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2014年8月20日 (水) 02:02時点における版
森口 幸雄(もりぐち ゆきお、1926年(大正15年) - )は、日本の医師。ブラジル南部の南大河州カトリック大学医学部教授、同大学の老人医学研究所所長を務め、中南米において、その分野の権威である。
略歴
大正15年、熊本県出身の歯科医師だった父・森口時雄と母・銚の長男として東京都台東区上野に生まれる。両親とも実家は資産家であった。昭和23年(1948年)、慶應義塾大学医学部卒。国際聖母病院、桜町病院で勤務し、1953年にミラノ大学へ3年間留学。帰国後、清泉女子大学教授に就任。1957年、細江静男医師の三女・カオルと結婚。
1971年、ブラジル南部の南大河州カトリック大学に教授として招かれ2年間勤務。1975年、同カトリック大学に老人医学研究所が設置された際、再度招かれた。以後、老人医学の研究と後進の育成がライフワークとなった。また、南日伯援護協会の巡回診療事業にも参加し、ブラジル日系社会にも貢献している。長男の 森口秀幸も医学博士であり、巡回診療に参加している。
数々の功績を認められ、国際協力事業団総裁賞、外務大臣賞、読売新聞医療功労賞、そしてブラジルにおいては南大河名誉州民、カトリック大学功労賞、ブラジル老年医学会功労賞を受賞している。
参考文献
- 瀬尾正弘:『この人と足跡:新世紀に橋を架けたコロニアの群像』(ニッケイ新聞社、1999年)
関連項目
- 細江静男