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ミツクリエナガチョウチンアンコウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ミツクリエナガチョウチンアンコウ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 魚上綱 Pisciformes
: 硬骨魚綱 tdiosteichthyes
: アンコウ目 Lophiiformes
亜目 : アカグツ亜目 Ogcocephalioidei
: ミツクリエナガチョウチンアンコウ科Ceratiidae
: ミツクリエナガチョウチンアンコウ属Cryptopsaras
: ミツクリエナガチョウチンアンコウ C. couesii
学名
Cryptopsaras couesii
Gill, 1883
英名
Triplewart seadevil

ミツクリエナガチョウチンアンコウ(箕作柄長提灯鮟鱇、学名:Cryptopsaras couesii) は、硬骨魚綱・アンコウ目・ミツクリエナガチョウチンアンコウ科・ミツクリエナガチョウチンアンコウ属に分類される魚類の一種。Ceratias (Paraceratias) mitsukurii Tanaka, 1908 はシノニム。魚類の中で最も長い和名を持つ[1]

特徴

世界中の深海に生息する。体長は雌が30cmにまで成長するのに対し雄は2cm程度にしかならない。このように雌よりも極端に小さい雄のことを矮雄(わいゆう)と呼び、チョウチンアンコウの仲間にしばしば見られる特徴である。雄は生殖のため雌の体に噛み付いて寄生し、皮膚血管を癒着させ雌から栄養分の供給を受ける。寄生した雄はなどが次第に退化し、雌の体に同化する。

分類

ミツクリエナガチョウチンアンコウ科には2属4種が知られる。

  • ビワアンコウ属 Ceratias Krøyer, 1845
  • ビワアンコウ Ceratias holboelli Krøyer, 1845
  • エナシビワアンコウ Ceratias uranoscopus Murray, 1877
  • Ceratias tentaculatus Norman, 1930
  • ミツクリエナガチョウチンアンコウ属 Cryptopsaras Gill, 1883
  • ミツクリエナガチョウチンアンコウ Cryptopsaras couesii Gill, 1883

脚注

  1. ^ 和名の最も長い魚はカワハギの仲間の「ウケグチノホソミオナガノオキナハギ」とする場合もある。名前は東京大学三崎臨海実験所の初代所長であった箕作佳吉(みつくりかきち)教授に捧げられたものである。

参考文献

  • 岡村収・尼岡邦夫 編・監修 『日本の海水魚』 山と溪谷社 1997年 ISBN 4-635-09027-2

関連項目

外部リンク

Fish Base--ミツクリエナガチョウチンアンコウ科


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