みなみ野シティ
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みなみ野シティは、東京都心から西方約40kmの八王子市の中心から南方2-5kmに位置しており、1997年(平成9年)に街びらきをしたニュータウンである。都市再生機構が事業主体の「南八王子土地区画整理事業」により開発された。八王子ニュータウンともいう。
概要
「八王子・立川・多摩業務核都市構想」の一環として、国道16号沿道という立地から、事務所、工場、流通関連施設なども配置されている。また、里山や水路を生かした「環境共生都市」がコンセプトである。
みなみ野シティ内は、おもにみなみ野、七国、宇津貫町、兵衛(ひょうえい)、西片倉と5つの地区から構成されている。なお、七国の地名はこの街の南部の多摩丘陵尾根にある「七国峠(しちこくとうげ)」に由来するが、読みを「ななくに」に変更している。
土地は登記上の所有者は都市再生機構となっていたが、2008年(平成20年)4月の時点で一括書き換えされた。
一部の地域では電線類を地中化している。
歴史
- 1997年(平成9年)
- 1999年(平成11年)9月 - 八王子南郵便局が南大沢駅前から移転
- 2003年(平成15年)
- 2005年(平成17年)9月 - 「フレスポ八王子みなみ野」(ショッピングセンター)開業
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)4月1日 - みなみ野君田小学校開校
- 2008年(平成20年) - みなみ野シティ内の八王子南バイパスの工事が着手され一部街路が付替えられた。
- 2009年(平成21年)
人口
- 約24,209人(2015年11月末現在)
- 計画人口は28,000人、人口は徐々に増加している。
アクセス
- 鉄道
- JR横浜線の八王子駅と橋本駅の中間よりやや北側に位置する八王子みなみ野駅が中心部の最寄り駅である。また、隣の片倉駅が最寄りの地区(西片倉・兵衛地区の一部)もある。
- 道路
- みなみ野シティを取り囲むように北部を東京都道173号上館日野線(北野街道)が、東部を国道16号(東京環状)が、そして、西部を東京都道・神奈川県道506号八王子城山線が通っている。南部には町田街道があるが、通るには国道16号を経る必要がある。
- 八王子バイパス鑓水インター付近の東京都道20号・神奈川県道525号府中相模原線(柚木街道)に出るルートの計画があるが、現状で大部分は山林である。また、この街の北部に接するように八王子南バイパスが計画されている。
- 国道16号から、JR横浜線の東側の道を通り、相原駅方面へと抜けることのできる道路もある。
- バス
- JR八王子駅(早朝は京王電鉄北野駅南口、夜は北口)から北野台地区を経由して八王子みなみ野駅までのバスが京王バス南・南大沢営業所により運行されている。
- 深夜は割り増しで倍額運賃となる「深夜バス」も運行している。(25時13分北野駅北口発みなみ野駅25時33分着)
街の様子
丘陵部を宅地造成しているが、街全体がバリアフリーとなるためできるだけ緩やかな坂となるように配慮されている。斜面上の緑道には車椅子のために平坦な箇所が必ず設けられている。道路も余裕をもって配置され道幅も広く歩道も確保されている。
商業地と住宅地は地区計画によって完全に分離され、完成した主要道路の電線地中化とともに良好な街並みがつくられている。
駅前から西部へと伸びるメインストリートには複合商業施設やレンタルビデオ・本屋などあり、駅から離れて住宅地になると小規模店舗が点在している。日常生活に必要なものは地区内でほとんどそろえることができる。
駅の東側は西側と横浜線の線路で分断されているため開発が遅れていたが、住宅建設が進み商業関連施設も少しずつ進出してきている。
近隣に東京工科大学があり、その最寄り駅ともなっている(通学バスが発着する)ため、学生の姿も多い。駅前には大規模な学生寮(東京工科大学のものが1棟、日本工学院八王子専門学校のものが2棟)が建っている。
福祉・子育て
保育園は、市立みなみ野保育園、みなみ野さゆり保育園、みなみ野敬愛保育園、みなみ野雲母保育園と4園あるが、幼稚園はこれまで地区内に無く、近隣地域の幼稚園の園バスが送迎に来ている状態だった。しかし、2014年(平成26年)4月に東京ゆりかご幼稚園が館町から七国に移転することになり、地区内に初の幼稚園が設置された[1]。
また、みなみ野保育園に隣接して「地域子ども家庭支援センターみなみ野」がある。