名であり、後にユキを引き取り弟子として迎える。
伝ェ門(でんえもん)
旅をしながら子供相手に玩具を売り歩く男で、「町田村の伝ェ門」と自称している。剣術の腕前は高い。子供達を守るために発破の上に覆いかぶさり、爆風を受けて死亡した。
十牙(じゅうが)
シグにライバル意識を抱いている少年。首にマフラーのような布を巻いている。2年前にシグに勝負を挑んで敗北した師匠に代わりシグに挑戦する。4本の手足で苦無を持つ「狼牙旋空殺(ろうがせんくうさつ)」で上空からシグを強襲するが、虎倒法・旋波で返り討ちにされた。
町医者夫婦
妻の名前は「さよ」、夫の名前は不明。夫婦で町医者をしていたが、半年前に娘のすずが侍に斬殺されてからは荒んだ生活を送っていた。娘に生き写しのユキに出会ったことで、本来の優しさを取り戻す。シグとユキを養子として引き取ろうとするが、ユキを拉致しにきた百鬼丸の手下達によって殺害された。
龍禅(りゅうぜん)
鬼仙谷の長老。豪鬼の師匠でもある。伝説の忍と言われ、織田信長も彼の存在を知っていた。鬼仙谷を信長の侵略から守るため、自分の命と引き換えに撤退するよう信長と交渉し、豪鬼に手刀で体を裂かれて絶命した。
果心居士(かしんこじ)
百鬼丸に仕える老婆。
李明珍(り めいちん)
形意八卦掌(けいいはっけしょう)の使い手である男性。雇い主の悪漢と共にユキの道場を襲撃するが、帰ってきたシグから制裁を受けた。

副題

  1. 心打砕かれても!!
  2. 明日を築く者…!!
  3. 想いを継ぐ者…!!
  4. もう失いたくない!!
  5. 術狩人・流影の紫外!!
  6. 死者に捧ぐ怒り!!
  7. 城へ…!!
  8. その男…豪鬼!!
  9. 被甲護身 鬼岩坊!!
  10. 究極の術式…!!
  11. 百式極めし者…!!
  12. 我ら九人の戦鬼
  13. 想いよ走れ…!!
  14. 約束…!!

書誌情報

単行本

  1. 明日を築く者…!! ISBN 4-08-872031-8
  2. 我ら九人の戦鬼 ISBN 4-08-872032-6 『シグ-闇蠢集成より-』収録
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