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立野真琴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
そりゃないぜBABYから転送)
たての まこと
立野 真琴[1]
生誕 (1964-03-23) 1964年3月23日(60歳)[1]
日本富山県
職業 漫画家
活動期間 1986年 -
ジャンル 少女漫画
BL漫画
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立野 真琴(たての まこと〈本名も同じ[注 1]〉、1964年3月23日[1] - )は、日本漫画家富山県富山市出身、牡羊座、血液型は(たぶん)A型[注 2]富山県立富山北部高等学校卒業。

来歴・概要

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高校卒業を機に美内すずえのところで住み込みで約3年半お世話になり、その後通いで1年くらいアシスタントをしていた。「入っていきなり、背景を描かされるなど、しっかり鍛えていただきました」と、デビュー翌年、新人作家紹介企画のインタビューで語っている[注 3][1]

白泉社の第7回「HMCビッグチャレンジ賞準入選」を果たし[注 4]、その受賞作品「ゆられてたまごBoys」が『花とゆめ1986年2号に掲載され本格デビュー、掲載号の柱にも「ついに念願の受賞!!」と作者が喜びのコメントを残している[1][注 5][注 6]
その後同社の『花とゆめ』、『別冊花とゆめ』、『花丸漫画(月1回配信Web雑誌)』などを主な執筆の場としている。角川書店ビブロス(倒産)、リブレ出版新書館他複数の出版社、同人誌でも精力的に活動。集英社オークラ出版などの小説の挿絵も多数手がけている。

作品

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漫画

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1980 - 1990年代

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作品名 単行本 その他
ミッキー&一也シリーズ
・BUT,BADボーイズ!
・勝手にSPARK!
・T・Kピカレスク
・Dancin’ U.S.A
・ミックス・ダウン
・STARS
シリーズ全6巻、1987年-1992年、白泉社 復刊 - シリーズ全4巻、2004年-2005年、学習研究社
D-WALK 全7巻、1990年-1993年、白泉社 文庫版 - 全4巻、2007年-2008年、白泉社
レクチャー 1991年、白泉社 復刊 - 2006年、学習研究社
カモン! 1992年、白泉社
沈黙のトキシン 1993年、白泉社
キラー・ストリート 1994年、白泉社
そりゃないぜBABY 全11巻、1994年-1997年、白泉社 文庫版 - 全6巻、2006年-2007年、白泉社
神様はいるのかい? 1994年、白泉社
NIGHT HEAD(原作:飯田譲治 1997年、白泉社
【出版社変更】全8巻、1998年-2000年、角川書店
文庫版 - 全4巻、2004年、ホーム社
マリィMAX! 全2巻、1998年、白泉社 復刊 - 全2巻、2006年、学習研究社
月に吠えろ! 1999年、白泉社
弾丸より疾く!! 全4巻、1999年-2001年、白泉社
カードの王様 全9巻、1999年-2004年、白泉社

2000年代

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作品名 単行本 その他
青い羊の夢 2000年、白泉社
【出版社変更】全9巻、2006年-2015年、日本文芸社
キライ嫌いも 2001年、ビブロス 文庫版 - 2007年、双葉社
ガーベラ 2002年、集英社
YELLOW 全4巻、2002年-2004年、ビブロス 完全版 - 上下巻、2007年、エンターブレイン
予感 2003年、オークラ出版
赤い天使 全2巻、2004年-2005年、学習研究社
逆光線 立野真琴作品集 2004年、大都社
月虹伝書 2004年、学習研究社
9th SLEEP 2004年、ビブロス 復刊 - 2008年、双葉社
CUTE×GUY 全4巻、2004年-2006年、白泉社
家来生活 2004年、白泉社
HERO・HEEL-英雄と悪漢 2005年、ビブロス
【出版社変更】全3巻、2006年-2007年、リブレ出版
愛とお金 2005年、白泉社
花信風 2006年、オークラ出版
Steal Moon 全2巻、2006年-2007年、日本文芸社
マティーニ攻略法 2006年、新書館
エンジェリック・ルーン 全3巻、2007年-2009年、祥伝社
ハッピィ★ボーイズ 全2巻、2007年-2008年、新書館
お兄ちゃんLab. 2007年、白泉社
ホス探へようこそ 全5巻、2008年-2010年、白泉社
ミューズの学園で逢おう 全4巻、2008年-2010年、リブレ出版
予感EXノイズ 2008年、オークラ出版
サイド・カー制御法 2008年、新書館
今宵は君と血のキスを 2009年、新書館

2010年代

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  • ロミオ×ロミオ - 全2巻、2010年-2011年、新書館
  • コードネームは鈴木太郎 - 2010年、白泉社
  • 鷹司家のニンジャ - 全2巻、2011年-2012年、新書館
  • YELLOW/R - 全2巻、2011年-2014年、エンターブレイン
  • ヘブンズ・ドア - 2011年、大都社
  • 別れた男はいかがですか? - 2011年、リブレ出版
  • リル・シス - 2012年、白泉社
  • とある外科医と内科医の。 - 2012年、新書館
  • ハートを盗むのは誰だ - 2013年、リブレ出版
  • トラットリア闇市 - 2013年、白泉社
  • 抱かせてくれないか? - 2013年、新書館
  • 選抜組は恋ができない - 2013年、リブレ出版
  • 生徒会長は恋ができない - 2014年、リブレ出版
  • 蝶よ花よ恋よ! - 2014年、新書館
  • ヴァンパイア浪漫式 - 全3巻、2014年-2015年、秋田書店
  • 探偵『男子専科』 - 2014年、新書館
  • あなたはいつも誰かの恋人 - 2015年、新書館
  • お前なんかいらないよ - 2016年、新書館
  • 土曜日のジュリエット - 2016年、白泉社
  • Kissと正義(ジャスティス) - 2016年、新書館
  • 月曜日のヴィーナス - 2016年、白泉社
  • 愛よりずっと - 2016年、日本文芸社
  • 曖昧なエスキース - 2017年、新書館
  • 恋というには - 2017年、日本文芸社
  • 水曜日のフェアリーテイル - 2017年、白泉社
  • αはΩに宣誓する - 2018年、リブレ出版
  • クラブ「罵り」の秘密 - 2018年、新書館
  • ホス探へようこそ〜another〜 - 既刊2巻(2019年8月現在)、2018年 - 、白泉社
  • カラスと白鷹 - 2018年、日本文芸社
  • サロン「誘惑」の選択 - 2019年、新書館
  • 嫌いな男ランキング - 2019年、日本文芸社
  • オメガは楽園へ逃亡する - 2019年、新書館

2020年代

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  • 我が妻と初恋と - 2020年、新書館
  • 猛毒のくちづけ - 既刊4巻(2022年11月現在)、2021年 - 、秋水社
  • 転生したら前世の仇に告られました - 2022年[7]、新書館
  • 我が番と運命と - 2022年[8]、新書館

画集

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  • 立野真琴イラスト集 プリンセス・ルビー - 2008年、エンターブレイン
  • 立野真琴イラスト集 プリンス・サファイア - 2008年、エンターブレイン

脚注

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注釈

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  1. ^ 本名が真琴だった影響で、子供時代、楳図かずおの代表作『まことちゃん』が流行していた為によく揶揄われたエピが語られた[1]
  2. ^ 血液型について(たぶん)と本文に記載したのは、典拠のコミケイト作者プロフィールにそのように記述されていた為[1]
  3. ^ p.11に作者プロフィール及びインタビューが丸々1頁掲載された。
  4. ^ 「ビッグチャレンジ賞(略称:BC賞)」は白泉社が少女漫画家輩出を目的として創設した漫画賞で、2023年時点も続行中[2]。但し1985年当時は年2回・3月と9月に締め切ったのち第12号と第24号にて発表していた[3]
  5. ^ 扉絵だけでなく、次のp.336欄外に「この作品は第7回ビッグチャレンジ賞準入選作です。批評は85年花とゆめ24号に掲載」と記述があった。作者コメントはp.349の柱。[4]
  6. ^ デビュー作の作品名:BC賞受賞発表の『花とゆめ(通巻309号)』及び初掲載された『花とゆめ(通巻311号)』の目次の2箇所で「ゆられてたまごBOYS(大文字)」の表記となっている。しかしp.335扉絵のレタリングは、その後の初単行本『BUT,BADボーイズ!(1987年10月初版)』収録p.3扉絵と全く同一で、単行本p.2目次及びp.191奥付も共に小文字使用の「ゆられてたまごBoys」である事を確認した。[5][4][6]

出典

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  1. ^ a b c d e f g 白泉社 1987, p. 11.
  2. ^ マンガ作品募集”. 花とゆめ公式. 白泉社. 2023年10月12日閲覧。
  3. ^ 服部博 1985, p. 104-106.
  4. ^ a b 立野真琴 1986, p. 335-366.
  5. ^ 服部博 1985, p. 104-105.
  6. ^ 立野真琴 1987, p. 3,191.
  7. ^ 転生したら前世の仇に告られました”. 新書館. 2022年4月5日閲覧。
  8. ^ 我が番と運命と”. 新書館. 2022年4月5日閲覧。

参考文献

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  • 服部博 編「ビッグチャレンジ賞発表と募集」『花とゆめ 1985年24号(通巻309号)』第12巻、第26号、白泉社、104-106頁、1985年12月5日。 
  • 立野真琴「ゆられてたまごBoys」『花とゆめ 1986年2号(通巻311号)』第13巻、第2号、白泉社、335-366頁、1986年1月10日。 
  • 立野真琴『BUT,BADボーイズ! ─ミッキー&一也シリーズ─』白泉社〈花とゆめCOMICS〉、1987年10月25日、1-190頁。 
  • 白泉社 編「CATCH UP WITH THE NEW FACE 立野真琴」『COMiCATEコミケイト NO.18』第18号、白泉社、1-32頁、1987年12月。 (無料PR小冊子)

外部リンク

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