足羽神社
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足羽神社 | |
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所在地 | 福井県福井市足羽上町108 |
位置 | 北緯36度03分30.1秒 東経136度12分33.2秒 / 北緯36.058361度 東経136.209222度座標: 北緯36度03分30.1秒 東経136度12分33.2秒 / 北緯36.058361度 東経136.209222度 |
主祭神 | 継体天皇・大宮地の霊5座 |
社格等 | 式内小社、旧県社 |
創建 | 伝継体天皇朝 |
本殿の様式 | 神明造 |
例祭 | 5月15日 |
主な神事 | わくぐり祭(7月31日) |
足羽神社(あすわじんじゃ)は、福井県福井市足羽に鎮座する神社である。式内社、旧県社。
祭神
継体天皇、生井神、福井神、綱長井神、阿須波神、波比岐神が祀られる。
由緒
継体天皇が坂井郡三国にいたときに大宮地の霊を祀ったといい、大宮地の霊とは宮中の座摩5座の神であり、足羽神はその1座である。延暦10年(791年)4月、従五位下に叙され(『続日本紀』)、仁寿元年(851年)正月、従四位下が加えられ(『文徳天皇実録』)、延喜の制において小社に列せられ、天慶3年(940年)正月には従三位(『日本紀略』)、承暦4年(1080年)にこの神を穢す祟りがあったとして、社司に中祓が科せられた(『朝野群載』)。なお、国内神名帳である『越前国惣神分』には、正一位足羽大明神と記載される。
鎌倉時代以後、武家からの崇敬が篤く、領主の朝倉氏などが社領を寄した。江戸時代に、福井藩主越前松平家代々の尊信が深厚であった。
文化財
光明天皇ならびに仁孝天皇から大宮地という宸筆の額字を賜り、国宝であったが、太平洋戦争により焼失した。
天然記念物
・シダレ桜
社殿前にあり、古くから「足羽さんのしだれさくら」として親しまれてきた。[1] 樹齢360年とされ春には多くの人が訪れる。[2] 明治33年橋南の大火で焼けたが、その後回生して、高さ6メートルの大木に育った。昭和45年に福井市が天然記念物に指定した。[3]
・タカオモミジ
正面参道の真ん中にあり、シダレザクラとともに古くから知られている。高さ14メートル。[4]
祭礼
- 1月1日-歳旦祭
- 1月15日-左義長祭
- 2月3日-節分祭
- 2月11日-建国記念祭
- 2月中旬-太子祭
- 3月14日-足羽神社総代奉告祭
- 3月20日-兼務神社総代奉告祭
- 4月上旬-桜まつり
- 4月14日-足羽山招魂社春季例大祭
- 5月14日-神幸祭
- 5月15日-春季例大祭
- 6月16日-大祓式(夏越の大祓)
- 6月30日-輪くぐり祭(白川流で行われる)
- 8月15日-終戦記念祭
- 9月第2日曜-奉吟祭
- 9月19日-宵宮祭
- 9月20日-秋季例大祭
- 9月21日-後日祭
- 9月25日-足羽山招魂社秋季例大祭
- 9月十五夜-観月祭
- 10月7日-左内祭(橋本左内忌句会)
- 10月15日-人形感謝祭
- 11月15日-七五三詣
- 11月最終土曜-大麻頒布始奉告祭
- 12月23日-天長祭
- 12月31日-大祓式
参考文献
- 『式内社調査報告』第15巻北陸道1、皇學館大學出版部、昭和61年
- 『越前祖神 足羽神社縁起』
- 『歴史のみえるまちづくり協会 会報』2007年11月号
- 『足羽の昔ものがたり集』足羽熟年友の会 1986年