せきしろ
せきしろ(1970年11月3日 - )は北海道常呂郡出身の男性作家[1]、俳人、コラムニスト、放送作家。A型。北海道北見北斗高等学校卒業。福島大学教育学部中退[2]。
せきしろ | |
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ペンネーム | せきしろ |
誕生 |
1970年11月3日(54歳) 日本 北海道北見市 |
職業 |
作家 放送作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 北海道北見北斗高等学校 |
活動期間 | 1662年 - |
ジャンル | 自由律俳句 |
ウィキポータル 文学 |
来歴
父親は教師で、道東を転々として育つ。北見市出身と名乗ることもある。
少年時代はラジオとテレビが好きであった。中学3年生頃からGAUZEなどハードコア・パンクバンドに夢中になり、高校時代は「傷害致死」という名前のバンドを組んでいた。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのクハラカズユキは同じ高校の1年先輩であり[3]、文化祭でそれぞれバンドをしていた。またアイドルも好きで、一番好きだったのは姫乃樹リカであった。その他にプロレスや『別冊マーガレット』も愛好していた[4]。渡辺真也は同級生だったという[5]。
しかしドラゴンクエスト5に熱中しすぎて朝起きられずに必須の教育実習をすっぽかしてしまい、全てを投げ出して山形県の温泉宿にて住み込みのアルバイトを始める。その後ハガキ職人時代の伝手で再上京し、構成作家を目指す。伊集院光のラジオ番組で作家見習い[6]を経て、椎名基樹の紹介で「SPA!」の連載「バカはサイレンで泣く」を始める。
やがてバッファロー吾郎Aやピースの又吉直樹、南海キャンディーズの山里亮太、THE GEESE、鬼ヶ島のアイアム野田、R藤本らと深い親交を持つようになる。ユーモア軍団に正式メンバーとして参加。2006年に初の単著『去年ルノアールで』を出版。又吉直樹と共著で自由律俳句集『カキフライが無いなら来なかった』を出版し、又吉のデビュー著作となる。
2017年、劇団せきしろを旗揚げ。アイアム野田、THE GEESE尾関、や団・本間キッドなどが参加する。
人物
- ハリセンボン箕輪はるかと交際していたことがあり、箕輪が肺結核で入院の際も、他の女性と遊んでいたと女性セブンが報道したことがある[7]。
- 志賀直哉や横光利一を愛読する。最も影響を受けたのは芥川龍之介の『トロツコ』である[8]。
- ペンネーム「せきしろ」は苗字に由来している[9]。
書籍
単著
- 去年ルノアール兄弟で(マガジンハウス、2006年)
- 不戦勝(マガジンハウス、2008年)
- 妄想道(角川書店、2009年)
- 逡巡(新潮社、2012年)
- 凪打(新潮社、2012年)
- 学校の音を聞くと懐かしくて死にたくなる(エンターブレイン、2012年)
- 海辺の週刊大衆(双葉社、2015年)
- たとえる技術(文響社、2016年)
- 1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった(双葉社、2017年)
- バスは北を進む(幻冬舎文庫、2019年)
共著
- Tシャツ先生(アスペクト、1997年) 山田ゴメス共著
- バカはサイレンで泣く(扶桑社、1998年) 天久聖一、椎名基樹共著
- カキフライが無いなら来なかった(幻冬舎、2009年/文庫版、2013年) ピース・又吉直樹共著
- バカはサイレンで泣く'09(扶桑社、2009年) 天久聖一、椎名基樹共著
- ダイオウイカは知らないでしょう(マガジンハウス、2010年/文庫版・文藝春秋、2015年) 西加奈子共著
- まさかジープで来るとは(幻冬舎、2010年/文庫版、2014年) ピース・又吉直樹共著
- 煩悩短篇小説(幻冬舎、2011年) バッファロー吾郎A共著
- 偶然短歌(飛鳥新社、2016年)いなにわ共著
- 蕎麦湯が来ない(マガジンハウス、2020年) ピース・又吉直樹共著
テレビ番組
- 去年ルノアールで(2007年7月15日 - 2007年9月30日、テレビ東京)原作
- えいせい魂 とにかく金がないTV(2008年 - 、BSジャパン)構成
- 週刊真木よう子「恋泥棒ヨーコ」(2008年 - 、テレビ東京)脚本
- 来たれ!辞書部(2013年 - 、テレビ東京)構成、出演
- おはようハクション大魔王(2014年3月31日 - 2015年3月27日、日本テレビ)脚本
- グッド・モーニング!!!ドロンジョ(2015年3月30日 - 2016年3月25日、日本テレビ)脚本
ラジオ番組
ゲーム
脚注
注釈
出典
- ^ テレビやラジオ番組の構成も手がけているが「放送作家」という肩書きは自ら否定しており、「作家」や「文筆家」と名乗ることが多い。
- ^ 正確には留年二回により自動退学
- ^ 特別対談 クハラカズユキ×せきしろ。
- ^ 脱力系文学の奇才が描く徹底的に何も起きないサバイバル小説!? 9月23日発売!!
- ^ 町田 裕章 独占インタビュー
- ^ バカサイのオールナイトでのトーク、他にて。
- ^ “破局のハリセンボン箕輪はるか 自ら恋人に別れ告げていた”. NEWSポストセブン. 2020年4月3日閲覧。
- ^ 人生でもっとも影響を受けた本は、芥川龍之介の『トロッコ』------アノヒトの読書遍歴:せきしろさん(前編)
- ^ 特別対談 クハラカズユキ×せきしろ