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にいがたマンガ大賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

にいがたマンガ大賞(にいがたマンガたいしょう)は、新潟市で開催されているマンガコンテスト。主に、にいがたマンガ大賞実行委員会と新潟市の主催により開催されている。

概要

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前身は1997年の第9回全国生涯学習フェスティバル内のイベント「マンガフェスティバル'97 in NIIGATA」で開催されたマンガコンテストで、これが好評であったために1998年から「にいがたマンガ大賞」として開催されるようになった。日本だけでなく世界でも珍しい自治体の主催によるマンガコンテストである。

プロ・アマチュアを問わず応募が可能。年齢に応じて「一般部門(ストーリーマンガの部)」「一般部門(コママンガの部)」「高校生部門」「中学生部門」「小学生部門」に分かれ、一般部門、高校生部門、中学生部門より『にいがたマンガ大賞』1点が、小学生部門より『こどもにいがたマンガ大賞』1点が選ばれる。このほか各部門にて最優秀作品賞等の各賞が選出される。また、小学生以下を対象とした「コミックイラスト部門(第5回より)」も設けられている。居住地による応募の制限は特に無く、近年では海外からの応募もある。

開催スケジュール

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以下は例年のスケジュール。詳細については公式ホームページを参照のこと。

  • 募集期間
9月1日 - 9月下旬頃
(第6回以前は10月1日 - 10月末日)
  • 受賞結果発表 12月上旬に、ホームページ・新潟市の広報誌にて
  • 表彰式 2月下旬
    • 『にいがたマンガ大賞フェスティバル』と併催

歴史

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  • 1997年 「新潟市マンガコンテスト」が開催される。
  • 1998年 「第1回にいがたマンガ大賞」が開催される。「一般部門(ストーリーマンガの部)」「一般部門(コママンガの部)」「小学生部門」「テーマ部門(テーマ:日本酒)」の4部門で募集。これ以降、毎年開催。
  • 1999年 第2回開催。「テーマ部門」を一般(テーマ:世紀末)、小学生(テーマ:テスト)に分けて募集、5部門となる。
  • 2000年 第3回開催。「テーマ部門」を再び一本化(テーマ:にいがた)、またこの年より「中学・高校生部門」を新設、5部門で開催。
  • 2001年 第4回開催。テーマは再び「にいがた」、新たに魔夜峰央が最終審査員として、講談社週刊少年マガジン」副編集長が2次審査員として加わる。
  • 2002年 第5回開催。大賞賞金が30万円となる。「テーマ部門」は廃止され新たに「コミックイラスト部門」を新設、5部門で開催。新たに角川書店アニメ・コミック事業部編集長、講談社「なかよし」編集が2次審査員として加わる。
  • 2003年 第6回開催。新たに小学館少女コミック」編集長が2次審査員として加わる。
  • 2004年 第7回開催。新たに青林工藝舎アックス」の編集長が2次審査員として加わる。

受賞作品および応募総数

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開催回 応募総数 入賞数 入選数 にいがたマンガ大賞 こどもにいがたマンガ大賞
第1回 (1998年) 283 14 4 月の子 毎日がハッピー
第2回 (1999年) 197 11 31 雪町 びのぼの森のビノハムちょこぴ
第3回 (2000年) 263 13 74 四月の風 銀の足跡
第4回 (2001年) 260 15 85 於母影草紙 おもかげぞうし ドラゴンの世界
第5回 (2002年) 416 18 104 万代橋であいましょう。 my まざぁ
第6回 (2003年) 335 17 97 青春交差点 キヲクノカケラ
第7回 (2004年) 333 20 85 BOY OF ISOLATED ISLAND Quilo 夏の思い出 〜永遠の君へ〜
第8回 (2005年) 312 19 84 葬列と苺の日 僕達の夏休み
第9回 (2006年) 288 19 81 アオイトリ ROBOT
第10回 (2007年) 294 24 87 逃げる男と追う女 鈴の音如き 漆黒の空
第11回 (2008年) 340 28 102 平成ゴッホ パニックミラー
第12回 (2009年) 347 27 101 ゴスロリさん 3ポイント
第13回 (2010年) 336 25 108 NON STOP! LITTLE Kiss
第14回 (2011年) 345 28 94 カツアゲ夫人 永遠のきずな
第15回 (2012年) 32 79 バイタルサイン スマイルダンス

審査員 (第15回開催)

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最終審査員

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2次審査員

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第15回からの新たな審査員

1次審査員

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  • 鈴木いこ(漫画家)
  • 高橋郁丸(漫画家)
  • 温出真巳(漫画家)
  • はかせ(漫画家、JAM日本アニメ・マンガ専門学校マンガクリエイト科講師)
  • 陽華エミ(漫画家)
  • 小川知一(JAM日本アニメ・マンガ専門学校マンガクリエイト科講師)
  • 森田徹(JAM日本アニメ・マンガ専門学校マンガクリエイト科講師)
  • 土田雅之(にいがたマンガ大賞実行委員会会長)
  • 坂田文彦(同副会長、漫画同人誌即売会ガタケット代表)
  • 石川兼司(同副会長、漫画家、JAM日本アニメ・マンガ専門学校マンガクリエイト科講師)

にいがたマンガ大賞フェスティバル

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第9回

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2月24・25日に開催。会場 新潟市民芸術文化会館

両日開催

  • 新潟出身漫画家による応援イラスト展(原画展示)
少女コミック
新條まゆ愛を歌うより俺に溺れろ!
陽華エミキラキラ☆ラブもBEAUTY
小田切渚君とセカンドラブ
月刊Asuka
小田切ほたる裏切りは僕の名前を知っている
九条キヨトリニティ・ブラッド
  • 25日開催
表彰式
ゲスト
水島新司 陽華エミ 小田切渚
水島新司サイン会

エピソード

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  • 「第2回にいがたマンガ大賞」の大賞に選ばれた高山裕樹が、2000年6月にプロデビューを果たした。
  • 「第3回にいがたマンガ大賞」「第4回にいがたマンガ大賞」で2年連続、一般ストーリー最優秀作品賞・水島新司賞を受賞した鈴木有布子がプロデビューしている。

関連項目

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外部リンク

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