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ざんばら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ざんばら」
近藤真彦シングル
A面 心 ざんばら・恋 ざんばら
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP
レーベル ジャニーズ・エンタテイメント
作詞 川内康範
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間15位(オリコン
  • 2010年度年間205位(オリコン)
  • 登場回数25回(オリコン)
  • 近藤真彦 シングル 年表
    -MOTTO-
    2009年
    ざんばら
    2010年
    Let's Go!
    2012年
    EANコード
    EAN 4534266003179
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    ざんばら」は、近藤真彦の49作目のシングル2010年2月22日発売された。発売元はジャニーズ・エンタテイメント

    概要

    [編集]

    本作は歌詞の権利関係上、通常の近藤の音源発売元であるSony Recordsではなく、ジャニーズ・エンタテイメントから発売となった。「※今回の楽曲に関しましてのみ、ジャニーズ・エンタテイメントからの発売となります。」とジャニーズ公式サイトにも記されている[1]。ジャケットに記された「近藤真彦」ロゴは、デビュー曲「スニーカーぶる~す」以来30年ぶりの使用となった。

    「ざんばら」とは、女性の「振り乱れた髪」という意味で、大事な女性を失い乱れ苦しむ男性を“ざんばら”の如くさまが描かれている詞である。

    歌詞は川内康範1989年に近藤に歌わせたいと書き下ろしたもので、それに合わせ曲を作り、デビュー30周年を機にリリースされた。歌詞のテーマは別れ。この歌詞がお蔵入りされた理由は、副社長メリー喜多川1989年に川内から「近藤にぜひ歌わせたい」と本詞を渡された際、1986年に実の母親が亡くなったことから「当時の近藤には歌わせられない」と判断したため。

    近藤はデビュー年30周年を迎え、この楽曲を発表する時まで、この詞の存在を知らずにいた。発売にあたり、近藤は2010年1月21日に川内の長男、飯沼春樹の許を訪れ(川内は2008年に他界)、本詞を楽曲として発表することを報告、川内直筆の歌詞を歌詞カードに封入することも了承を得た。川内と近藤は面識がなかったそうである[2]。この事にまつわるエピソードが、TBS系列中居正広の金曜日のスマたちへ」で紹介された。

    今回は、メロディーが異なる2つのバージョンが制作された(ロック調「心 ざんばら」フォーク調「恋 ざんばら」)。歌番組などで一方のバージョンのみを披露する場合、単純に「ざんばら」と表記されることも多い。

    2010年11月21日放送「NHKのど自慢」では「恋 ざんばら」を披露。同番組への出演は1997年4月13日以来13年半ぶりだった。第52回日本レコード大賞では「心 ざんばら」が優秀作品賞の最終候補となり、11月19日に行われた審査委員会で最優秀歌唱賞に選出された。近藤は過去に「ギンギラギンにさりげなく」で最優秀新人賞(1981年、第23回)、「愚か者」で大賞(1987年、第29回)を受賞しており、今回の受賞で史上5人目となる主要3賞受賞を達成した。1991年以降、賞レースの参加を辞退してきたジャニーズ事務所所属タレントの20年振りの受賞となり、ジャニーズ側も「近藤は今のジャニーズの若いタレントたちとは違い、レコード大賞に育てられた歌手」として特例で今回の受賞を受諾。ジャニーズ所属者としては20年、自身としては22年ぶりに授賞式に出演することになった[3][4]

    収録曲

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    全作詞:川内康範

    1. 心 ざんばら(3:25)[5]
      • 作曲・編曲:HΛL
    2. 恋 ざんばら(4:26)[5]
    3. 心 ざんばら -オリジナル・カラオケ-(3:24)[5]
    4. 恋 ざんばら -オリジナル・カラオケ-(4:22)[5]

    脚注

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    出典

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    1. ^ Johnny's net - ざんばら
    2. ^ 川内氏からマッチに届いた「ざんばら」発売 Archived 2010年2月15日, at the Wayback Machine. スポーツニッポン 2010年1月23日付
    3. ^ ジャニーズがレコ大に20年ぶり出る! Archived 2010年11月21日, at the Wayback Machine.、デイリースポーツ、2010年11月20日
    4. ^ レコ大 マッチに最優秀歌唱賞 ジャニーズ歌手は20年ぶりの受賞 Archived 2010年11月23日, at the Wayback Machine.、中日スポーツ、2010年11月20日
    5. ^ a b c d 近藤真彦/ざんばら”. tower.jp. 2023年11月30日閲覧。