コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ごきぶりポーカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ごきぶりポーカー
デザイナー ジャック・ゼメフランス語版
販売元 ドイツの旗ドライ・マギアドイツ語版
日本の旗メビウスゲームズ
発売日 2004年
ジャンル カードゲーム
プレイ人数 2 - 6人
対象年齢 8歳以上
プレイ時間 約20分
必要技能 ブラフ

ごきぶりポーカー (: Kakerlakenpoker) とは、ドイツ玩具メーカー、ドライ・マギアドイツ語版が2004年から発売しているカードゲームである。ジャック・ゼメフランス語版制作。日本ではメビウスゲームズから販売されている。プレイ人数は2 - 6人。プレイ時間は約20分。対象年齢は8歳以上。

8種類の「嫌われ者」の動物や害虫(ゴキブリ、ネズミコウモリ、ハエ、カエル、クモ、サソリ、カメムシ)が描かれたカードを押し付けあうゲーム。ブラフやポーカーフェイスなどの心理的要素が重要となる。

ルール

[編集]

ゲームの準備

[編集]
  • 全てのカードを、全員が同じ枚数となる範囲で配る。5人なら各12枚ずつ、6人なら各10枚ずつ。これは、手札の数が出題(後述)できる回数(言い換えると親となれる回数)であり、手札の少ない方が不利だからである。配り切らずに余ったカードはゲームでは使わないため、邪魔にならないところによけておく。
    • 配る枚数は、プレイ時間短縮のため適宜減らしてもよい。減らした方が、同じ種類のカードが出切っている状況を低減できるためゲーム性が上がる。なお、各動物のカードは8枚ずつあり、計64枚である。
  • 適当な方法で、最初のプレイのを決める。親は最初の出題者となり、手札が他プレイヤーより一枚少ない状態から始まり若干不利となるため、カードが余っているなら一枚与えてもよい。

ゲームの進行

[編集]
  • は適当なプレイヤーを1人選び、手元のカードから1枚、絵柄を宣言しながら(例えば「このカードはゴキブリです。」)伏せた状態で渡す。この時、宣言する絵柄は真実でも嘘でも構わない(例えば「このカードはゴキブリです。」と宣言しながらサソリのカードを渡すこともできる)。以下、出題者と呼ぶ。
  • 伏せたカードを渡されたプレイヤー(以下、回答者と呼ぶ)は、「渡されたカードの真偽判定を行う」か、勝負を避けて別のプレイヤーに対して同様に出題するかのどちらかを行う。
    • 渡されたカードの真偽判定を行う場合、直前の宣言が正しいかどうか宣言してから(例えば「これは本当にゴキブリです。」あるいは「これはゴキブリではありません。」)カードを表にする。
      • 判断が正解であれば(出題者の嘘を見破った、あるいは本当のことを言っている出題に本当だと答えた)、カードは出題者(直前に宣言をしたプレイヤー)の前に表にして置かれる。
      • 判断が間違いであれば(嘘なのに本当だと答えた、あるいは本当なのに嘘だと答えた)、カードは回答者の前に表にして置かれる。
    • 勝負を避ける場合、そのカードを出題した以外のプレイヤーを1人選び、同様にカードの絵柄を宣言しながら伏せた状態で渡す。この時点で、新たにカードの絵柄を宣言したプレイヤーが出題者となり、前の出題者はカードの押し付け合いとは関係がなくなる。
      • 出題する前に、カードの絵柄を(自分にだけ見えるように)見て、出題が本当だったのかを確認してもよい。カードの絵柄を確認した上、前の出題者のとおりに宣言するのも(「ゴキブリでした」)、違う絵柄を宣言しても(「ゴキブリではなくカメムシでした」)、もちろん本当のことを言うのも自由である。賭けになるが、顔に出るのを防止するために敢えてカードの絵柄を確認しないまま他のプレイヤーにカードを回すのもルール違反ではない。
      • 同一ターンでは、一度カードの絵柄を出題したプレイヤーには再度出題することができない(出題時にカードを見て真実を知っているため)。カードが巡り続け、最後にカードの絵柄を出題された(自分以外にカードの絵柄を出題していないプレイヤーがいない)プレイヤーは、カードを別のプレイヤーに回すことは出来ず、必ず出題の真偽を回答しなくてはならない。
  • カードを押し付けられたプレイヤーが新たなとなり、#ゲームの終了までこれを繰り返す。

ゲームの終了

[編集]

一人のプレイヤーが以下のどれかの状態となった時点で、そのプレイヤーは敗北し、それ以外のプレイヤーは全員勝者となる。

  • 押し付けられた動物カードの内、同じ動物のカードが8枚中4枚揃った。
  • 押し付けられた動物カードが、8種類全て揃った。[要出典]
  • 手元のカードが全て無くなった。手札が無くなった時点ではプレイを続行できるが、手札が無くなった状態でカードの押し付け合いに負けると、次の出題が不能となるため敗北となる。

ゲームを続ける場合、負けたプレイヤーが次のゲームでの最初の親となる。

関連項目

[編集]