つくば牡丹園
つくば牡丹園 | |
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施設情報 | |
専門分野 | ボタン・シャクヤク |
事業主体 | 株式会社リーフ |
開園 | 1989年4月 |
所在地 |
〒300-124 茨城県つくば市若栗500 |
位置 | 北緯36度1分0.0秒 東経140度5分50.0秒 / 北緯36.016667度 東経140.097222度座標: 北緯36度1分0.0秒 東経140度5分50.0秒 / 北緯36.016667度 東経140.097222度 |
公式サイト | つくば牡丹園公式ウェブサイト |
つくば牡丹園(英語: Peony Garden Tokyo in Tsukuba)は茨城県つくば市に位置する植物園。 550種のボタンや215種のシャクヤクを植栽しており、世界最大級の牡丹庭園である[1][2]。
概要
[編集]つくば牡丹園では、550種の牡丹や215種のシャクヤクが栽培され、その数は5万株を超える。すり鉢状の園内には日本式のアーチ橋がかかる池があり、園にはサギやカワセミなどの野鳥が訪れる[3][4]。
この植物園では「草生栽培」と呼ばれる農法が採用される。この農法では、通常の牡丹やシャクヤクの栽培では駆除される雑草を共生させ、雑草の力によって防虫効果を得て無農薬での栽培を実現する。つくば牡丹園は、この農法で除草剤を使用せずに栽培することで健康的な牡丹やシャクヤクが育つとしている[5]。
また、2019年より牡丹園を運営する株式会社リーフは「サラブレッド堆肥エコシステムプロジェクト」に参加した。このプロジェクトとは、霞ケ浦の水質汚染の原因ともされる馬糞を回収し、発酵堆肥へと転換させるものである。つくば牡丹園はこの堆肥で試験栽培した結果、ボタンやシャクヤクの色や大きさが向上し花期が長くなると伝えた[6]。
2018年より開園30周年を記念してピーターラビットとのコラボレーションが開始された。このコラボレーションではハーブなどを栽培したイギリス風庭園が再現され、園内の飲食店はピーターラビットにちなんだ店舗に改装された[7]。2020年は新型コロナウイルスの影響により短縮営業で開園され、水面に浮かぶシャクヤクの姿などをオンライン配信した[8]。
歴史
[編集]2016年、茎崎観光農園が民事再生法の適用申請、監督命令をうけたのち[10]、2024年現在まで、株式会社リーフが運営している[11]。
脚注
[編集]- ^ “世界最大級の牡丹庭園「つくば牡丹園」シャクヤク動画を公開(2020年5月24日)”. エキサイトニュース (2020年5月24日). 2020年6月12日閲覧。
- ^ “つくば牡丹園”. つくば市公式ウェブサイト. つくば市経済部観光推進課 (2020年5月17日). 2020年6月12日閲覧。
- ^ “ようこそ、つくば牡丹園 Peony Garden Tokyo in Tsukuba へ”. 2020年6月12日閲覧。
- ^ a b “【北関東・春の花めぐり】つくば牡丹園 心和ませるシャクヤク”. 産経ニュース. 産経デジタル (2015年5月6日). 2020年6月12日閲覧。
- ^ “土のお話-殺虫剤を使わず土を耕す”. つくば牡丹園. 2020年6月12日閲覧。
- ^ “競走馬で「サラブレッド堆肥」 農産物ブランド化と“糞害”の解消を図る”. SankeiBiz. 産経デジタル (2019年11月1日). 2020年6月12日閲覧。
- ^ “里山にピーターラビットの世界 つくば牡丹園でコラボ企画(1/2ページ)”. 産経ニュース. 産経デジタル (2018年4月13日). 2020年6月12日閲覧。
- ^ “【にっぽん旬旅】〜動画で各地の魅力紹介〜茨城県・つくば牡丹園〜”. 旬刊旅行新聞. 株式会社旅行新聞新社. 2020年6月12日閲覧。
- ^ “自然のままにボタンを育てる「花職人」”. 農業ビジネス. 農業技術通信社. 2020年6月12日閲覧。
- ^ “(株)茎崎観光農園(茨城県)/民事再生申請”. 倒産情報-JC-NET(ジェイシーネット). 2020年6月12日閲覧。
- ^ “土壌改良プラットフォーム”. 株式会社リーフ. 2020年6月12日閲覧。