あれが岬の灯だ
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「あれが岬の灯だ」 | ||||
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橋幸夫 の シングル | ||||
初出アルバム『橋幸夫傑作集(LV-171)』 | ||||
B面 | 君恋い波止場 | |||
リリース | ||||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | ビクター(VS-378) | |||
作詞・作曲 |
佐伯孝夫(作詞) 吉田正(作曲) | |||
橋幸夫 シングル 年表 | ||||
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「あれが岬の灯だ」は、1960年8月20日にビクターレコードより発売された橋幸夫の2枚目のシングルである(VS-378)[1]。
概要
[編集]- ビクターオーディションに合格して、吉田門下となった橋に、恩師の佐伯孝夫(作詞)、吉田正(作曲)が用意した曲は「潮来笠」「伊太郎旅唄」「あれが岬の灯だ」「君恋い波止場」の4曲で、前2曲がデビュー盤「潮来笠」として発売、後2曲が2枚目シングルとして、その1ヶ月後に発売となった。
- デビュー前のレッスンで、恩師の吉田に「どれが好き」と聞かれて、「あれが岬の灯だ」が好きと答えた[2]と後に明かしている。
- 橋自身は、ロカビリー好きで、ギターの練習もしていたこともあり、「あれが岬の灯だ」でのデビューを期待、「『潮来笠』の純日本調に違和感があった」としているが、「(潮来笠の)路線を進めていただいた佐伯先生と吉田先生は正に慧眼だった」と回顧している[3]。
- 吉田は本楽曲について「高音は甘さをくずさないでよく伸び、内容の味を満天に近いほど出すことができている」と評している[4]。
- 本楽曲は、「潮来笠」が発売されて間もない時期にリリースされ、「潮来笠」が大ヒットしはじめると、すぐに3作目の「おけさ唄えば」がリリースされたため、「私は、好きな曲でしたが、『潮来笠』と『おけさ唄えば』にはさまれて地味な存在のシングルになってしまった」としている[5]。
- 1961年に年間で10万枚を売り上げ、ビクターの年間ヒット賞を受賞した[6]。
収録曲
[編集]- あれが岬の灯だ
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 君恋い波止場
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
収録アルバム
[編集]- ベスト盤への収録はほとんどないが、
- 『橋幸夫が選んだ橋幸夫ベスト40曲』(2000年10月4日)VICL-60641~2
- に収録されている。
- CD-BOXでの収録は以下のとおり。
- 『橋幸夫大全集』1993/9 Disc1
- 『橋幸夫ベスト100+カラオケ15』2015/10 Disc1
- このほか『吉田正大全集』 1997/9 Disc4にも収録
出典
[編集]- ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
- ^ 橋幸夫著『シオクルカサ(潮来笠)の不思議な世界:エピソードで綴る波乱の歌手伝説』ISBN 978-4-87969-106-4 日刊現代(東京)2007/4 34-35頁
- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 16-17頁
- ^ 『別冊近代映画』1962年12月号通巻104号 81頁
- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 22頁
- ^ 『週刊サンケイ』1962年2月12日号(田家秀樹『読むJ‐POP―1945‐1999私的全史 あの時を忘れない』徳間書店、1999年、59-60頁。ISBN 4-19-861057-6)