εpsilonΦ
εpsilonΦ | |
---|---|
出身地 | 日本 |
ジャンル |
J-POP ロック オルタナティヴ・ロック エレクトロ・ロック テクノポップ ボカロ アニメソング |
レーベル | ブシロードミュージック |
公式サイト | from ARGONAVIS 公式サイト |
メンバー | メンバーを参照 |
イプシちゃんねる | |
---|---|
YouTube | |
チャンネル | |
ジャンル | 音楽、ボカロ |
登録者数 | 1.95万人 |
総再生回数 | 1,475,457回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2023年12月18日時点。 |
εpsilonΦ(イプシロンファイ)は、メディアミックス作品『from ARGONAVIS』に登場する架空のオルタナティブロックバンド、ならびにそれを元としたバンドユニット。イメージカラーは■KYO MURASAKI(赤紫)。略称は「イプシ」。
概要
[編集]メディアミックス作品『from ARGONAVIS』の活動の一環で結成された。
作中のバンドについて
[編集]京都出身のオルタナバンド、として設定されており、中学生のメンバーをリーダーとして結成された[1]。結成時は全員が中高生であり、現在もほとんどが未成年。一方で楽曲や演奏のクオリティが非常に高いとされている。
作中でヒールの役割を担っているバンドであり、悪意や憎悪、復讐心、独占欲などの強い悪感情を抱えたメンバーが多い[2]。また、全員大きな会社の御曹司やその関係者である[3]。一方で、家族との不和や問題を抱えたメンバーが多く[4]、自分の親ら権力層、勝者への反抗がテーマのひとつとなっている。
キャッチコピーは「極彩色の不協和音」[5]。「玩具箱」や「いたずら」といったイメージやモチーフも多く用いられる[6]。
プロジェクト内で唯一、独自のYouTubeチャンネルを持ち、ボカロ曲を中心とした「歌ってみた」の投稿などを行っていた。
キャラクターの担当声優は、音楽ライブにはボーカル・コーラスを務めるキャストのみが出演するが、ラジオや生放送、朗読イベントなどにはその他のキャストが参加することもある。
ライブ活動
[編集]『from ARGONAVIS』発の一部のバンドは、キャラクターの声を担当する声優が楽器を実際に演奏しライブ活動を行っているが、εpsilonΦに関しては、楽器隊にプロミュージシャンのサポートメンバーを迎えて活動している。なお、基本的には毎回同じメンバーがサポートに入っている。
作中に登場する同名のバンド「εpsilonΦ」の"キャラクターとして"ステージに立ち、演奏や歌唱、MC(声優陣のみ)を行う。サポートメンバーも含めて、衣装・ヘアメイクなどでキャラクターを表現し、前述のような作中のキャラクターの世界観・ステージを再現している。一部のライブや、アンコールパートなどではキャスト本人として歌唱やMCを行うこともある。
音楽性
[編集]シンセサイザーを用いた電子音楽を主体とし、楽曲ジャンルはオルタナティヴ・ロック、エレクトロ・ロック、テクノポップなど幅広い[1]。ボカロ曲をはじめとした、インターネット上のインディーズ音楽全般の要素を幅広くモチーフとしている傾向がある。代表曲は凛として時雨のTKが楽曲提供をした[2]。
ボーカル・宇治川紫夕(榊原優希)とギターボーカル・二条遥(梶原岳人)両者のハイトーンボイスが絡み合うような楽曲が特徴的[2]。なお、各ボーカルがソロで歌う曲も存在する[7]。
前述のキャラクター設定に準じ、悪意や憎悪、歪んだ愛情、ルサンチマンなどの捻くれたモチーフを歌詞に採用した、攻撃的で狂気的な楽曲が多い[2]。一方で、宇治川紫夕役・榊原の高い表現力により、その裏の本心が繊細に表現されたような楽曲も存在する[7]。
楽曲は基本的に作品のストーリー、キャラクターの心情などに基づいて作られ、TK(凛として時雨)やTAKE(FLOW)など、様々な作曲家・有名アーティストから提供を受けている。
メンバー
[編集]担当声優
[編集]- 榊原優希:宇治川紫夕(Vo.) 役
- 梶原岳人:二条遥(Gt.&Vo.) 役
- 市川太一:二条奏(Ba.) 役
- 峰岸佳 → 石谷春貴:鞍馬唯臣(Syn.) 役[注 1]
- 立花慎之介:烏丸玲司(Dr.) 役
ライブ出演メンバー
[編集]サポートメンバーについては「めんま as 二条 奏」のように、担当するキャラクターが示唆される形で表記される。
リアルバンドとして活動するArgonavisやGYROAXIAのメンバーと同じく、担当キャラクターを思わせる衣装を着用。一部のサポートメンバーについてはウィッグを着用し、よりキャラクターに近づけた外見でステージに立っている。一方、サポートメンバーは声を担当していないため、ステージ上でのMCは行わない(ライブ本編終了後のフリートークを除く)。
基本的には固定のサポートメンバーで活動を行っている。
- 榊原優希:ボーカル(宇治川紫夕)担当
- 梶原岳人:ボーカル(二条遥)担当
- キャラクターは本来ギター&ボーカル担当だが、ボーカルのみを担当。
- 藤井健太郎:ギター担当
- ステージには登場せず、ステージ袖にて二条遥のギター演奏を担当。
作品
[編集]シングル
[編集]発売日 | タイトル | 販売形態 | 規格品番 | 形態 | オリコン 最高位[10] | |
---|---|---|---|---|---|---|
1st | 2021年7月14日 | Cynicaltic Fakestar/Sake it L0VE! | CD+Blu-ray | BRMM-10434 | 初回限定盤 | 15位 |
CD | BRMM-10435 | 通常盤 |
アルバム
[編集]発売日 | タイトル | 販売形態 | 規格品番 | 形態 | オリコン 最高位 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1st | 2022年9月21日 | Friction | CD+Blu-ray | ARCA-10008 | 初回限定盤 | 41位 |
CD | ARCA-10009 | 通常盤 |
配信シングル
[編集]発売日 | タイトル |
---|---|
2020年9月25日 | Play With You |
2021年3月14日 | End of reason |
2022年3月2日 | ユメノアト |
2022年3月16日 | Egoistic才Φ |
2023年12月26日 | Overlord |
参加作品
[編集]発売日 | タイトル | 楽曲 | 収録曲 |
---|---|---|---|
2020年12月9日 | 銀の百合/バンザイRIZING!!!/光の悪魔 | 「光の悪魔」 「Play With You」 「ロキ」 |
εpsilonΦ |
2021年2月3日 | AAside | 「AAside」 | 七星 蓮 × 旭 那由多 × FELIX × 神ノ島風太 × 宇治川紫夕 |
2021年11月19日 | ARGONAVIS Cover Collection -Marble- | 「Unravel」 「Enigmatic Feeling」 「key plus words」 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」 「Happy Halloween」 「千本桜」 |
εpsilonΦ |
2022年3月23日 | 銀の新星<SILVER NOVA> | 「銀の新星<SILVER NOVA>」 | Argonavis feat. 二条 遥 from εpsilonΦ |
2024年4月10日 | キミが見たステージへ | 「キミが見たステージへ 」 | from ARGONAVIS(七星 蓮×旭 那由多×FELIX×神ノ島風太×宇治川紫夕×二条 遥×淀川麟太郎×天王寺龍介) |
「Overlord」 | εpsilonΦ |
楽曲一覧
[編集]楽曲 | 歌唱 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 初収録CD |
---|---|---|---|---|---|
光の悪魔 | 紫夕 遥 |
TK(凛として時雨) | 銀の百合/バンザイRIZING!!!/光の悪魔 | ||
Play With You | 紫夕 | 新田目駿 | 藤井亮太 | 青木宏憲 日直伸次 | |
End of reason | 紫夕 遥 |
白鷺雪兎 | 鋼鉄兄貴 | 鋼鉄兄貴 日直伸次 |
アルゴナビス AAside Memorial Album 完全生産限定盤 |
Cynicaltic Fakestar | 紫夕 遥 |
出口遼 | HaTo | 廣澤優也 HaTo |
Cynicaltic Fakestar/Sake it L0VE! |
Sake it L⓪VE! | 紫夕 | 南野Emily | 石田秀登 | 日直伸次 | |
ユメノアト | 紫夕 遥 |
藤井健太郎 | HANO | アルゴナビス AAside Memorial Album 完全生産限定盤 | |
Egoistic才Φ | 遥 | 新田目駿 | 藤井健太郎 | ||
Heroic | 遥 | うみくん | Toshihiro | Friction | |
re:play | 紫夕 遥 |
TAKE(FLOW) | |||
オルトロス | 紫夕 遥 |
TEQNICA | eba | ||
I'm picking glory | 紫夕 | アザミ | |||
レゾンデートル | 紫夕 | *Luna | |||
Overlord | 紫夕 遥 |
Sekimen | 三代 | Nor 三代 |
キミが見たステージへ |
オーバードライブ | 紫夕 遥 |
アザミ |
楽曲 | 歌唱 | オリジナルアーティスト | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 初収録CD |
---|---|---|---|---|---|---|
アンチクロックワイズ | 紫夕 遥 |
After the Rain | まふまふ | 脇眞富 | ||
ロキ | 紫夕 遥 |
みきとP feat.鏡音リン | みきとP | 廣澤優也 | 銀の百合/バンザイRIZING!!!/光の悪魔 | |
unravel | 紫夕 | TK from 凛として時雨 | TK | 脇眞富 | ARGONAVIS Cover Collection -Marble- | |
Enigmatic Feeling | 紫夕 | TK from 凛として時雨 | TK | 廣澤優也 | ||
key plus words | 紫夕 遥 |
平田志穂子 feat.川村ゆみ | Lotus Juice | 目黒将司 | 藤代佑太郎 | |
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い | 紫夕 遥 |
鈴木このみ n' キバオブアキバ | キバオブアキバ | 脇眞富 | ||
Happy Halloween | 紫夕 遥 |
Junky feat.鏡音リン | Junky | 日直伸次 | ||
千本桜 | 紫夕 | 黒うさP feat.初音ミク | 黒うさP | 脇眞富 |
ライブ・コンサート
[編集]単独ライブ
[編集]# | 開催年 | 公演日程 | タイトル | 会場 |
---|---|---|---|---|
1 | 2024年 | 3月3日 | εpsilonΦ LIVE 2024 -Overlord- | 全1公演: 大宮ソニックシティ 大ホール[11] |
合同ライブ
[編集]# | 開催年 | タイトル | 出演者 | 共演 | 公演日・会場 |
---|---|---|---|---|---|
ARGONAVIS from BanG Dream! | |||||
1 | 2020年 | ARGONAVIS AAside ライブ・ロワイヤル・フェス2020 | 榊原優希 | Argonavis GYROAXIA Fantôme Iris 風神RIZING! |
全1公演:10月10日 東京ガーデンシアター[12] |
from ARGONAVIS | |||||
2 | 2022年 | ARGONAVIS LIVE 2022 : 1st SHOW ARGONAVIS LIVE 2022 COVER FESTIVAL mini 2nd SHOW from ARGONAVIS 1st LIVE -始動- |
全員 | Argonavis GYROAXIA Fantôme Iris 風神RIZING! |
全2公演:1月2日 パシフィコ横浜国立大ホール[13] |
3 | ARGONAVIS Concept LIVE TOUR 宇治川紫夕 Presents TOY’S | 榊原優希 めんま |
伊藤昌弘 前田誠二 森嶋秀太 秋谷啓斗 宮内告典 YOUSAY 芝山武憲 目黒郁也 |
全1公演:10月29日 Zepp Nagoya[6] | |
4 | 2023年 | from ARGONAVIS 2nd LIVE -Rezonance- DAY2 | 全員 | Argonavis Fantôme Iris |
全1公演:1月8日 TOKYO DOME CITY HALL[14] |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b Inc, Aetas (2023年12月18日). “「アルゴナビス」榊原優希さんが語るεpsilonΦ。ポップと狂気が混在する音楽性とは? ボーカリストインタビュー企画第1弾”. 4Gamer.net. 2023年12月23日閲覧。
- ^ a b c d “『BanG Dream!』発ボーイズバンド Argonavis、GYROAXIA、Fantôme Iris……各バンドの音楽的特徴と個性に迫る”. Real Sound|リアルサウンド (2020年5月11日). 2023年12月24日閲覧。
- ^ Inc, Aetas (2023年12月18日). “「乙女チック4Gamer」第271回:「アルゴナビス from BanG Dream! AAside」を特集。個性的な5つのバンドがフェスの頂点を目指す”. 4Gamer.net. 2023年12月24日閲覧。
- ^ “今からでも間に合う「ARGONAVIS from BanG Dream!」超入門。プロジェクトの歩み、各バンドの魅力、オススメ楽曲は?”. アニメ!アニメ! (2020年4月27日). 2023年12月24日閲覧。
- ^ “εpsilonΦ | CHARACTER(キャラクター)”. アルゴナビス -キミが見たステージへ-(キミステ)公式サイト. 2023年12月23日閲覧。
- ^ a b “ARGONAVIS Concept LIVE TOUR 宇治川紫夕 Presents TOY’S”. from ARGONAVIS(アルゴナビス)公式ポータルサイト. (2022年9月9日) 2022年9月9日閲覧。
- ^ a b Inc, Aetas (2023年12月18日). “「from ARGONAVIS」3バンド連続アルバムリリース! 音楽統括・北岡Pに,アルバムに込めた想いやこだわりについて深掘りしてみた”. 4Gamer.net. 2023年12月23日閲覧。
- ^ “εpsilonΦ 鞍馬唯臣 役についてのお知らせ”. from ARGONAVIS(フロムアルゴナビス)公式ポータルサイト. (2023年10月13日) 2022年10月13日閲覧。
- ^ “εpsilonΦ 鞍馬唯臣 役についてのお知らせ”. from ARGONAVIS(フロムアルゴナビス)公式ポータルサイト. (2023年10月26日) 2022年10月26日閲覧。
- ^ “εpsilonΦの売上ランキング”. ORICON NEWS. オリコン. 2023年12月17日閲覧。
- ^ “εpsilonΦ LIVE 2024 -Overlord-”. from ARGONAVIS(アルゴナビス)公式ポータルサイト. (2023年11月4日) 2023年11月6日閲覧。
- ^ “ライブ・ロワイヤル・フェス2020”. from ARGONAVIS(アルゴナビス)公式ポータルサイト (2020年10月10日). 2023年12月18日閲覧。
- ^ “ARGONAVIS LIVE 2022”. from ARGONAVIS(アルゴナビス)公式ポータルサイト. (2021年11月2日) 2023年12月18日閲覧。
- ^ “from ARGONAVIS 2nd LIVE -Rezonance-”. from ARGONAVIS(アルゴナビス)公式ポータルサイト. (2022年10月6日) 2023年12月18日閲覧。