かたおかしろう
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かたおか しろう(片岡 司郎、1928年12月3日[1] - 2005年11月23日)[2]は、日本の劇作家。
来歴
[編集]大阪府生まれ。大阪工業専門学校(現・大阪府立大学)卒業。中学校教諭(担当:数学)を経て、1970年より専門劇作家として活動。斎田喬賞、日本児童演劇協会賞、日本演劇教育賞、全児演賞特別賞など受賞。[3]
2005年11月23日、心筋性肺炎のため死去[1]。
主な作品
[編集]著作
[編集]- 『大阪むかしむかし 上巻』加藤義明 きり絵(2006年 清風堂書店出版部)
- 『くらわんか舟』
- 『わらすべ一本』
- 『キツネとクマとタニシ』
- 『タコ地蔵』
- 『一寸法師』
- 『三ッ目小僧』
- 『大阪城のトラ』
- 『天狗六兵衛』
- 『太閤と梅干』
- 『新説・茨城童子』
- 『桑原におちたかみなり』
- 『片うでのないおばあちゃん』
- 『茨田堤のひさご』
- 『大阪むかしむかし 下巻』前田尋 きり絵(2006年 清風堂書店出版部)
- 『すっぽん商法』
- 『なすびの穴のお月さん』
- 『大阪の蛙・今日の蛙』
- 『天満のとらやん』
- 『平八稲荷』
- 『琴になった八尾木』
- 『秘水の恋』
- 『空を飛んだ米俵』
- 『見るなの座敷』
- 『野っ原で浄瑠璃』
- 『釣狐』
- 『閻魔の失敗』
- 『かもとりごんべえ』清水耕蔵 絵(1993年 ひかりのくに)
- 『わらしべちょうじゃ』水沢研 絵(1993年 ひかりのくに)
- 『共産党員でえらいすんまへん:津田一朗と羽曳野革新市政の過去・現在・未来』津田一朗共著(1987年 清風堂書店出版部)
- 『大工のへえやん じごくでどんどこ』谷ひろし 絵(1985年 さ・さ・ら書房)
- 『大阪むかしむかし その1(かしこくたくましく)』加藤義明 切り絵(1983年 清風堂書店出版部)
- 『だいくとおにろく』水沢研 絵(1979年 ひかりのくに)
- 『鬼ものがたり』加藤義明 絵(1976年 有文社)
戯曲
[編集]- 『町の子どもたち』(1952年 「テアトロ」誌掲載)
- 『武悪』(1961年 東大阪自立劇団息吹)
- 『天満のとらやん』(1961年 東大阪自立劇団息吹)
- 『武悪』(1962年 三の会)
- 『牛鬼退治』(1963年 関西芸術座)
- 『お化けの面をひんめくれ』(1964年 関西芸術座)
- 『デルタの夜明け』合作(1965年 合同公演)
- 『天満のとらやん』(1965年 劇団京芸)
- 『大阪城の虎』(1966年 関西芸術座)
- 『鬼っ子行進曲』(1966年 合同公演)
- 『牛鬼退治』(1966年 劇団さっぽろ)
- 『天満のとらやん』(1968年 関西芸術座)
- 『信太の狐火』(1969年 劇団2月)
- 『ドンドコ山の子ガミナリ』(1969年 人形劇団京芸)
- 『ごじんじょ山の鬼の村』(1970年 劇団2月)
- 『ミュージカル カエルとおてんとうさま』(1970年 関西合唱団)
- 『浪速鑑誉五匹の犬』(1971年 民族芸能アンサンブル若駒)
- 『はだかになった殿さん』(1971年 劇団2月)
- 『お化けの面をひんめくれ』(1972年 劇団2月)
- 『カエルとおてんとうさま』(1972年 劇団2月)
- 『歌舞劇・茨木童子考』(1972年 民族芸能アンサンブル若駒)
- 『天満のとらやん』(1972年 劇団2月)
- 『信太妻・桑原』(1974年 劇団2月)
- 『京へ来たとらやん』落語/桂文紅(1974年 劇団京芸)
- 『ヘッペエ星とオボン星』(1974年 人形劇団京芸)
- 『「酒呑童子考」大枝の鬼より創作オペラ(1974年)
- 『大阪昔語り「桑原」「信太妻」「淀川堤にて」「羅生門の茨木童子」』(1974年 劇団2月)
- 『わんぱく地獄やぶり』(1975年 劇団2月)
- 『はだかになった殿さん』(1976年 劇団たんぽぽ)
- 『夢見る三尺三太郎』(1976年 劇団2月)
- 『大枝の鬼』(1976年 関西芸術座)
- 『起きっせい だいだらぼっち』(1976年 劇団たんぽぽ)
- 『夢見る三尺三太郎』(1977年 劇団たんぽぽ)
- 『四季の女たち~民話と女と戦争と~』(1977年 大阪新劇団協議会)
- 『法善寺処往来不動戯「びんぼうがみはたのしかなし」』合作(1978年 劇団2月)
- 『大阪鳥獣戯画劇「猫・狐」』(1978年 劇団2月)
- 『八丈流人考』(1978年 劇団潮流)
- 『鶏の飛ぶ日』(1978年 劇団うりんこ)
- 『天満のとらやん』(1978年 アンサンブルレネット)
- 『大阪鳥獣戯画劇「猫・狐・雉」』(1979年 劇団2月)
- 『ミュージカル 青春をかけた挑戦「松下王国の神話」』(1979年 関西合唱団)
- 『昭和元禄胸算用・盗らぬ狸の胸算用』(1980年)
- 『ぎょろすけ物語』(1980年 劇団2月)
- 『男どあほう大忠臣~楠木正成伝~』(1980年 劇団2月)
- 『しのびねもらす秋の妻』(1980年 劇団しし座)
- 『からくり儀右衛門』(1981年 劇団道化)
- 『飴買い幽霊』(1982年 人形劇団京芸)
- 『ミュージカル・青春』(1982年 劇団2月)
- 『おおさかむかしむかし』(1982年 劇団2月)
- 『平和のためのミニ劇場』(1982年 劇団2月)
- 『大枝の鬼』(1983年 劇団大阪)
- 『大工のへえやん地獄でどんどこ』(1985年 人形劇団京芸)
- 『星』(1985年)
- 『平和のための草の根劇場』(1985年 劇団コーロ)
- 『はだかになった殿さん』(1985年 劇団コーロ)
- 『終りに見た街』山田太一原作(1985年 劇団コーロ)
- 『あなぐまクータンの冒険』(1985年 劇団道化)
- 『カエルとおてんとうさま』グェン・フィ・トウン原作(1986年 劇団コーロ)
- 『天満のとらやん』(1988年 劇団コーロ)
- 『原爆に夫を奪われて』神田三亀男原作(1988年 劇団コーロ)
- 『河内の浅やん/わがまちをゆく/四人の作家』(1988年 劇団息吹)
- 『その名もマサリー 与那国の猫』(1988年 劇団道化)
- 『寄席噺し「なにわや定九郎」』藤本義一原作(1989年 劇団コーロ)
- 『上方葬礼屋泥棒顛末記』(1989年 人形劇団京芸)
- 『男どあほう大忠臣~楠木正成伝~』(1990年 東京芸術座)
- 『日本三文オペラ』開高健原作(1991年 劇団コーロ)
- 『一銭五厘の旗』(1991年 関西芸術座)
- 『いま生きる』(1991年 劇団潮流)
- 『のこした影』(1991年 大阪センター企画)
- 『起きっせい だいだらぼっち』(1992年 劇団ブナの木)
- 『鯉のうらみ恋』(1994年 人形劇団京芸)
- 『おさん茂右衛門語り草』(1994年 人形劇団京芸)
- 『美男におわす八尾地蔵』(1995年)
- 『若き日の道鏡』(1998年)
- 『むかし大和の夫婦ぜんざい』(2002年 劇団風塾)
- 『新・起きっせい だいだらぼっち』(2003年 劇団たんぽぽ)
- 『武悪という名の男~はだかになった殿さん~』(2006年 劇団コーロ)大阪新劇フェスティバル作品賞受賞[4]
脚注
[編集]- ^ a b 『現代物故者事典2003~2005』(日外アソシエーツ、2006年)p.158
- ^ “かたおか しろう - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2021年9月26日閲覧。
- ^ 株式会社ローソンエンタテインメント. “かたおかしろう|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2021年9月26日閲覧。
- ^ “大阪新劇団フェスティバル各賞受賞者”. osaka-shingeki.com. 2021年9月26日閲覧。