フェリシモ
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | フェリシモ |
本社所在地 |
650-0035 兵庫県神戸市中央区浪花町59 |
設立 | 2002年8月1日(創立1965年5月) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 4140001022298 |
事業内容 | カタログ通信販売 |
代表者 | 矢崎和彦(代表取締役社長) |
資本金 | 18億68百万円(2013年2月) |
売上高 |
単体429億円、連結432億円 (2013年2月期) |
純資産 |
単体265億円、連結265億円 (2013年2月) |
総資産 |
単体418億円、連結420億円 (2013年2月) |
従業員数 |
単体394人、連結524人 (2013年2月) |
決算期 | 2月末日 |
主要株主 |
矢崎勝彦 16.05% (有)樹福 9.95% (有)目神山事務所 7.99% (2013年2月) |
主要子会社 | グループ会社の項目を参照 |
外部リンク | www.felissimo.co.jp |
株式会社フェリシモ(英: FELISSIMO CORPORATION)は、兵庫県神戸市中央区に本社を持つ大手通信販売会社。1965年創業。
主に自社開発による通信販売業務を行っている。開発商品はファッション、生活雑貨、ホビー商品、美容関連商品、食品など。
沿革
- 1965年 5月 株式会社ハイセンスとして大阪で設立。
- 1977年 3月 カタログ『HI-SENSE COLLECTION』を創刊。
- 1978年 -- カタログ『はいせんす絵本』創刊。
- 1985年 -- 『ふらんす絵本』創刊。
- 1987年 -- 『はいせんす絵本』の書店販売開始。
- 1989年12月 商号を株式会社フェリシモに変更。
- 1990年 -- 『フェリシモ森基金』設立。
- 1995年 9月 神戸に本社を移転する。
- 1997年 -- 『フェリシモ文学賞』設立。
- 2002年 8月1日 現「株式会社フェリシモ」分割設立。
- 2004年 2月1日 現「株式会社フェリシモ」が、分割元の株式会社フェリシモ(旧株式会社ハイセンス)を吸収合併。
- 2004年 5月 上海に物流センター「エスパスフェリシモ上海」を開設
- 2006年 2月8日 東京証券取引所市場第二部に上場。
- 2007年 2月1日 東京証券取引所市場第一部に指定。
- 2009年 9月 中国・上海物流センター「エスパスフェリシモ上海」第2棟を開設
事業所
- 東京オフィス
- 東京都渋谷区神宮前5-42-13
- 大阪オフィス
- 大阪市北区梅田1-1-3
- エスパスフェリシモ
- 神戸市須磨区弥栄台2-7
グループ会社
- 北京幸福生活貿易有限公司
- 上海芬理希梦時装有限公司
- 芬理希梦(北京)商貿有限公司
営業スタイル
幅広い年齢層の女性をターゲットとして、衣料品・生活雑貨・インテリア・化粧品などを販売している。キッズ商品や、一部メンズ商品の取り扱いもある。カタログを配布してハガキやネットで申し込む形式が主流である。商品は多くの場合、頒布会(定期購入システム)の形式を取っており、いくつかのシリーズ商品のうちどれが来るかは分からないのが特徴である。頒布(定期購入)には最後まで参加(お休みしてもよい)しなくてもよい。
同業のセシール(現ディノス・セシール高松本社)が比較的「安価」という方向性を持っているのに対して、フェリシモの場合、可愛らしさやスタイリッシュ、あるいはエコなどといった、付加価値の面を重視している点が商品傾向としてある。
なお、フェリシモは協力企業のネットワークを通じてある意味でどんな商品でもつくることができるSPA(製造小売)を行っており、利用客の声がダイレクトにプランナーに届く仕組み、および、コレクションという毎月シリーズでお届けする仕組みを持っている[1]。
また、利用客の声に反映した商品作りの場を提供し『フェリシモ生活雑貨大賞』や『クチュリエ検定試験』といった双方向性を確立している。
社会貢献活動
東日本大震災復興支援
毎月一口100円からはじめることの出来る義援金(基金)および東日本大震災 復興支援ポータルサイト「もっと、ずっと、きっと」開設 [2]。
環境保全・育成基金
PEACE BY PEACE COTTON PROJECTをはじめ、緑豊かな森を残すことを目的に毎月一口100円の寄付による「フェリシモの森基金」、インドのタゴール協会と「はな・はな・みどり基金」、「沖縄サンゴ基金」、「広葉樹の森づくり基金」、「アルモンド未来の森を育む基金」を開設し基金を通じて自然環境を守り、育てる活動を国内、海外で実施[3]。
不祥事
下請法違反
同社が下請会社88社に対し、衣料品などの商品を、納期経過後も返品に応じていなかったなどとして、公正取引委員会は2013年3月29日に、下請法違反で再発防止を勧告した[4]。 その後、同社は勧告に基づき「受領拒否」と認定された受領拒否相当の給付についてすべて受領是正、下請事業者に製造委託した場合の受領する期日を定め、必要事項を発注書面に記載するようにシステムを改修をし、発注書面の不備の是正を行った[5]。
脚注
- ^ 日本マーケティング協会 View Point 2013年9月14日確認
- ^ 2011年6月3日プレスリリース みんなで息の長い復興支援をフェリシモ 東日本大震災 復興支援ポータルサイト『もっと、ずっと、きっと』を開設2013年12月9日確認
- ^ フェリシモCSR活動 環境保全・育成2013年12月9日確認
- ^ 通販大手のフェリシモに再発防止勧告 公取委、下請法違反で 日本経済新聞 2013年3月29日
- ^ 公正取引委員会の勧告に基づく対応について 2013年9月20日確認
参考文献
- 日本経済新聞 2013年7月1日朝刊「熱く前向き――フェリシモ社長矢崎和彦氏(交遊抄)」2013年7月8日閲覧
- 日経MJ (流通新聞) 2013年6月3日「買えば社会貢献」の商品(石鍋仁美のマーケティングの非常識)2013年7月10日閲覧
- 毎日新聞 2013年11月18日夕刊8面「プレミアタイム」(矢崎和彦さん フェリシモ社長)2014年1月8日閲覧
- 日本経済新聞 2013年11月15日夕刊10面「第7回流通科学大学シンポジウム」(流通3.0 フェリシモの挑戦:事業性、独創性、社会性同時に実現を目指す)2014年1月8日閲覧
- 神戸新聞 2014年2月7日 「フェリシモに「輝く女性賞」 関西財界セミナー賞」2014年2月15日閲覧