天元突破グレンラガン 紅蓮学園篇
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天元突破グレンラガン紅蓮学園篇(てんげんとっぱ - ぐれんがくえんへん)は、原作・GAINAX、中島かずき。ストーリー構成・財津A司、作画・吉川かば夫の天元突破グレンラガンを題材にした漫画作品。角川書店刊『月刊コンプエース』にて連載中。
また本作の前身企画とも言える、アニメ版のDVD5巻の初回特典である『男一匹グレンラガン』及び、続編の『男どアホウ!グレンラガン』『男組だよグレンラガン』の"男シリーズ"についても本項にて記載する。
概要
本作は『天元突破グレンラガン』の世界観である、多元宇宙(パラレルワールド)設定を基にした漫画作品である。
コンプエース2008年10月号から連載が開始された。現代日本に近い世界観を舞台にした学園漫画。
ストーリー
ダイグレン学園に通う学生の少年シモンは、「ごくごく普通の生活」を求めながらも兄貴分のカミナや幼馴染のヨーコらに振り回される生活を送っていた。そんなある日、学校の掃除をさせられた帰りにシモンは階段の上から落ちてきた謎の少女・ニアと出会う。ニアに見初められたシモンは、ロージェノムが送り込むテッペリン学院の刺客からニアを守ることになっていく。
登場人物
ダイグレン学園
- シモン
- オンボロアパート、ジーハ荘に住む気弱な少年。ポジションはツッコミ役。両親は故人で一人暮らしをしている。「ごく平凡な暮らし」を望んでいたがニアやカミナ、キタンら仲間達に振り回され、いつもとばっちりを食らっている。他人が起こすトラブルに巻き込まれやすい。「不幸だ~」というのが口癖だったが、ニアを守るべく漢に変わりつつある。
- ニア・テッペリン
- テッペリン学院の学園長ロージェノムの娘。家出してヴィラルに追いかけ回されていた際、階段から転げ落ちてシモンに激突。そんな彼を「身を挺して守ってくれた」と解釈してシモンに運命を感じる。その後、シモンの部屋に押しかけて同居する事になる。シモン曰く「可愛いけど変な人」。シモンと「合体」する事で強大なパワーを得る。「月刊 男の魂」なる本を愛読書としている。シモンを追って、ダイグレン学園へ転校してきた。
- 最終局面においては父ロージェノムの溺愛と過保護によって二重人格になっていたことが発覚。黒ニアとしてシモンとカミナの前に立ちはだかる。
- カミナ
- シモンの兄貴分。ニアと同じく「月刊 男の魂」を愛読しており、彼女と意気投合する。また本編と同じく、シモンの素養を見抜いており、彼のことを「漢」だと認めている。いつも壁などを突き破って登場するため、シモンから「ドアから入ってきて」と言われている。
- ヨーコ
- シモンの幼馴染。薙刀を愛用している。アディーネとの喧嘩の際カミナに手を貸してもらい、その際に「十倍返し(キス)」を奪われて赤面する。
- キタン
- ダイグレン学園のトップに立つべく、カミナをライバル視する。ジョーガン、バリンボー、キッド、アイラック、ゾーシィ、テツカンらを従える。キヨウがダヤッカと結婚したことがトラウマになっている。
- ロシウ
- ダイグレン学園の風紀委員長。いつもトラブル騒ぎを起こすカミナ達に頭を痛めている。尚、この漫画のキャラは基本的にアニメ本編における「第一部」「第二部」の姿で登場する事が多いが、彼は「第三部」以降の姿で登場する。
- ダヤッカ
- ダイグレン学園の先生。秘密だがキヨウと結婚している。
- キヨウ
- ヨーコの友人。学生だがダヤッカの嫁。
- キノン
- ロシウの補佐で風紀委員。腐女子の気がある。またロシウのデコを愛している。
- キヤル
- ヨーコの友人。
- リーロン
- 学園長。チャイナ服を着用しているオカマ。
テッペリン学院
- ヴィラル
- 家出してきたニアを連れ戻そうとする黒服。ニアを「ニア様」「お嬢様」と呼ぶ。テッペリン学園の生徒だが進級不可の評価を覆すため必死にニアを連れ戻そうとするが、二回も失敗して落第してしまう。
- ロージェノム
- テッペリン学園の理事長。ニアの父親。典型的な親バカで娘を溺愛していおり、ダイグレン学園へ刺客を送り込む。
番長四天王
正確には「テッペリン学院番長四天王」
- アディーネ
- ニアを連れ戻すべくダイグレン学園へ乗り込み、ヨーコと決闘を繰り広げる。
- チミルフ
- スイカ投げ勝負をカミナに挑むがグアームの自爆で敗北。
- グアーム
- スイカに爆弾を仕込み、チミルフに手を貸そうとするがギミーとダリーによって海へ沈められる。
- シトマンドラ
- 「番長四天王最強」を自称している。海の回で満を持して登場するがサメに食われかける。
その他
- ギミー
- 海の回で登場。グアームを海へ沈める。
- ダリー
- ギミーと共に登場。
男シリーズ
アニメ本編のDVDシリーズの特典として収録されたドラマCD。脚本は中島かずき。
紅蓮学園篇とは設定が異なるが、「グレンラガンで学園物」という点で共通する設定も多い。しかしグレンラガンやダイグレン、エンキドゥを始めとしたガンメンなども登場したり、ロシウが敵であるなど差異もある。
男一匹グレンラガン
TVアニメ本編のDVD5巻の初回特典として収録されたドラマCD。公式で初めて「学園グレンラガン」を行った作品。タイトルの元ネタは『男一匹ガキ大将』から。
男どアホウ! グレンラガン
劇場版『紅蓮篇』DVDの限定版に収録されたドラマCD。男一匹の続編。タイトルの元ネタは『男どアホウ甲子園』から。
男組だよ! グレンラガン
劇場版『螺巌篇』DVDの限定版に収録予定のドラマCD。男シリーズ完結編。タイトルの元ネタは『男組』から。
登場人物
振り仮名の後の括弧内は、オリジナルキャラの名前。
テッペリン学園
- 神野神名(かみのかみな)(カミナ)
- 声 - 小西克幸
- このドラマCDでは主人公ポジション。父である神野博士が残したグレンに乗る。『男どアホウ!』では冒頭でキャラ紹介したり、妹を人質に脅されるキタンの様子に気づいて機転を利かせるなど本編よりはツッコミに回る事が多い。
- 堀田志門(ほったしもん)(シモン)
- 声 - 柿原徹也
- ニアの部下。父である堀田博士が遺したラガンに乗る。修繕コンテストで優勝した腕前があり、ドリルを使って破壊された学校を修繕する事が多い。『男一匹』の終盤で、神名を「アニキ」と呼ぶようになる。また一人称はアニメと違って「僕」だったり、丁寧な言葉使いが目立つ。
- 宇津和庸子(うつわようこ)(ヨーコ)
- 声 - 井上麻里奈
- 神名の幼馴染。様々な部活を掛け持ちする。
- ニア・テッペリン
- 声 - 福井裕佳梨
- テッペリン学園の理事長。父ロージェノム・テッペリンの野望を打ち砕くべく、志門、リーロン、ダヤッカと共に日本へやって来た。本編よりも天然な面が押し出されており、『男一匹』では神名を振り回す事もあった。
- 月ーた(ブータ)
- 声 - 伊藤静
- ニアが連れている「ブタだかモグラだかわからない生き物」。
- 理野論太(りのろんた)(リーロン)
- 声 - 小野坂昌也
- ニアと共にテッペリン財団から離反したオカマ教師。テッペリン財団に居た頃は「切れ者リーロン」と呼ばれていた。
- 打屋海蔵(だやかいぞう)(ダヤッカ)
- 声 - 中村大樹
- ニアと共にテッペリン財団から離反した教師。元はダヤッカという名前だったが、テッペリン財団を去る際に捨てた。
- 阿波天助(あわてんすけ)(アーテンボロー)
- 声 - 桐井大介
- あわてんぼう。愛称は本編と同じく「アーテン」。
バチカ高校
- 黒野騎丹(くろのきたん)(キタン)
- 声 - 谷山紀章
- 神名の自称ライバル。『男一匹』の頃は「キングキタン号」というバイクに乗っていた。
- 黒野キヨウ(キヨウ)
- 声 - 佐藤利奈
- 騎丹の妹。
- 黒野キノン(キノン)
- 声 - 植田佳奈
- 騎丹の妹。
- 黒野キヤル(キヤル)
- 声 - 阿澄佳奈
- 騎丹の妹。
テッペリン財団&銀部会
- ロシウ・デコイ(ロシウ)
- 声 - 斎賀みつき
- 本編と違って敵。ヴィラルとコンビを組み、彼にデコを叩かれる。
- ヴィラル・サスーン(ヴィラル)
- 声 - 檜山修之
- テッペリン財団の幹部。本編と同じくエンキに乗ってカミナの前に立ちはだかる。
- 銀部礼(ぎんぶれい)(ギンブレー)
- 声 - 水島大宙
- テッペリン財団の手先である銀部会のボス。
- 大場丈岩(おおばじょうがん)(ジョーガン)
- 声 - 四宮豪
- 銀部会のメンバー。
- 大場林望(おおばりんぼう)(バリンボー)
- 声 - 堂坂晃三
- 銀部会のメンバー。
- キッド・ザ・クイック(キッド)
- 声 - 近藤隆
- 銀部会のメンバー。
- アイラック
- 声 - 桐井大介
- 銀部会のメンバー。
- ロージェノム・テッペリン(ロージェノム)
- 声 - 池田成志
- ニアの父。カミナとラーメン屋で出会い、大食い勝負にてカミナを負かした後に食い逃げする。
- 黒ニア
- 声 - 福井裕佳梨
- ニアの妹。
- 神野博士
- カミナの父。グレンを作った。
- 堀田博士
- シモンの父。ラガンを作った。