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あばれ駒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「あばれ駒」
橋幸夫シングル
B面 能取岬
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(SV-7232)
作詞・作曲 たかたかし(作詞)
市川昭介(作曲)
橋幸夫 シングル 年表
さそい雨
(1981年10月2日)
あばれ駒
ささえ
(1983年7月21日)
リバスター
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『あばれ駒』は、1982年7月21日に ビクターより発売された橋幸夫の147枚目のシングル(SV-7232)[1]

概要

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  • 1960年7月5日『潮来笠』でビクターからデビューし、数々の記録を達成した橋幸夫であるが、本楽曲が(前期)ビクター時代の最後の楽曲となった。
  • 作詞はたかたかし、作曲は市川昭介で、橋とは初めての共演である。この頃、恩師の吉田正の創作活動は減少、橋とも前年81年の『昭和音頭』でヒット賞を獲得して以来、共演はない[2]状態であった。
  • 詩は将棋棋士の坂田三吉をモチーフにし、67年の橋の楽曲で殺陣師段平を取り上げた『殺陣師一代』を彷彿させる内容となっている。橋は「夏中キャンペーンもやって、これは結構売れた」と回想している[3]
  • この後、ビクターの契約更新で、合意に達せず、橋は後援会会長であった佐川清佐川急便会長)がこの年に創設したレコード製作会社「リバスター」に移籍、ビクターから離れることとなる[3]
  • 佐川清は、橋の最初の恩師遠藤実の縁で、この時後援会長を務めていた[4]
  • たかたかしは、この後のリバスター時代の最初のアルバム『新しい出発・・・ささえ』にも詩を提供し、市川昭介とは、『日本列島三度笠』などで共演、また、たか・市川コンビの「渡り鳥仁義」をアルバムのなかでカバーしている。
  • 楽曲の振付は、松若寿恵由で、ジャケットの2頁にわたって分解写真入りで解説されている。
  • 本楽曲が橋の前期ビクター時代の最後の楽曲で、前期ビクター時代の最後のヒット賞受賞曲となった。
  • c/wの「能取岬」も作詞たかたかし、作曲市川昭介で、A面と同じである。編曲は前田俊明で79年の『大東京音頭』で共演しており、この後、リバスター時代には30周年記念のシングルやアルバムでも共演することになる。

収録曲

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  1. あばれ駒
    作詞: たかたかし、作曲:市川昭介、編曲:馬場良
  2. 能取岬
    作詞:たかたかし、作曲:市川昭介、編曲:前田俊明

収録アルバム

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最近のベストアルバムへの収録はないが、これまでの収録は以下のとおり

  • 『<BEST ONE>』(1996年10月23日)VICL-816
  • 『橋幸夫全曲集』 (1990年10月25日) VICL-74
  • 『橋幸夫/全曲集』(1985年11月05日)VDR-1095

出典

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  1. ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
  2. ^ ビクターエンタテインメント『吉田正大全集~1948-1997』1997/9 解説書 24-25,52-53頁参照
  3. ^ a b 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 123頁
  4. ^ 橋幸夫著『シオクルカサ(潮来笠)の不思議な世界:エピソードで綴る波乱の歌手伝説』ISBN 978-4-87969-106-4 日刊現代(東京)2007/4 98頁