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お泊まり保育

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

お泊まり保育(おとまりほいく)とは、日本の保育所や、幼稚園認定こども園などの未就学児教育機関において、おもに5歳児(年長児)を対象に行われる行事[1]。1980年代には行われていた[2]

概要

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園や公共の研修施設などへの宿泊を伴う行事であり、未就学児の多くにとっては、生まれて初めて親元から離れて夜を過ごす体験となる。ねらいは「自信と自立心を育てる」、「共同生活の中で規則正しい生活をする」、「一緒に寝泊まりすることによって一層先生や友だちとのつながりを深める」など[3][2]。「保育」との名称であるが、教育機関である幼稚園でもこの名称で行事を行うことが多い。

カリキュラム

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園によってカリキュラムの内容は異なるが、概ね以下のような内容が多い。

  • 遠足、探検などの野外活動
  • 僧侶や戦争体験者などの講話
  • カレー作りなど、共同での料理、工作
  • 入浴・就寝
    • 園に宿泊する場合で近隣に銭湯などの入浴施設がない場合は、入浴の代わりにプール遊びとする場合がある。
    • 入浴・就寝は園によって男女別か混合かが異なる。
  • 解散・保護者への引渡し

参考文献

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  1. ^ 大友菜津子, 小田進一「子どもの力を信頼する保育の探究─年長児のお泊まり会の新たな取り組み─」『北海道文教大学論集』第21号、2020年、133-142頁。 
  2. ^ a b 佐野豪『幼児キャンプ入門 : お泊り保育からキャンプまで』黎明書房〈保育実技シリーズ〉、1987年。doi:10.11501/12053050ISBN 4654058117全国書誌番号:87043768https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12053050 
  3. ^ 中尾達馬, 山内裕子「お泊り保育の意義に関する一考察 -山口県にある私立A幼稚園のお泊り保育実践における参加観察を通して-」『琉球大学教育学部教育実践総合センター紀要』第19号、琉球大学教育学部附属教育実践総合センター、2012年3月、105-120頁、CRID 1050011251822416768hdl:20.500.12000/25525ISSN 1346-6038NAID 120005056206 

関連項目

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