メガマック
メガマック
日本のメガマック栄養価 | |
エネルギー | 754kcal |
タンパク質 | 42.0g |
脂質 | 45.9g |
炭水化物 | 42.9g |
食塩相当量 | 2.5g |
発売元 | 日本マクドナルド |
メガマック(MEGA MAC)は、ファーストフード店日本マクドナルドによるビッグマックを超える大型ハンバーガーのこと[1]。さまざまな業種に広がりを見せつつある「大型食品」のさきがけとなった商品でもある。本項ではメガマック以降に販売されたラインナップ「メガシリーズ」についても記述する。
概要
メガマックは基本的な味付け・材料・調理法は既存メニューのビックマックの調理法と材料を利用して大型ハンバーガーとして作られた。アメリカ合衆国、カナダ、中華人民共和国の3カ国で発売され、販売数が好調との報告を受けた日本マクドナルドでも販売を決定した[2]。
期間限定メニュー
2006年から首都圏の数店舗で試験販売を開始。その後期間限定メニューとして2007年1月12日から2月4日までの期間を予定して日本国内のマクドナルドで発売が開始された[3]。当初は欧米向け消費者の指向に合った高カロリー(754kcal)のハンバーガーであり、基本的な味付けは従来のビックマックと変わらないため、日本マクドナルド側も通常の期間限定メニューとして想定・対応していたが、販売開始後4日間で当初168万食の販売見込数が、実際にはその約2倍の332万食の販売数と想定外のオーダーがメガマックへ集中したため、各店舗で製造が追いつかず数量限定販売に切り替えられた[4][5]。これらの現象はマスメディアでも取り上げられ、雑誌・新聞社、テレビの情報番組でも大型ハンバーガーが人気の理由・リポートの様子が報じられた。
当初の終了予定を1ヶ月延長して同年3月4日まで販売は続けられた。販売単価の高いメガマックの売り上げ増が寄与して2007年2月の売り上げは前年比12.4%増を記録[6]したため、日本マクドナルドでは幾度かに亘って期間限定販売を実施した(下表[7]参照)。
期 | プレスリリース | 販売期間 |
---|---|---|
1 | 2006年12月20日 | 2007年1月12日-3月4日 |
2 | 2007年3月22日 | 2007年4月1日-5日 |
3 | 2007年3月22日 | 2007年4月15日-19日 |
4 | 2007年3月22日 | 2007年5月1日-5日 |
5 | 2007年7月5日 | 2007年7月20日-8月9日 |
6 | 2007年9月25日 | 2007年9月28日-10月4日 |
7 | 2007年10月18日 | 2007年10月19日-11月1日 |
8 | 2007年11月15日 | 2007年11月16日-21日 |
レギュラーメニュー化
幾度となく行われた限定販売においていずれも好評を得たこともあり、2008年4月4日よりレギュラーメニュー化された[8]。
特色
上から、バンズ→ハンバーグパテ[9]→パテ→ピクルス→レタス→バンズ→パテ→パテ→チーズ→レタス→バンズの順番で挟んであり、合計で4枚のパテが入っている。ハンバーガー一つにつき4枚のパテという製造材料のアンバランスさが話題を呼び、店頭に長蛇の列が出来た。
メガシリーズ
メガてりやき
- メガてりやき(MEGA TERIYAKI)は、日本マクドナルドが第一弾のメガマックに続く「メガブラザーズ第二弾」として企画され、幾度か期間限定販売(後述)されている大型ハンバーガーの名称。主な特色はメガマックと同じくボリューム感がある食べ応え(903kcal)である。ポークパティを2枚使用して、ゴマの付いたバンズを使用。3枚にカットされたバンズの中にポークパティを挟んでいる[10][11][12]。
メガたまご・メガトマト
- メガたまご(MEGA TAMAGO)・メガトマト(MEGA TOMATO)はメガシリーズの第3弾として期間限定販売(後述)された、大型ハンバーガーの名称。メガたまごはハンバーグ3枚、タマゴ、ベーコン2枚、レタス、チェダーチーズを、メガトマトはハンバーグ3枚、トマト、ベーコン2枚、レタス、チェダーチーズを挟んでいる[13]。
メガマフィン
- メガマフィン(MEGA MUFFIN)はメガシリーズの第4弾として期間限定販売(後述)[14]されている、朝マック初となるメガメニューの名称。基本的な味付け・材料・調理法は既存メニューのソーセージエッグマフィンの調理法と材料を流用しており、ポークパティ2枚、ベーコン2枚、たまご、チーズをイングリッシュマフィンに挟んでケチャップで味付けしている[8][15][16]。
試験販売
大型ハンバーガー『メガマック』の好評を受け、日本マクドナルドでは各種メガメニューの試験販売を行っている。
- メガてりやきマックバーガー(当時の名称)、メガフィレオフィッシュ、メガチキンフィレオの3商品が東京都内のマクドナルド10店舗限定で2007年2月6日より短期間の試験販売が行われた[17][18]。
- メガたまご・メガトマトは、広島県と山口県岩国市のみの地域店舗限定商品として、2007年8月10日から同年9月6日の間、期間限定試験販売が行われた[19]。
- メガマフィンは2008年2月に埼玉県内の数店舗にて試験販売が行われた[15][16]。
販売期間・関連エピソード
メガシリーズ | プレスリリース | 期 | 販売期間 | 関連エピソード |
---|---|---|---|---|
メガてりやき | 2007年5月21日 | 1 | 2007年6月8日-7月19日 | |
メガたまご メガトマト |
2007年11月15日 | 1 | 2007年12月12日-2008年1月10日 | 当初の予定より2日早く[20]他社の新商品大型ハンバーガー[21]と同じ12月12日からの発売に変更された。 |
メガマフィン | 2008年3月13日 | 1 | 2008年4月4日-5月8日 | 朝マックの時間帯である午前10時半までの販売(24時間営業店舗の場合は、午前5時より)[8]。期間終了後も「好評につき販売継続」となっている[14](一部店舗を除く)。 |
メガてりやき | 2008年3月13日 | 2 | 2008年4月4日-5月8日 | 午後7時以降の販売[8]。 |
メガたまご | 無 | 2 | 2008年6月6日[22]-不明 |
脚注・出典
- ^ 「メガ」は本来「巨大なもの」を意味する言葉ではなく、「百万倍(の量)」(バイトに対するメガバイト等)という意。
- ^ マクドナルドが「メガマック」発売 ビーフが4枚も(インターネット・アーカイブ) FujiSankei Business i 2006年12月21日
- ^ “メガマック”日本初上陸日本マクドナルド・プレスリリース 2006年12月20日
- ^ 売れ行きも“メガサイズ”で…特大バーガー販売数制限 ZAKZAK 2007年1月17日
- ^ 記録的な需要による数量限定販売開始と販売期間延長 日本マクドナルド・プレスリリース 2007年1月16日
- ^ 日本マクドナルド、2月の既存店売上高12.4%増 株式投資情報 2007年3月9日掲載(情報元:NIKKEI NET 2007年3月9日)
- ^ ニュースリリース 日本マクドナルドホールディングス公式 より。
- ^ a b c d 朝「メガマフィン」、昼「メガマック」、夜「メガてりやき」3つのメガが夢の競演! 日本マクドナルド・プレスリリース 2008年3月13日
- ^ 一般的に使用されるハンバーグ用・成型肉の名称。パティ、パテなど略語での呼び方も各種ある。
- ^ マクドナルド、今度は「メガてりやき」発売 IBTimes 2007年2月7日
- ^ あの“てりやきマックバーガー”がメガになった!!『メガてりやき』新登場! 日本マクドナルド・プレスリリース 2007年5月21日
- ^ 特大バーガー第2弾は「メガてりやき」 スポニチアネックス 2007年5月21日
- ^ 日本マクドナルド、メガシリーズ第3弾「メガたまご」「メガトマト」を発売 日経トレンディネット 2007年11月16日
- ^ a b 期間終了後も、メガシリーズ公式サイトにて「好評につき販売継続! メガマフィン」との表記が有る。
- ^ a b マクドナルド:マフィンもメガ化 メガマックはレギュラーメニュー入り 毎日jp(毎日新聞社)2007年3月13日掲載
- ^ a b マクドナルド マフィンもメガ化 J-CASTニュース 2007年3月14日掲載
- ^ 大好評メガマックの「兄弟」発見 毎日jp(毎日新聞社)2007年2月7日掲載
- ^ 大好評「メガマック」に兄弟、「メガフィレオ」など3種類を限定販売中。 Narinari.com 2007年2月9日掲載
- ^ メガマックシリーズの最新作は「メガトマト」と「メガたまご」に? GIGAZINE 2007年8月28日掲載
- ^ 『メガたまご』『メガトマト』新登場! 日本マクドナルド・プレスリリース 2007年11月15日
- ^ ウェンディーズも“メガメニュー”投入日経レストラン 2007年12月11日
- ^ ぷるっと、メガうま。メガたまご 日本マクドナルド公式
- メニュー別栄養価情報 メガマック・メガテリヤキ・メガトマト・メガたまご栄養価情報・出典元
外部リンク
- メガシリーズ公式サイト 日本マクドナルド