なでしこ・プリマ
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概要
[編集]小学館の少女漫画雑誌『ちゃお』にて2008年5月号から7月号まで連載された。単行本はちゃおコミックスより発行され、他に読みきり作品3作が収録されている。
久世にとっては初めての連載だった。また、日本舞踊とバレエという、同じ「踊り」でも何もかもがまるで違うものをテーマとした作品。
あらすじ
[編集]日本舞踊(日舞)の道場の跡取り娘・森山花音。しかし、本当は日舞などやりたくない。ある日、いつものように稽古をさぼって追手から逃げていたところ、偶然近くにあったバレエスクールを発見する。そこで花音はいろいろな人や佐原樹の踊りに胸を打たれ、入会を勧められそのバレエスクールに入る事にした。花音はそのバレエスクールに入っている園生蕾にライバル意識され、プリマ勝負をかけられる。花音はもちろんと言うばかりにオーディションを受けることにするが……。
登場人物
[編集]- 森山花音(もりやま かのん)
- 主人公。3月18日生まれ。中学1年生。
- 日舞(日本舞踊)の家元の孫だが、実は祖母のスパルタ指導ゆえに日舞は嫌い。バレエに衝撃を受け、習い始める。一度はやめさせられそうになったが、なんとかまた再度頑張っていく。蕾によりプリマのオーディションを受けることにしたが……。
- 初級クラスから上級クラスに移り練習を進める。
- 佐原樹(さはら いつき)
- 2月22日生まれ。中学1年生。佐原バレエスクールの息子で母がオーナーで兄が先生をしている。
- 花音にバレエを勧めた本人で今では練習にもつきあっている。(花音が移ってきたために)上級クラスで一番上手く、またこのスクールで1人だけの男子である。蕾と一緒に(今は)王子役をするが、実は花音にも期待をかけている。
- 園生蕾(そのお つぼみ)
- 11月4日生まれ。中学1年生。
- このバレエスクール一番の上手さでプリマの役にも期待をかけられている。ただそれゆえにプライドがものすごく高く、そのため「異業種」から転進してきた花音のことを蛇蝎のごとく嫌い、目の敵にしている。プリマの座をかけたオーディションを花音に受けさせた。
- 佐原立(さはら りつ)
- 樹の兄。漫画では名前は出てこなかったが、作者がブログで公表している。
- 佐原バレエスクールの先生。花音に期待をかけるが、自分でもどうなるかのがわからない。
- 花音のおばあちゃん
- 花音に日舞を教える厳しい老人。
- 当初花音がバレエをすることには猛反対だった。しかし、だんだんと認めていき、果てには彼女にトゥ・シューズを買ってあげるくらい、応援するまでになった。