ないの神
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ないの神(ないのかみ、なゐの神)は、日本神話に登場する地震の神である。
概要
[編集]『日本書紀』の「推古天皇紀」に、推古天皇7年(599年)夏に大和地方を中心とする大地震(推古地震)があり、その後、諸国に「
三重県の名張市には式内社の
備考として、神名における「な」は「大地・地」を意味し、国造りをした「オオナムチ(大国主の別名)」や「スクナヒコナ」の「ナ」も地を意味する[1]。古代人は地震を「なゐふり」と呼んだ。
脚注
[編集]- ^ 上田正昭その他 『三輪山の神々』 学生社 2003年 ISBN 4-311-20261-X pp.45 - 46.古代では、「な」は海(広々として揺れる)も指したとする。
関連項目
[編集]- 日本の神の一覧
- 方言周圏論#日本での例 - 宮城県・九州南部・沖縄では、今も地震を「なゐ」と呼ぶとする