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あじき路地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あじき路地

あじき路地(あじきろうじ[1]、あじきろおじ[2])は、京都府京都市東山区にある長屋である。

概要

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明治時代末期に建てられた京町家[3]、12軒が連なっている[4]。かつては祇園芸者が生活していた[5]

老朽化が進んだこともあって長年空き家であったが[3]、かつて彫金七宝焼に没頭した経験を持つ大家の「ものづくりなどに頑張っている若者に」との意向で2004年から若い職人たちに貸し出され[3][6]、2013年時点で9組10人の入居者がいた[7]。彼らの住宅・工房として利用されているが[8]、週末には店舗として営業しており[4]、近年は観光客も足を運ぶスポットとなっている[9]。「あじき」とは大家の女性の名字から取られたものであるという[3]。入居の条件として、アトリエとしてだけでなく住居としても使う必要があり、入居者を決める際には必ず面接することになっている[7]

麻生みことのマンガ『路地恋花』は、当地をモデルにしている[10][11][12]

脚注

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  1. ^ 清水五条駅 あじき路地”. 日本テレビ (2013年1月5日). 2014年1月9日閲覧。
  2. ^ 岡見理沙「週刊まちぶら あじき路地(東山区) 町家が育む、若手職人」『朝日新聞』2010年(平成22年)10月17日付32面(京都)
  3. ^ a b c d あじき路地について - ウェイバックマシン(2016年3月16日アーカイブ分)
  4. ^ a b LIFE~夢のカタチ~:昔ながらの路地を守り続けるお母さんの夢のカタチ”. 朝日放送 (2011年9月17日). 2014年1月9日閲覧。
  5. ^ 浜田奈美「京都で「よそさん」になる 町家で職住一体の暮らし」『AERA』第20巻第55号、朝日新聞出版、2007年12月10日、39-43ページ。
  6. ^ 性根入れてな:平成流 京の生き方”. 読売新聞 (2009年1月3日). 2014年1月9日閲覧。
  7. ^ a b 路地裏研究所『京都の路地裏図鑑』株式会社コトコト,2013,3,10, ISBN 978-4-903822-64-8
  8. ^ 生田和史「あじき路地10年目、歩み回顧 若手作家が創作活動・共同生活」『京都新聞』2013年7月12日付20面。
  9. ^ そうだ 京都、行こう。:こだわりの逸品を求めて あじき路地探訪”. 東海旅客鉄道 (2013年10月1日). 2014年1月20日閲覧。
  10. ^ エンタ魂:住人十色~家の数だけある 家族のカタチ~”. MBSテレビ (2012年2月11日). 2014年1月9日閲覧。
  11. ^ 「路地恋花」 原作者 麻生先生が来られました”. あじき路地 (2012年9月9日). 2014年1月9日閲覧。
  12. ^ 佐藤憲一「乙女心くすぐる原風景 京都の恋の物語がお勧め」『読売新聞』2012年(平成24年)2月27日付東京夕刊10面。

外部リンク

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座標: 北緯34度59分50.0秒 東経135度46分16.6秒 / 北緯34.997222度 東経135.771278度 / 34.997222; 135.771278