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千葉胤直

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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千葉 胤直(ちば たねなお、1419年応永26年) - 1455年9月26日康正元年8月15日))は室町時代中期の武将千葉氏の第16代当主。父は第15代当主・千葉兼胤。母は上杉禅秀の娘。官位は従五位下、千葉介。

1430年、父の死により家督を継ぐ。1438年永享の乱では幕府軍に属して足利持氏を攻め、直後の結城合戦でも幕府軍に属して結城城を攻めた。その後、持氏の遺児である足利成氏鎌倉公方として復帰すると、胤直はこれと敵対する。ところが1455年、かねてから胤直に不満を抱いていた千葉康胤(馬加康胤)と原胤房の連合軍が胤直を攻撃。胤直は千田庄多胡に逃れて防戦したが、同年8月15日に自殺して果てた。これにより、家督は康胤に奪われた。

この事件を契機として、千葉氏は次第に衰退してゆくのであった。

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