ミツクリエナガチョウチンアンコウ
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ミツクリエナガチョウチンアンコウ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Cryptopsaras couesii Gill, 1883 | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Triplewart seadevil |
ミツクリエナガチョウチンアンコウ(箕作柄長提灯鮟鱇、学名:Cryptopsaras couesii) は、硬骨魚綱・アンコウ目・ミツクリエナガチョウチンアンコウ科・ミツクリエナガチョウチンアンコウ属に分類される魚類の一種。Ceratias (Paraceratias) mitsukurii Tanaka, 1908 はシノニム。魚類の中で最も長い和名を持つ[1]。
特徴
世界中の深海に生息する。体長は雌が30cmにまで成長するのに対し雄は2cm程度にしかならない。このように雌よりも極端に小さい雄のことを矮雄(わいゆう)と呼び、チョウチンアンコウの仲間にしばしば見られる特徴である。雄は生殖のため雌の体に噛み付いて寄生し、皮膚や血管を癒着させ雌から栄養分の供給を受ける。寄生した雄は目や腸などが次第に退化し、雌の体に同化する。
分類
ミツクリエナガチョウチンアンコウ科には2属4種が知られる。
- ビワアンコウ属 Ceratias Krøyer, 1845
- ビワアンコウ Ceratias holboelli Krøyer, 1845
- エナシビワアンコウ Ceratias uranoscopus Murray, 1877
- Ceratias tentaculatus Norman, 1930
- ミツクリエナガチョウチンアンコウ属 Cryptopsaras Gill, 1883
- ミツクリエナガチョウチンアンコウ Cryptopsaras couesii Gill, 1883
脚注
- ^ 和名の最も長い魚はカワハギの仲間の「ウケグチノホソミオナガノオキナハギ」とする場合もある。名前は東京大学三崎臨海実験所の初代所長であった箕作佳吉(みつくりかきち)教授に捧げられたものである。
参考文献
- 岡村収・尼岡邦夫 編・監修 『日本の海水魚』 山と溪谷社 1997年 ISBN 4-635-09027-2
関連項目
外部リンク