いつも心に太陽を (映画)
いつも心に太陽を | |
---|---|
To Sir, with Love | |
監督 | ジェームズ・クラヴェル |
脚本 | ジェームズ・クラヴェル |
製作 | ジェームズ・クラヴェル |
音楽 | ロン・グレイナー |
主題歌 |
『いつも心に太陽を』 歌唱:ルル 作詞:ドン・ブラック 作曲:マーク・ロンドン |
撮影 | ポール・ビーソン |
編集 | ピーター・ソーントン |
配給 | コロムビア映画 |
公開 |
1967年10月29日 1968年2月24日 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
次作 | いつも心に太陽を2 |
『いつも心に太陽を』(いつもこころにたいようを、原題:To Sir, with Love)は、1967年公開のイギリス映画である。
概要
[編集]エドワード・R・ブレイスウェイトの小説を元に映画化、ロンドンで撮影されたものである。原作は『先生へ、愛情をこめて』のタイトルで、1960年に毎日新聞社から日本語訳が出ている。映画も原題は小説と同じタイトルである。
白人の生徒たちの高校に赴任してきた黒人の教師の物語で、学園もののはしりとも言うべき作品であり、白人と黒人の社会問題に視点を当てた意欲的なものある。『暴力教室』で不良少年の一人を演じ、『夜の大捜査線』、『招かれざる客』とこの方面の社会派の話題作に出演を続けていたシドニー・ポワチエが主演し、ジェームズ・クラヴェルが監督した。
出演もしているイギリスの歌手ルルが歌った主題歌『いつも心に太陽を』はビルボード全米チャート5週連続1位を記録し、1967年の年間チャートでもビートルズ、ザ・モンキーズらを抑えNO1を記録した。ただし、映画に使われたものとレコード化されてヒットしたものは、全く異なるヴァージョンである。前者はアップテンポでロック色が強く、後者はスローでバラード色が強い。
クライマックスの卒業パーティーのシーンでは、パーティー・バンド役でザ・マインドベンダーズ(10㏄のエリック・スチュワートが在籍)が出演している。同名のサウンドトラック・アルバムにも挿入曲2曲が収録されている。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
テレビ朝日版 | ?版[1] | ||
マーク・サッカレー | シドニー・ポワチエ | 田中信夫 | |
デナム | クリスチャン・ロバーツ | 池田秀一 | |
パメラ | ジュディ・ギーソン | 土井美加 | |
ジリアン | スージー・ケンドール | 高島雅羅 | |
デア夫人 | アン・ベル | ||
テオ・ウェストン | ジェフリー・ベイルドン | 田村錦人 | |
グレース・エヴァンス | フェイス・ブルック | 小沢寿美恵 | |
クリンティ・クリントリッジ | パトリシア・ラウトリッジ | 花形恵子 | |
ポッター | クリストファー・チッテル | 大塚芳忠 | |
モイラ・ジョセフ | エイドリアン・ポスタ | 鵜飼るみ子 | |
フロリアン校長 | エドワード・バーナム | 辻村真人 | |
シールズ | アンソニー・ヴィラロエル | 塩沢兼人 | |
バーバラ | ルル | 藤田淑子 | |
その他 | 石井敏郎 沼波輝枝 村松康雄 鈴木れい子 有馬瑞香 竹村拓 小野健一 小室正幸 中原茂 古田信幸 深見梨加 近藤玲子 林優子 |
古川登志夫 |
スタッフ
[編集]- 監督・製作・脚本:ジェームズ・クラヴェル
- 原作:E・R・ブレイスウエイスト
- 撮影:ポール・ビーソン
- 音楽:ロン・グレイナー
日本語版
[編集]※テレビ朝日版
続編
[編集]続編が1996年にアメリカでテレビ映画として製作されている。『いつも心に太陽を2』(To Sir, with Love 2)で、監督はピーター・ボグダノヴィッチ、シドニー・ポワチエ、ルル、クリスチャン・ペイトンらが出演した。シドニー・ポワチエは、30年間の教師キャリアのある黒人教師で、新たな学校を求めてシカゴにやってきたという設定になっている。日本ではテレビの昼および深夜時間帯に放送されたことがある。