ごちそうさま
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ご馳走さま(ごちそうさま)は、食後に言う日本語の挨拶である。くだけてごちそうさんともいう。発声の際に、手を合わせたり、軽くお辞儀することもある。
「馳走(ちそう)」とは、元来、「走りまわる」「馬を駆って走らせる」「奔走(ほんそう)する」ことを意味する。古くは『史記』(項羽本紀)にもみられる語である[1]。これが日本にはいったのち、(世話をするためにかけまわるので)世話をすること、面倒をみることといった意味が生まれた。さらに、用意するためにかけまわることから、心をこめた(食事の)もてなしや、そのためのおいしい食物といった意味が、中世末から近世始めにかけて生まれた[2]。これに接頭語「御」付けられて丁寧語となり、接尾語「様」がついて挨拶語となった。日本国語大辞典では初出として『浮世風呂』(1809-1813年)の一節「其節はいろいろ御馳走さまになりまして」を挙げている。
食事前の挨拶は「[いただきます]」
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 馳走とは三省堂大辞林
- ごちそうの「馳走」の意味?[日本食品薬化/食育大事典]