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つ (格助詞)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本語の格助詞「」は、名詞の後に、または、形容詞語幹の後に置かれ、連体修飾語を作るものである[1]。意味は、「…の」、「…にある」[1]。例えば、「」(目つ毛)とは、「目の毛」、「目にある毛」の意味である。

用法の似る格助詞として、「の」・「が」があるが、「つ」は、これらに比べて用法が限定される[1]。「の」・「が」には、主格を表示する用法があるのに対し、「つ」は、連体修飾語を作る用法のみである[1]。その上、「つ」に先行する名詞・形容詞は、時間・場所を表すものと、属性を表すものとにほぼ限られる[1]。「の」・「が」は、上代から現代に至るまで格助詞として使われているのに対し、「つ」は、中古以降、「まつげ」、「ときつかぜ」などの複合語の構成要素として残るのみである[1]

格助詞「つ」を含む複合語

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出典

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  1. ^ a b c d e f ”. コトバンク. 2020年12月20日閲覧。