江差町
えさしちょう 江差町 | |
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国 | 日本 |
地方 | 北海道地方 |
都道府県 | 北海道(檜山支庁) |
郡 | 檜山郡 |
市町村コード | 01361-7 |
法人番号 | 1000020013617 |
面積 |
109.48km2 |
総人口 |
6,621人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年11月30日) |
人口密度 | 60.5人/km2 |
隣接自治体 | 上ノ国町、厚沢部町、乙部町 |
町の木 | ヒノキアスナロ |
町の花 | ハマナス |
江差町役場 | |
町長 | 照井誉之介 |
所在地 |
〒043-8560 北海道檜山郡江差町字中歌町193-1 |
外部リンク | 江差町 |
ウィキプロジェクト |
江差町(えさしちょう)は、北海道檜山支庁中部にある日本海に面した町。檜山支庁所在地。町名の由来はアイヌ語の「エサシ」(昆布の意)から。江差追分発祥地。
地理
面積 109.57 ㎢。檜山管内中部に位置する。西部は日本海に面し、厚沢部川の河口を有する。東部は山岳地帯。江差線の終点。奥尻島と結ぶフェリーが運航されている。町には厚沢部川が流れ、沖には鴎島が浮かぶ。
人口
- 総人口:9,707人
- 男性: 4,613人
- 女性: 5,094人
- 世帯数:4,638世帯
人口
江差町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
隣接している自治体
気候
沿岸を流れる対馬海流の影響で比較的温暖である。ケッペンの気候区分では本州と同じ温暖湿潤気候(Cfa)に属する。道内の中では降水量が多いものの、冬季の気温が高いために降雪量は少ない。
沿革
- 1900年(明治33年) - 檜山郡江差市街26町と五勝手村(ごかってむら)が合併、一級町村制、檜山郡江差町。
- 1955年(昭和30年) - 檜山郡江差町と泊村(とまりむら)が廃止、新たに江差町を設置。
函館市、松前町と並び、北海道で最も早く開けた地域の一つ。江戸時代はニシンの漁場及び北前船によるヒノキアスナロなどの交易港で、「江差の五月は江戸にもない」といわれるほど栄えた。松前藩の所領であるが、1868年(明治元年)戊辰戦争において、旧幕府脱走軍の占領を受けた。その際、旧幕府海軍の主力艦である開陽丸が江差沖で座礁沈没した。廃藩置県後、一時期青森県に属していたが、1872年(明治5年)に開拓使函館支庁に移管、町役人を廃し、戸長役場を置いた。1882年(明治15年)、函館県に属し、1886年(明治19年)の県廃止後に北海道庁に属し、1897年(明治30年)檜山支庁が置かれた。
漁業不振や若年層の町外流出により人口は減少傾向にあり、1997年(平成9年)には道内の支庁所在地として初めて過疎地域の適用を受けている。さらに支庁所在地ではただ一つ、道都である札幌市への直行交通機関がない。
姉妹都市・提携都市
経済
現在の基幹産業は漁業であるが、近年は史跡や景観の観光資源を活用した観光事業に力を入れて、多くの観光客の誘致に努力している。
一方、北海道が進めようとしている支庁再編がここ近年問題となっている。その中で江差町は檜山支庁の所在地であるため、地域経済は比較的守られている。しかし今後檜山支庁が廃止・合併などにより消滅した場合、地域経済の悪化に拍車がかかることは必至である。江差町のあちこちに「檜山支庁廃止反対!」を訴える標識がある。
立地企業
金融機関
※函館信用金庫は未進出。
郵便
- 江差郵便局(日本郵便江差支店併設)
教育
高等学校
中学校
小学校
幼稚園
学校教育以外の施設
- 檜山地域人材開発センターまなびっく(社団法人桧山地域人材開発センター運営協会が運営する認定職業訓練による職業訓練施設)
交通
鉄道
バス
道路
港湾
- 江差港
- ハートランドフェリー 江差 - 奥尻
文化財
重要文化財
- 旧中村家住宅(北海道檜山郡江差町)[5]主屋・文庫倉・下ノ倉
天然記念物
- ヒノキアスナロおよびアオトドマツ自生地
北海道指定無形民俗文化財
- 江差沖揚げ音頭 - 江差追分会館、江差沖揚げ音頭保存会
- 江差五勝手鹿子舞 - 江差追分会館、江差五勝手鹿子舞保存会
- 江差三下り - 江差追分会館、江差三下り会
- 江差追分 - 江差追分会館
- 江差餅つき囃子 - 江差追分会館、江差餅つき囃子保存会
江差町指定無形民俗文化財
- 江差鮫踊り - 江差追分会館、江差鮫踊り保存会
- 江差田沢鹿子舞 - 江差追分会館、江差田沢鹿子舞保存会
- 江差土場鹿子舞 - 江差追分会館、江差土場鹿子舞保存会
- 江差鹿子舞 - 江差追分会館、豊川町郷土芸能保存会
- 江差追分踊り - 江差追分会館、江差追分踊り保存会
江差町指定史跡
- 戍辰の役戦死者の墳墓地[1]
- かもめ島砲台跡(南北2カ所)
- 北前船飲用井戸
- 北前船係船柱及び同跡(かもめ島周辺)
その他
- 旧檜山爾志郡役所庁舎 - 北海道指定有形文化財(建造物)
- 正覚院寛保津波の碑 - 北海道指定有形文化財(美術工芸品)[6]
- 法華寺寛保津波の碑 - 北海道指定有形文化財(美術工芸品)[7]
- 江差姥神町横山家 - 北海道指定有形民俗文化財[8]
- 江差姥神神社祭礼山車・神功山人形および付属品 - 北海道指定有形民俗文化財、姥神大神宮渡御祭にて公開
- 江差姥神神社祭礼山車松宝丸 - 北海道指定有形民俗文化財、姥神大神宮渡御祭にて公開
- 檜山奉行所正門 - 江差町指定有形文化財(建造物)
- 旧関川家別荘 - 江差町指定有形文化財(建造物)[9]
- 金丸家住宅母屋及び土蔵 - 江差町指定有形文化財(建造物)
- 開陽丸遺跡 - 遺物は江差町指定有形文化財
- 江差町指定有形文化財(美術工芸品)上記含め15件
- 江差町指定有形民俗文化財12件
名所・旧跡・観光・祭事・催事
- 姥神大神宮[10]
- 五厘沢温泉
- 砂坂海岸
- かもめ島海水浴場
- エビス浜海水浴場
- 旧檜山爾志郡役所
- 開陽丸青少年研修センター[11]
- いにしえ街道[12]
- 江差相撲道場(松ヶ根部屋、中央大学相撲部、日本通運相撲部夏期合宿所)
祭事
出身有名人
- 青坂満(江差追分名人)
関連項目
- 姥神大神宮
- 姥神大神宮渡御祭
- 江差線
- 江差駅
- 国道228号
- 函館バス
- ハートランドフェリー
- 江差追分
- 江差追分事件
- 追分
- 馬子唄
- 開陽丸
- 五勝手屋羊羹
- ペギー葉山(1971年に「江差想失恋」のシングル曲を発売)
- 佐々木基晴(1989年に「江差夢しぐれ」のシングル曲を発売)
- 五木寛之(1989年に青春の門〈第7部挑戦篇)で江差を舞台に執筆 )
- 松音ゆかり(1992年に「江差恋唄」のシングル曲を発売)
その他
宗谷支庁に同じ読みかたの枝幸町がある。区別のために枝幸町は「北見枝幸」、江差町は「檜山江差」と呼んで区別する事が多い。
脚注
- ^ 「戊辰」の誤か。