かぶらせんべい
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かぶらせんべい(かぶら煎餅)は、かぶらを象(かたど)った煎餅。三重県桑名市の銘菓とされる[1]。
概要
[編集]原材料は砂糖、小麦粉、卵、膨張剤。カステラ生地の薄焼き煎餅で、ほんのり甘みがある。表面には『菜根譚』の書名のもとになった以下の漢文が焼印で押されている[2]。
「 | 咬得菜根百事可做 | 」 |
モチーフとなった菜根譚とかぶらは、桑名で敬愛される松平定信の故事にちなんだものである。特にかぶらは伝統工芸品の桑名盆に描かれるなど、桑名を象徴するアイテムのひとつになっている。
この煎餅は、有限会社かぶら煎餅本舗で製造され、桑名市街にある本店(南寺町)と支店(一番街)の2箇所で販売されている。小・中・大[3]と様々な大きさがあり、脱酸素パックとともに数枚ずつ透明個別包装して販売されている。
1951年(昭和26年)11月における昭和天皇の三重県巡幸の際には、御料食品として献上された。また、桑名市の特産品の一つとして見本市でも紹介されている[4]。
ギャラリー
[編集]-
個別包装された
かぶらせんべい(小) -
かぶらせんべい(大)の表面
-
かぶらせんべい(大)の裏面
脚注
[編集]- ^ “桑名の特産品 銘菓”. 桑名市物産振興協会. 2008年8月18日閲覧。
- ^ “全国旅そうだん かぶら煎餅”. 全国地域観光情報センター. 2012年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月8日閲覧。
- ^ 「大」のおよそのサイズは、高さ150mm、幅190mm、厚さ6mmである。
- ^ “東京・丸の内に桑名市特産品が大集合!!”. 財経新聞. 2018年3月18日閲覧。