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2006年11月11日 (土) 14:57時点における版
コードギアス 反逆のルルーシュ | |
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アニメ | |
監督 | 谷口悟朗 |
シリーズ構成 | 大河内一楼 |
キャラクターデザイン | 木村貴宏 (原案:CLAMP) |
製作 | 毎日放送 サンライズ コードギアス製作委員会 |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2006年10月5日 - |
話数 | 全25話予定 |
テンプレート - ノート |
『コードギアス 反逆のルルーシュ』(コードギアス はんぎゃくのルルーシュ)副題『Lelouch of the Rebellion』はサンライズ製作のロボットアニメである。
2006年10月より毎日放送・TBS系列10局(#放送局を参照)で放送開始した。 漫画化もされ、ゲーム版もニンテンドーDS、PSP、Wiiで予定。ファーストオープニングはFLOW、エンディングはALI PROJECTが担当。
ストーリー
超大国ブリタニア帝国に支配された日本は「エリア11」と命名を受け、日本人もイレヴンと呼ばれ、誇りさえも超大国の支配下に置かれていた。
そんな中、日本国復権と平和の為「黒の皇子」と「白の騎士」が反逆を起こす。
登場人物
主人公
- ルルーシュ・ランペルージ 声:福山潤
- 黒の皇子。愛称はルル。身長は178cm。元は超大国ブリタニア帝国出身で本名をルルーシュ・ヴィ・ブリタニアといい、第十七皇位継承者である。テロに偽装し母親を謀殺され、妹のナナリーも障害を負う。その後は外交手段として日本に送られてスザクに出会うが間も無くブリタニア帝国の日本侵略に巻き込まれ、籍を失うこととなる。別れ際にブリタニア壊滅をスザクに誓う。
- 戦後はアッシュフォード家の庇護の下、本名を偽装し唯一の肉親であるナナリーを失うことを恐れて平穏な環境に身を委ねつつも、幼少の頃のブリタニアへの憎悪を忘れず普通の学生を装いながら打倒ブリタニアを計画していた。そして、謎の少女・C.C.との邂逅で支配の力ギアスを与えられた事による後押しとスザク逮捕を機に、母の仇であるブリタニアを討つべく起ち上がる。頭脳明晰だが勉学よりもチェスやポーカー等での賭け事に頭を使うタイプの人間であった。テロリスト活動時は仮面を着け、自らをゼロと名乗る。
- 知的な風貌で過程よりも結果を重視、場合によっては荒っぽい手段や卑怯な手立ても行使する。ナナリーとは二人暮しで、彼女の事を大事に思っている。スザクとは幼馴染であったが、ブリタニアの日本侵略の際に離れ離れになった。アッシュフォード学園では生徒会に所属しており、実はうっかりキャラである。ちなみに姓名のランペルージとはフランス語で「赤き灯火」を意味する。
- 枢木 スザク(くるるぎ すざく) 声:櫻井孝宏
- 白の騎士。元は日本屈指の名家だった枢木一族の出身で生粋の日本人。父親は日本最後の総理大臣の枢木ゲンブ。現在では枢木一族とは絶縁している模様。戦後は名誉ブリタニア人となりブリタニア帝国軍に兵士として入隊。素直な性格で正義感が強くブリタニアの力の論理を否定し、内部からブリタニアを変えようという理想を持っている。その為にブリタニア軍内では浮き、イレヴンからは裏切り者呼ばわりされている。
- 幼馴染であり親友のルルーシュとは対照的にプロセスを重んじており、結果がどうあれ自らの正義を貫き、考えるより先に行動する直情的な人間。クロヴィス殺害時にもゼロに助けられながら、ゼロの外側から潰すというやり方を反発し、イレヴンや名誉ブリタニア人のために再び法廷の場へと向かっている(しかしゼロの犯行声明もあり、後に証拠不十分で釈放される)。作中の発言から、ルルーシュとナナリーが皇族出身だということを知ってるものと思われる。
- 最新鋭ナイトメアフレームであるランスロットの操縦者。皇女であるユーフェミアにあるきっかけで出会い、彼女に仕えることになる。その後アッシュフォード学園に転入してくる(クラスはルルーシュと同じクラス)。当初は元容疑者という事からクラスから完全に浮いていたが、ルルーシュを救ったことでその汚名も晴れる。そして、ルルーシュの計らいで生徒会に所属することになる。
Unknown
- C.C.(シー・ツー) 声:ゆかな
- 謎の少女。理由はまだ不明だが、カプセルで眠っていたところルルーシュと出会い、自らの「願い」を叶える事を代償に世界を変えるという力であるギアスを与える。「灰色の魔女」の異名を持つ。
- シンジュクで死亡したかに見えたが、その後ルルーシュ達の邸宅にひょっこり現れそのまま居候する。追われている自覚を持ちながら堂々と出歩いたり、ルルーシュのベッドを占拠したり、ルルーシュの質問を無視しまくったり、クールな一面を見せたかと思えばとても奇妙なことをしたりとその振る舞いは傍若無人。
- 第一次大戦時らしき写真に写っているので、見かけ通りの年齢ではないと思われる。
ただ、公式ホームページでの年齢は16歳となっている。
レジスタンス関係者
日本をブリタニアから開放することを目的とした団体で、複数存在する。本編に最も絡んでくるであろう革命団体。メンバーはレジスタンス活動中に赤いバンダナを巻くのがルール。
- カレン・シュタットフェルト 声:小清水亜美
- イレヴンとブリタニアのハーフで反帝国グループに所属する少女。本名は紅月カレン。名門シュタットフェルト家の令嬢でもある。
- アッシュフォード学園内では病弱を装い、あまり出席していないが、本当は活発で少々過激な性格をしており、武術やナイトメアフレームの操縦にも精通している身。そのため、病弱な設定をしている自分にとって面倒な事が起こるとそのたびに後悔している。第3話以降は生徒会に所属。また、レジスタンスとしての正体を隠す為、学園では髪型や目付きを変えている。
- (学園とレジスタンスの)両方でルルーシュと関係している立場にあるが、彼がゼロの正体とは気付いていない(しかし、一時は疑っていたが、結局証拠不十分で正体を突き止めずに終わっている)。
- 紅月ナオト(こうづき なおと)
- カレンの兄であり扇の率いるレジスタンスグループの元リーダー。一話以前に毒ガス(中身はC.C.)を略奪する作戦を指揮していたようだが、現在は消息不明。
- 扇 要(おうぎ かなめ) 声:真殿光昭
- カレンが所属している反帝国グループのリーダー。カレンの兄とは友人だった。
- 玉城 真一郎(たまき しんいちろう) 声:田中一成
- 反帝国グループのメンバーで、皆の纏め役のような存在。過激な言動が目立ち、ゼロに対しても不信感を持っている。
- 吉田(よしだ)、杉山(すぎやま) 声:蓮池龍三、杉山紀彰
- 反帝国グループのメンバー。
- 永田(ながた) 声:私市淳
- 反帝国グループ中堅メンバー。昔は陶芸家として妻と娘とささやかながらも幸せな生活を送っていたが、ブリタニア侵略の折に妻と娘を失い、レジスタンスに参加する。第1話で重傷を負い、ブリタニア軍を捲き込みながら自爆して果てた。
日本解放戦線
- 藤堂 鏡志朗(とうどう きょうしろう) 声:高田祐司
- 7年前の対ブリタニア戦で一度も負けなかった名将。今は日本解放戦線に客分として属している。二つ名は奇跡の藤堂。
- 草壁(くさかべ) 声:天田益男
- 藤堂を匿う日本解放戦線のメンバー。
ブリタニア関係者
皇帝・皇位継承者
- ブリタニア皇帝 声:若本規夫
- ブリタニア帝国の皇帝にしてルルーシュの父。フルネームは不明。ギアスやC.C.についても何か知っている模様。
- 世界各地のエリアの統治を皇位継承者達に委ねているが、大変な実力主義者。わざと最前線に自分の子供を配置し統治者にする理由は、彼らの能力を見る為である。
- マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
- ブリタニア帝国の皇妃でルルーシュとナナリーの母親。庶民出身であった為に他の皇妃らに妬まれ、テロに見せかけて子供二人の目の前で謀殺された。
- シュナイゼル
- ブリタニア帝国の第二皇子。マリアンヌ皇妃の死に関与しているとされる。
- クロヴィス・ラ・ブリタニア 声:飛田展男
- ブリタニア帝国の第三皇子でエリア11の総督。ルルーシュの腹違いの兄でもある。ナルシスト気味で、自分の降格に怯える小心者。また、芸術が趣味で特に絵画を好み、生前はたくさんの絵を書いていた。その中にルルーシュ親子の絵もある。
- 本国には極秘でC.C.を研究していたが、カレンらテロリストに奪われてしまう。その後、シンジュク掃討戦を指揮するもルルーシュの策により停戦を迫られた上に、ギアスの力でマリアンヌの死の情報を言わされた後ルルーシュに殺された。
- コーネリア・リ・ブリタニア 声:皆川純子
- ブリタニア帝国の第二皇女。シュナイゼルと同じくマリアンヌ皇妃の死に関与しているとされる。ブリタニアの魔女の異名を持ち、自らナイトメアフレーム「グロースター」を駆って戦場に出るといった、戦士としての側面も持つ。戦士としての技量は高く、一人でエリア18の要塞を壊滅させるほど。クロヴィスの後任としてエリア11の総督に就任、ゼロの捜索に執念を燃やす。作中での発言から身内には情深い模様。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア 声:南央美
- ブリタニア帝国の第三皇女。猫や鳥と会話するなど、かなり夢見がちな少女。姉コーネリアに付いてエリア11の副総督に就任する。クロヴィスが殺害される一週間程前までは、学生という理由で表舞台には出ていなかった。
- 初登場時にスザクに対して『ユフィ』と名乗る。
- 一時は本作の声優登場権を獲得した林未紀が声を担当するのではないかといったガセ情報も流れた。
ブリタニア軍人・研究員
純血派
- ジェレミア・ゴットバルト 声:成田剣
- クロヴィス直属の部下。年齢は28歳。名家出身で、ブリタニア純血主義者である純血派リーダー格の若手男性将校。辺境伯の爵位を持ち、ブリタニアの主力ナイトメアフレームであるサザーランドを操る。普段は真面目だが戦闘になると好戦的になり、イレヴンこと日本人を見下しがちな所がある。3話では秘匿されていたクロヴィスの死を公表し、その罪をスザクに着せる事で純血派による軍の掌握を謀るもルルーシュのギアスの力で操られ護送中のスザクを解放し、彼らの逃亡を全力で援護することとなる。その為、純血派の統率力と軍からの信用を失ってしまい、キューエルを初めとする純血派4人に粛清されかけるも、スザクに助けられた。命拾いはしたもののゼロを取り逃がした責任を問われ三階級降格、一パイロットとして出直すという屈辱を味わう。
- 色んな意味で出番が多くなってきてはいるが、作中キャラおよび視聴者の間では「オレンジ」などと呼ばれ初期登場時より若干ネタキャラ的な存在になりつつある。
- ヴィレッタ・ヌゥ 声:渡辺明乃
- サザーランドに搭乗する女騎士。年齢は26歳。ジェレミアの部下で彼と同様に純血派の急先鋒。ジェレミアと比べると戦い方は冷静。ギアスをかけられサザーランドをルルーシュに渡してしまいその間の記憶を失うが、パドレー、ジェレミアやサザーランドを奪われた他の騎士達も同様に記憶が欠落していることに疑問を抱き始めている。
- 作中では絶えずジェレミアの傍にいることから、彼の補佐官かそれに準じる立場と思われる。また、軍内部での露骨なジェレミア不審の雰囲気の中でも彼を信頼し、キューエルらに追い詰められるジェレミアを助けに駆けつけるなど、ジェレミアへの忠誠心は高い。
- キューエル 声:加瀬康之
- 純血派の一員。フルネーム及び年齢は不明。髪は金髪で七三分けにしている男。
- 4話において、ギアスの力に操られてスザク達を逃がそうとしたジェレミアに反抗して追うも、ジェレミアに妨害される。その後、ジェレミアがスザク達をわざと取り逃がした事を純血派の恥辱と考え、コーネリアが総督に着任する前に葬り去ろうと考える。そして、サザーランドに乗ったジェレミアを罠に嵌めて誘い出し、純血派4人でジェレミアを粛清しようとするも、スザクに阻止される。
特別派遣嚮導技術部
- ロイド・アスブルンド 声:白鳥哲
- 最新鋭ナイトメアフレームであるランスロットの開発者。眼鏡をかけ、常に白衣を身に羽織っている男。何かしらの企みを持っているものと思われる。
- 口調は軽いが、スザクのことをパーツと呼ぶあたり、操縦者を道具としか見ない科学者であると言える(クロヴィス殺害容疑が掛けられたスザクに面会する場面もあるも、「スザクと言うパーツ」を失いたくないと言う思いからであると思われる)。ただ、その知識は群を抜いており昔からユーフェミアの存在も知っていた事から、帝室とは何らかの関わりがあると見える。
- 現在はランスロット開発陣ごと軍施設を追い出されアシュフォード学園の向かいにある大学に拠点を移した。
- セシル・クルーミー 声:井上喜久子
- ランスロット開発メンバーの一員。2話ではオペレーターを務めた。クロヴィスの殺害容疑でスザクが捕まったとき、心配したりとロイドとは違い優しい性格である。
その他
- パドレー 声:宝亀克寿
- 禿頭の将軍。クロヴィスの命により、皇帝に秘密でC.C.の研究を行っていた。純血派の台頭を抑え、名誉ブリタニア人の軍人の盾になっていたようだ。
- C.C.をテロリストに奪われるという大失態を除けば、クロヴィスの短慮に懸念を示したりするなど実力者であった。しかし、ギアスの力に操られ、クロヴィス殺害を防げなかったため失脚。C.C.に関わったことを嘆きながら、本国に送還されてしまう。
- オイゲン、バレリー、グラウゼ、クインシー
- ブリタニア軍の兵士。オイゲンとバレリーに関しては死亡したが、グラウゼは脱出したようだ。クインシーはルルーシュの崩落トラップにはまっている。
- ダールトン、ギルフォード 声:梁田清之、幸野善之
- コーネリアの部下。フルネームは不明。5話において砂漠で戦っていた。
アッシュフォード学園関係者
カレンについてはレジスタンスの欄を参照。
生徒会
- シャーリー・フェネット 声:折笠富美子
- アッシュフォード学園2年生。ルルーシュ達の級友で水泳部の飛び込み選手。男性人気はかなりのものだが、彼女はそれに気付いておらず、ルルーシュの事を気に掛けている模様。ルルーシュのことを「ルル」と呼ぶ。不正の類を嫌い、ルルーシュ達が賭けチェスをしている事を良く思っていない。また、ルルーシュとカレンとの仲を疑っている節がある。
- リヴァル・カルデモンド 声:杉山紀彰
- アッシュフォード学園2年生で生徒会所属。お気楽な人間でルルーシュの悪友的存在。ルルーシュを遊びやチェスの為に愛用のサイドカーで連れ回す事もあり、普段は彼の専属プロモーターも同然。
- ニーナ・アインシュタイン 声:千葉紗子
- アッシュフォード学園2年生で生徒会所属。科学に造詣が深いものの、曲っ毛と眼鏡のせいで、自分の容姿にコンプレックスを持っている。イレブンが苦手なのかスザクの事をあまり快く思っていない。
- ミレイ・アッシュフォード 声:大原さやか
- アッシュフォード学園3年生。理事長の孫娘で学園の生徒会長。奔放な性格で水着で授業、生徒を総動員して猫を探すレース等ろくでもないイベントを考えては皆を振り回すある種の変人ながら、決めるべき所は決めてくれる姉御。ルルーシュをルルちゃんとも呼んでいた。
その他の学校関係者
- ソフィー
- カレンの長期欠席を心配していた女子生徒。
その他
- ナナリー・ランペルージ 声:名塚佳織
- ルルーシュの妹。ブリタニア内紛に捲き込まれて瞳の光と歩行能力を失った、薄幸の少女。兄と共に学園内のクラブハウスで暮らしており、中等部だが生徒会の仮メンバー。心優しい性格をしており、イレヴンの事もちゃんと日本人と呼ぶ。『ナイトメア・オブ・ナナリー』では、彼女もナイトメアフレームに搭乗する模様。
- 篠崎 咲世子(しのざき さよこ) 声:新井里美
- イレヴン。ナナリーの世話をするメイドで、看護師のような服を着ている。
- ディートハルト・リート 声:中田譲治
- TV局のプロデューサーで旺盛な好奇心を持つマスコミ屋。他のマスコミ屋がクロヴィスの機嫌を取る中、一人だけ離れて彼をハリボテと嘯いた事から、ブリタニアにはあまり好感を持っていない模様。
ナイトメアフレーム
通称ナイトメア。つづりは悪夢を意味する Nightmare ではなく「騎士の馬」たる KnightMare。超大国ブリタニアが作り上げたロボット兵器で、約4.5mと小柄に出来ており市街地の戦闘に適したように作られている。
特徴としてどの機種も頭部に情報収集用カメラ「ファクトスフィア」、脚部には地上での高速移動の他建造物の間もよじ登ることの出来るホイール「ランドスピナー」、胸部(ランスロットは両腕)にワイヤー式アンカー「スラッシュハーケン」が装備されている。背部から胸部にかけて脱出機構を備えた独特のコックピットを持ち、搭乗者は背中から乗る事になる。ナイトメアがあるからこそブリタニアは世界を思うがままにできたといっても過言ではないだろう。
サンライズ河口プロデューサーの発言では「テロリストがガレージに隠しても違和感が無い大きさのメカが使いたかった。今までこのサイズでは短足でずんぐりむっくりのデザインはあった(装甲騎兵ボトムズのアーマードトルーパー、あるいはガサラキのタクティカルアーマー等)が、今回はいかにスマートなスタイルでこのサイズを実現するかに腐心した」らしい。
しかし軍事関係に詳しい視聴者からは、機体サイズからくる装甲の薄さや、コックピット部が背面に露出した形状などから、歩兵による携行が可能な無反動砲や対戦車ミサイルでも充分に対抗可能であり、市街戦での優位性に疑問が投げかけられている。更に、同世代の中では比較的軽量な90式戦車ですら50tある主力戦車に対して、7t前後という重量と重心の高さでは、装甲はもとより搭載火力で大きなハンデを負っていると見られる(現に、劇中で携行火器によって戦車が撃破されたシーンでは、装甲の薄い背面に攻撃が命中している)。このため、平野部などでは主力戦車や攻撃ヘリコプターの的と化す、という指摘もある。
- ※もっともこの手の指摘は本作のみに当てはまるものではなく、同スケールのいわゆるリアルロボット物には常に付いて周る物であると言う事を付け加えておく。
- ランスロット(Lancelot) 形式番号:Z-01 全高/戦闘重量:4.49m/6890kg
- ロイド達のチームが作ったブリタニアの試作型兵器。パイロットはスザクで、この機体は特別な人間しか乗れないワンオフ機で世界唯一の第7世代ナイトメアでもある。従って、スザク以外の人間が乗ってもこの機体を扱いきることは不可能である。特徴としてサザーランドを大きく凌駕するスピードと機動性、機体を牽引するだけでなく持ち上げ、跳躍すら可能にする強化型スラッシュハーケン、あらゆる攻撃を防ぐ強力な両腕のバリア、通常1基のファクトスフィアを2基装備による索敵能力の向上、等が挙げられる。ただし、それらの驚異的な性能・装備と引き換えに脱出装置はオミットされた。武装はスラッシュハーケン、メーザーバイブレーションソード(MVS)、ヴァリス(手持ちライフル、VARIS:Variable Ammunition Repulsion Impact Spitfireの略)など。
- グラスゴー(Glasgow) 形式番号:RPI-11 全高/戦闘重量:4.24m/7350kg
- 旧式の量産型ナイトメアフレーム。ブリタニアが日本侵略の為に使った機種。現状は主なパイロットはカレンなど、尚カレン機は塗装が赤になっている。標準色は深緑色。
- 武装はトンファー、スラッシュハーケン、アサルトライフルと標準武装に留まっている。
- サザーランド(Sutherland) 形式番号:RPI-13 全高/戦闘重量:4.39m/7480kg
- 現在ブリタニアで最も出回っている量産型の機種。主なパイロットはジェレミア、ヴィレッタなど。グラスゴーを超えるスペックを有するが武装はグラスゴーと大差なくスラッシュハーケン、アサルトライフル、突撃槍を装備。
- グロースター(Gloucester) 形式番号:RPI-00 全高/戦闘重量:4.84m/7850kg
- コーネリアとその親衛隊が駆る最新式ナイトメア。サザーランドの発展型で主に頭部、肩部や脚部が大きく異なり、背中のマントが目を引く。またコーネリア機には頭部に二対の大きな「角」が装備されている。
- 紅蓮二式
- 京都レジスタンスグループが生産した、日本製のナイトメアフレーム
ギアス
C.C.がルルーシュに与えた「王の力」。単純にいえば相手に命令をする力である。 発動するときにルルーシュの左目に赤い鳥が映し出され、目が合った相手は一時的に洗脳される。
しかし、この能力にはルールがいくつか存在する。
- 一度命令した相手に対しては二度と命令できない。
- 最も基本的なルールで、一度洗脳した相手をもう一度洗脳することはできない。
- 直接相手と目を合わせなければ効果がない。
- メガネ程度の透過率なら問題はない。
- モニター越しや、無線機や電話での命令は効果がない。
- しかし、これによって洗脳に失敗した時は「一度命令した相手に対して二度と命令できない」のルールは適用されない。
- 命令は声に出して相手に伝えなければならない。
- 目を合わせるだけでは発動しないと思われる。
- 一度に命令できる人数に決まった制限はない。
- ただしこの場合、全員に同じ命令をしなければならない。
- ギアスにより命令された人間は、命令後記憶の欠落がみられる。
- これはギアスが前頭野に潜入した副作用であると考えられる。
- 射程280メートル
- これ以上離れた位置からでは効果がない。
- 光の反射によって命令することも可能。
世界
この作品の世界は、現実の世界とは大幅に異なる歴史を歩んでいる。
- 神聖ブリタニア帝国
- この作品に登場する架空の超大国で、皇帝を元首とした絶対君主制国家。
- 歴史を遡ると、テューダー朝期のイングランド王国に辿り着くことが、作品内で示唆されている。現実のイングランド王国と異なって、エリザベス1世に子供がおり、ヘンリー9世として即位したことになっている。このため、1603年のステュアート朝イングランド王国の成立と、それに伴うスコットランド王国との同君連合の成立は、この作品の世界では起こっていない。また、その後新大陸への遷都がなされたとされているため、アメリカ合衆国も成立していないと思われる。
- ブリタニア帝国は現皇帝を第98代目としている。なお、現実の日本における現在の天皇は第125代目であり、初代ブリタニア皇帝の時代におおよそ相当する98代前の安閑天皇の時代は、アーサー王の時代とほぼ同じ5世紀~6世紀である。このことから、王朝の初代にはアーサー王を戴いている可能性が考えられる。(ただし、これは天皇における神武天皇の存在や万世一系といった考え方と同様、事実性においては疑義が持たれるものだと思われる。)
- ナイトメアフレームをはじめとした強大な軍事力を背景に、世界の3分の1にも及ぶ広大な版図を有している。
- 日本
- 現在はブリタニアのエリア11となっている、極東にかつて存在した国家。
- この世界の日本は、ブリタニアの侵攻前は中立国であったとされている。また、現在の日本と異なり、北方領土だけでなく、千島列島の少なくともウルップ島とシムシル島が領土となっていた。また、軍の残党と思われる人物達の制服は、自衛隊のものではなく、大日本帝国軍のものに近いデザインとなっている。
- ブリタニアに制圧されているものの、各地に要塞規模の施設や重火器を有した軍の残党やレジスタンスが存在する。このため、日本全土が完全にブリタニアの支配下となっているわけでは無い模様である。
- エリア18
- 詳細は不明だが、砂漠地帯であることから中東辺りであると思われる。
- EU
- 欧州連合を指していると思われる。ブリタニア皇帝には、権利を平等にしたため、人気取りの衆愚政治に堕していると批判された。このことから、民主主義に則った政治が行われている模様である。
- 中華連邦
- 中華人民共和国とは異なった歴史を辿っている、この世界での中国と思われる。ブリタニア皇帝には、富を平等にしたため、国民が怠け者ばかりとなっていると批判された。このことから、現実とは異なり、富の分配が均衡化された、ある意味原理的な共産主義に近い政治を行っている模様である。
その他の作中用語
- 租界
- この作品では超大国の国民が住む街を意味する。
- ゲットー
- この作品では占領された日本国民が住む街を意味する。
- アッシュフォード学園
- この作品に存在する架空の学園。全寮制で女性比率が多い。世間ではブリタニア寄りの学校と思われているが、ブリタニア人やイレヴンと区別するような事は無い普通の学園である。
- イレヴン
- この作品での一般的な日本人の呼び名。
- 名誉ブリタニア人
- ブリタニア人以外でも、ブリタニアに貢献することでこの称号を与えられる模様。まったくの非ブリタニア人に比べ、ある程度の自由や身分を保障される。スザクもその一人。
- ただし、ブリタニア人からは軽視され、イレヴン(他のブリタニアに侵略された国も同じであろう)からは裏切り者扱いされることから、ある意味辛い立場であると言える。
- 純血派
- 軍部をブリタニア人だけで統一する思想を持ったブリタニア軍人の総称。パドレーは彼等の台頭を押さえていたようだ。
- 特別派遣嚮導技術部
- 略称は特派。ロイドやセシルが所属する、ブリタニア軍の先端技術を担う技術部。クロヴィスの兄皇子(恐らくはシュナイゼル)が管轄している模様。
- RPI
- Royal Panzer Infantryの頭文字をつなげた、皇立機甲歩兵(ナイトメアフレーム)の事。
- サクラダイト
- この作品に登場する架空のレアメタルで富士山近辺で取れる鉱物。ブリタニアが日本に対して侵略戦争を起こした理由の一つである。
- 黒の騎士団
- 日本各地で活動している反帝国レジスタンスの総称。カレンたちのグループの他にも中部地区の「サムライの血」、旧日本軍人により結成された「日本解放戦線」等と言った組織が存在する。
- オレンジ
- 4話でゼロに扮したルルーシュがジェレミアに対して「公表する」と脅した謎の存在。実はルルーシュのハッタリでジェレミアには全く覚えの無い事だったのだが、ギアスに操られたジェレミアはゼロを全力で逃がしてしまった為に軍の疑惑を招き、ジェレミアを侮蔑する言葉として使われるようになった。
スタッフ
- 企画:内田健二、竹田菁滋、川城和実
- ストーリー原案:大河内一楼、谷口悟朗
- シリーズ構成:大河内一楼
- 副シリーズ構成:吉野弘幸
- キャラクターデザイン原案:CLAMP
- キャラクターデザイン:木村貴宏
- ナイトメアデザイン:安田朗、中田栄治、阿久津潤一(ビークラフト)
- メカデザイン・コンセプトデザイン:寺岡賢司
- メインアニメーター:木村貴宏、千羽由利子、中田栄治、中谷誠一
- 美術監督:菱沼由典
- 色彩設計:岩沢れい子
- 撮影監督:大矢創太
- 編集:森田清次
- 3DCGディレクター:渡辺哲也
- 2DCGディレクター:三好正人
- 特殊設定:森田繁
- 音楽:中川幸太郎、黒石ひとみ
- 音響監督:浦上靖夫、井澤基
- 音響制作:AUDIO PLANNING U
- 担当デスク:浦上慶子
- 録音スタジオ:APU MEGURO STUDIO
- ミキサー:内山敬章
- アシスタントミキサー:大城久典
- 音響効果:庄司雅弘(フィズサウンドクリエイション)
- 音楽プロデューサー:石川吉元(ビクターエンタテインメント)、外村敬一(ソニー・ミュージックエンタテインメント)、真野昇(サンライズ音楽出版)
- アソシエイトプロデューサー:里吉純、稲垣浩文、細川修
- プロデューサー:諸冨洋史、河口佳高、峯岸卓生、湯川淳
- 副監督:村田和也
- 監督:谷口悟朗
- 製作:毎日放送、サンライズ、コードギアス製作委員会
- 著作:(C)2006 SUNRISE inc./MBS
主題歌
- オープニングテーマ
- 「COLORS」
- 作詞:KOHSHI ASAKAWA、KEIGO HAYASHI
- 作曲:TAKESHI ASAKAWA
- 編曲:FLOW&KOICHI TSUTAYA
- 歌:FLOW
- エンディングテーマ
- 「勇侠青春謳(ユウキョウセイシュンカ)」
- 作詞:宝野アリカ
- 作曲:片倉三起也
- 編曲:片倉三起也
- 歌:ALI PROJECT
放送局
この項目は最新・正確な番組情報を提供するものではありません。録画・録音・視聴・聴取などの際には放送局の公式Webサイトなどで確認してください。免責事項もあわせてご覧ください。※このテンプレートは過去の議論により既に廃止されており、現在は使用すべきではありません。詳細はWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 放送番組#番組警告テンプレートの廃止提案をご覧ください。 |
放送局 | 放送期間 | 放送曜日及び放送時間 |
---|---|---|
毎日放送 | 2006年10月5日~ | 木曜 25時25分~25時55分 |
北海道放送 | 木曜 26時10分~26時40分 | |
中部日本放送 | 木曜 26時50分~27時20分 | |
TBSテレビ | 2006年10月6日~ | 金曜 25時55分~26時25分 |
東北放送 | 金曜 26時15分~26時45分 | |
静岡放送 | 金曜 26時15分~26時45分 | |
中国放送 | 2006年10月7日~ | 土曜 26時40分~27時10分 |
熊本放送 | 2006年10月8日~ | 日曜 26時30分~27時00分 |
山陽放送 | 2006年10月9日~ | 月曜 26時25分~26時55分 |
RKB毎日放送 | 2006年10月10日~ | 火曜 26時30分~27時00分 |
アニマックス | 2006年11月7日~ | 火曜 23時00分~23時30分 |
補足
本作はMBSにとって『成恵の世界』以来、3年ぶりの自社制作深夜アニメである。また、『アニメシャワー』枠以外で同局制作の新作深夜アニメが放映されるのも初のケースとなる。
この作品は土曜日午後6時からの時間帯に放送される予定であった。サンライズのプロデューサーである河口は2005年春にMBSにこの企画を持ち込んだのだが、既に土曜日6時の時間帯には『天保異聞 妖奇士』が放送されることが決まっており、深夜枠での放送を余儀なくされた。また、元々米ソ対立をモデルとしたストーリーだったため、MBSの竹田チーフプロデューサーに「冷戦構造など古過ぎる」とダメ出しまで食らってしまった。これにより視聴者の年齢を考慮しストーリーに大幅な変更が加えられた(スザクをただの親友からルルーシュと対立する立場へ変えるなど)。
1997年に制作された初参入作品『フォーチュンクエストL』がテレビ東京へのネットとなった以後は、MBS制作の深夜アニメは全て関東地区では独立U局ネットであったが、本作ではTBSへ初めての逆ネットを果たす(JNN系列局としては中部日本放送(CBC)に次いで2局目)。
MBSとTBSを含めれば全国10局ネット体制となり、これはTBS系列の深夜アニメでは歴代2位となる(ちなみに歴代1位は同じく10月放送開始のCBCの『銀河鉄道物語~永遠への分岐点~』で、CBCとTBSを含めての13局ネット(ただしMBSは2007年1月放送開始予定))。
放送予定がない地区でもBIGLOBEで1週間の無料ストリーミング配信が行われるため、ブロードバンド環境がある場所であるなら全国で視聴可能である。ちなみに劇中、主にルルーシュがネットで情報を集める際にBIGLOBEを利用する。
電車の車内や街頭にピザハットの広告があったり、同社のピザをC.Cが食べていたりする場面もある(『交響詩篇エウレカセブン』でも同業他社のロゴや製品が本編中に登場した事がある)。
参考
本作のように、「親友またはライバル関係にある2人の青年の対立・対比」が物語の主軸、見所である作品には他に、「スクライド」、「DEATH NOTE」、「ウルトラマンガイア」、「機動戦士ガンダムSEED」などがある。しかし、その点において共通しているというだけで、これらの物語の世界観は全く異なるものである。
漫画
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- コードギアス 反逆のルルーシュ
- 連載:月刊Asuka
- 作画:マジコ!
- コード・ギアス 反攻のスザク
- 連載:ビーンズエース
- 作画:ヨミノアツロ
- コード・ギアス ナイトメア・オブ・ナナリー
- 連載:コンプエース
- 作画:たくま朋正
小説
関連項目
- コードギアス はんぎゃく日記
- 2006年10月6日から配信中のインターネットラジオ
- コードギアス緊急ナビニュース
- 2006年9月29日深夜、司会土田晃之で放送されたPR特番(TBS系列)。BIGLOBEストリームで配信中。
- 製作:共同テレビ
- 演出:渡辺浩
- 構成:外山信行