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おうし座ラムダ星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おうし座λ星[1]
Lambda Tauri
星座 おうし座
見かけの等級 (mv) 3.41[1]
3.37 - 3.91(変光)[2]
変光星型 アルゴル型変光星(EA/DM)[2]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  04h 00m 40.81572s[1]
赤緯 (Dec, δ) +12° 29′ 25.2259″[1]
赤方偏移 0.000059[1]
視線速度 (Rv) 17.8 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -8.02 ミリ秒/年[1]
赤緯: -14.42 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 6.74 ± 0.17ミリ秒[1]
(誤差2.5%)
距離 480 ± 10 光年[注 1]
(148 ± 4 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -2.4[注 2]
物理的性質
スペクトル分類 B3V+... [1]
色指数 (B-V) -0.12[3]
色指数 (U-B) -0.62[3]
他のカタログでの名称
おうし座35番星[1]
Elthor[4]
BD +12 539[1]
FK5 150[1], HD 25204[1]
HIP 18724[1], HR 1239[1]
SAO 93719[1]
Template (ノート 解説) ■Project

おうし座λ星(おうしざラムダせい、λ Tau / λ Tauri)は、おうし座恒星で3等星。

三重星系である。主星のおうし座λ星Aは青白色のB型主系列星。光度は太陽の約4000倍であり、半径は太陽の6.6倍である。伴星は白色のA型準巨星で太陽の5.5倍の半径、95倍の光度を持つ。これらは共通の重心を0.1天文単位離れて3.95日の周期で公転している。系には3つめの暗い恒星が33日の周期で回っている。

てんびん座δ星とともに、1909年にフランク・シュレシンジャーによって、回転によるスペクトルの線幅拡大が初めて観測された[5]

名称

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国際天文学連合 (IAU) が承認した固有名はない。

アラビア語で「牡」という意味の الثور al-θawr(アッサウル) に由来するElthor[4] (Althor, Althaur, Al Thaur) という固有名を持つ。

脚注

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注釈

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第1位まで表記

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r SIMBAD Astronomical Database”. Results for lam Tau. 2015年10月3日閲覧。
  2. ^ a b GCVS”. Results for lam Tau. 2015年10月3日閲覧。
  3. ^ a b 輝星星表第5版
  4. ^ a b Potter, C. (2010). “Sky notes, 2010 February and March”. Journal of the British Astronomical Association 120 (1): 59-60. Bibcode2010JBAA..120...59P. https://articles.adsabs.harvard.edu//full/2010JBAA..120...59P/0000060.000.html. 
  5. ^ Rotation of Stars about their Axes, Frank Schlesinger, Monthly Notices of the Royal Astronomical Society, Vol. 71, p.719-719.