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おくどはん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おくどはん
ジャンル テレビドラマ
脚本 花登筺
監督 大熊邦也、北条信之、柴田敏行
出演者 浅茅陽子宝生あやこ中条きよし加賀まりこ高岡健二 ほか
製作
プロデューサー 松本明
制作 朝日放送
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1977年10月14日 - 1978年4月7日
放送時間金曜日 21:00 - 21:54
放送枠朝日放送・テレビ朝日金曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数26
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続・おくどはん
ジャンル テレビドラマ
脚本 花登筺
監督 大熊邦也、平田修、佐久間博、生島信、石渡敏、後藤幸一
出演者 浅茅陽子宝生あやこ中条きよし加賀まりこ黒沢年男西村晃 ほか
製作
プロデューサー 松本明
制作 朝日放送
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1979年3月23日 - 1979年9月21日
放送時間金曜日 21:00 - 21:54
放送枠朝日放送・テレビ朝日金曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数27
テンプレートを表示

おくどはん』は、1977年10月14日から1978年4月7日まで朝日放送の制作により、テレビ朝日系列にて放送されたテレビドラマである。全26回。

なお、本項ではこの続編となった『続・おくどはん』(1979年3月23日 - 1979年9月21日、全27回)についても説明。放送時間は、両作とも毎週金曜日21:00 - 21:54である。

概要・内容

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花登筺の『京紐』が原作。舞台は京都の創業362年の老舗組み紐問屋「都堂」。そこの若主人の守には、店の実力者の桂が邪魔を入れるなどのことがあって、嫁が来ることが無かった。そこへ、ふとした縁から都堂の女主人・あやと京都に旅行に来ていた活子が知り合う。活子は、東京下町育ちで実家が琺瑯工場。演劇の舞台の小道具係の仕事をしていた。そんな活子にあやから「うちの嫁に」と誘いをかけ、そのまま都堂の守の元へ嫁入りすることになった。しかしその時から、言葉や風習などの違いや嫁姑問題だけではなく、桂のいびりや邪魔など、活子は女同士の争いに巻き込まれることになる。そんな中で活子のたくましく生きて行く様子を中心に描いた。

第1シリーズでは、守のぐうたら振りに嫌気が差して活子は一度東京へ帰ってしまうが、「続 - 」では、活子が再びあやに専務として都堂に迎え入れられて手腕を発揮する様子を描いた。組み紐が海外へ輸出されるなどドラマは海外へも飛び、アメリカロサンゼルスサンフランシスコロケも行った。

ストーリーの中に、京都の風景・名物などを多く盛り込んでいた。最初の頃は、ドラマの冒頭で原作者の花登筺自らがナレーターとして登場していた[1]

スタート当初は活子が後半に和服姿で登場する回数が増える事が告知され、着物姿で佇む浅茅のビジュアルも女性週刊誌に掲載されていたが、浅茅は「雲のじゅうたん」でブレイク直後の多忙な時期にあたり、着付の時間等の確保が難しかったのか実際はシリーズ通して洋装であった。

なお、「おくどはん」とは京言葉で「かまど」のことである。「京女にとって、台所を城に例えるなら、その本丸はおくどはん。三人の女(活子・あや・桂)による本丸の主権争いが見どころ」と解説されている[1]

花登は、朝日放送では『負けたらあかんぞ!』以来10年ぶりの作品で金曜21時台が同局の連続ドラマ枠になってからは初めてシリーズ化された。

キャスト

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以下「続・おくどはん」から

ゲスト

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「おくどはん」
「続・おくどはん」

スタッフ

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  • プロデューサー:松本明
  • 原作:花登筺『京紐』
  • 脚本:花登筐
  • 演出
    • 第1シリーズ - 大熊邦也、北条信之、柴田敏行
    • 続・おくどはん - 大熊邦也、平田修、佐久間博、生島信、石渡敏、後藤幸一
  • 制作:朝日放送、テレパック

主題歌

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  • 『わたし京都へ』 歌:島倉千代子(『おくどはん』のみ)
  • 『ひとり歩き』 歌:たんぽぽ(『続・おくどはん』のみ)

サブタイトル

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※サブタイトルは『続・おくどはん』のみ存在。

「おくどはん」

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話数 放送日 演出
第1話 1977年10月14日 大熊邦也
第2話 10月21日 北条信之
第3話 10月28日 大熊邦也
第4話 11月4日 北条信之
第5話 11月11日 大熊邦也
第6話 11月18日 北条信之
第7話 11月25日 柴田敏行
第8話 12月2日 大熊邦也
第9話 12月9日 北条信之
第10話 12月16日
第11話 12月23日 大熊邦也
第12話 12月30日 柴田敏行
第13話 1978年1月6日
第14話 1月13日 北条信之
第15話 1月20日
第16話 1月27日 大熊邦也
第17話 2月3日
第18話 2月10日
第19話 2月17日 柴田敏行
第20話 2月24日
第21話 3月3日 大熊邦也
第22話 3月10日 北条信之
第23話 3月17日
第24話 3月24日 大熊邦也
第25話 3月31日
第26話 4月7日 北条信之

「続・おくどはん」

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話数 放送日 サブタイトル 演出
1 1979年3月23日 離婚しました 大熊邦也
2 3月30日 生きてました
3 4月6日 悩みました
4 4月13日 決心しました
5 4月20日 京都へ来ました
6 4月27日 火花が散りました
7 5月4日 仕掛けられました 平田修
8 5月11日 泣きました
9 5月18日 会えました
10 5月25日 恐さを知りました 大熊邦也
11 6月1日 反撃しました
12 6月8日 伊賀へ行きます 大熊邦也、佐久間博
13 6月8日 売ってみせます 生島信
14 6月22日 歩き廻って・・・
15 6月29日 アメリカへ!
16 7月6日 ロスで翔べ! 大熊邦也
17 7月13日 シスコのふたり 石渡敏
18 7月20日 やる気は損気
19 7月27日 もう、許せないわ! 後藤幸一
20 8月3日 あや、倒れる!
21 8月10日 桂・撃退作戦
22 8月17日 桜田百恵現わる 生島信
23 8月24日 訴えないで!
24 8月31日 守さん、結婚して!
25 9月7日 桂が守と結婚!?
26 9月14日 どたん場の攻防
27 9月21日 都堂は誰の手に

参考文献

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脚注

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  1. ^ a b 1977年10月14日 京都新聞テレビ欄での本作の紹介記事より。
朝日放送テレビ朝日系列 金曜21:00 - 21:54枠
前番組 番組名 次番組
おくどはん
続・おくどはん