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ぱんどら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ぱんどら
ジャンル 学園魔術ラブコメディ
小説
著者 西野かつみ
イラスト 蔓木鋼音
出版社 メディアファクトリー
レーベル MF文庫J
刊行期間 2009年6月25日 -
巻数 既刊2巻(2010年2月25日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル ライトノベル

ぱんどら』は、西野かつみによる日本ライトノベルである。イラスト蔓木鋼音MF文庫Jメディアファクトリー)より2009年6月から刊行。西野かつみによる2作目のライトノベルである。

ストーリー

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本人は望んでいないが売られたケンカに対して常に勝ち続けてきたため、周りから不良扱いされていた冨士山キヨタカはある日、不思議な夢を見た。それから、穂村ハルマ下僕命令をされ、謎の箱を開けた時から災厄を回収することになる。

登場人物

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冨士山 清貴(ふじやま キヨタカ)
本作の主人公。憤怒にまけるまでは高校生になるに至るまで負けたことがないほど喧嘩が強く、不良によく喧嘩を申し込まれては勝ち続けたため、周りからは素行が悪いと思われ避けられている。そのため、友達も少なく、ハルマに会うまで話し相手は中田譲ぐらいしかいなかった。当初はハルマの下僕宣言に反感を抱いていたものの、放っておくことができず忠誠心のようなものを持ちつつある。好みは「巨乳なお姉さん」だが、女性に対する免疫がなく、かつ鈍いため女の子に対する接し方が分からない。魔力がないため、パンドラを使うとすぐに倒れてしまい、ハルマにキスしてもらって魔力を分けてもらっている。妹がいる。

メインキャラ

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穂村 春麻(ほむら ハルマ)
本作のメインヒロイン。大好きだった祖母が亡くなる前に世界を幸福にすると言っていたパンドラの箱を開けるためにキヨタカに下僕宣言をする。しかし、パンドラの箱には災厄が入っていたため、キヨタカと共に回収に回ることになる。幼児体型でキヨタカに対してはよく焼きもちをやいているがキヨタカにはなかなか気づいてもらえないでいる。家に幸福をもたらす魔女として生まれたため、家族から「御守護サマ」と呼ばれていたため、家族扱いされていないと思っていた。(実際は家族はハルマを大事に思っていた。)膨大な魔力を持っているため、キヨタカが魔力を消費した時もキスによって分け与えることができる。
パンドラ
パンドラの箱に眠っていた災厄を封印するための兵器。本来はハルマにくっつく予定だったがキヨタカの右腕に融合してしまった。右腕から具現化してキヨタカの前に現れるが周りの人間からは見えない。キヨタカの心を呼んでは困らせたり助けたりしている。イチゴ大福が大好物。
綾織 さな(あやおり)
かつてキヨタカに不良から助けてもらってからキヨタカに想いを寄せている女の子。ハルマに対して嫉妬したことで恋慕に取りつかれていたが、想いを伝えることができた。キヨタカの好みが巨乳なお姉さんということでハルマと同志として仲良くなった。
希望
パンドラの箱に閉じ込められていた災厄。ハルマ達のことを気にかけているようだが、謎が多く敵か味方かもわからない。災厄のリーダー的存在。

高校関係者

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佐々山 みさき(ささやま)
ハルマの友達の一人。スポーツ万能な少女で運動部の助っ人をしては菜園部の部費を稼いでいる菜園部部長。野菜が大好きで菜園部を作り上げた活発な少女。
白塚 白乃(しらつか しらの)
ハルマ友達の一人。白塚病院の娘というお嬢様。しかし、体つきは華奢で病弱。
中田 譲(なかた ゆずる)
キヨタカの唯一のクラスの友人。性の対象がゆりかごから墓場までという変態。よく恋愛ゲームなどをキヨタカに貸している。色欲の災厄が取りついたことがある。

災厄

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色欲(しきよく)
パンドラの箱に閉じ込められていた災厄の一つ。譲に取りついて災厄を引き起こしたが、ハルマ達の手により封印された。
暴食(ぼうしょく)
パンドラの箱に閉じ込められていた災厄の一つ。町の人たちに暴食を引き起こしたが、ハルマ達の手により封印された。
郷愁(きょうしゅう)
パンドラの箱に閉じ込められていた災厄の一つ。キヨタカの両親に取りついて昔やっていた暴走族の総長にさせたが、ハルマ達の手により封印された。
恋慕(れんぼ)
パンドラの箱に閉じ込められていた災厄の一つ。さなに取りついていたが、彼女がキヨタカに想いを伝えたことで消えた。
憤怒(ふんぬ)
パンドラの箱に閉じ込められていた災厄の一つ。キヨタカに対してタイマンで初の敗北を与えた。

穂村家関係者

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穂村 普事(ほむら しんじ)
ハルマの父親。妻たち家族を大事に思っている。
穂村 魔美(ほむら まみ)
ハルマの母親。
穂村 巫子(ほむら いちこ)
ハルマの六つ子の姉。長女。六つ子の妹たちとはじいや以外には見わけがつかない。
穂村 尼子(ほむら あまこ)
六つ子の次女。
穂村 光子(ほむら みつこ)
六つ子の三女。
穂村 夜子(ほむら やこ)
六つ子の四女。
穂村 悟子(ほむら さとこ)
六つ子の五女。
穂村 夢子(ほむら ゆめこ)
六つ子の六女。

用語一覧

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パンドラの箱
様々な災厄が封印されていた箱。
災厄
人間に対して様々な災いをもたらすもの。

既刊一覧

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  • 西野かつみ(著)・蔓木鋼音(イラスト) 『ぱんどら』 メディアファクトリー〈MF文庫J〉、既刊2巻(2010年2月25日現在)
    1. 2009年6月30日初版(6月25日発売[1])、ISBN 978-4-8401-2808-7
    2. 2010年2月28日初版(2月25日発売[2])、ISBN 978-4-8401-3189-6

脚注

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  1. ^ 「ぱんどら」西野かつみ [MF文庫J]”. KADOKAWA. 2024年12月3日閲覧。
  2. ^ 「ぱんどら 2」西野かつみ [MF文庫J]”. KADOKAWA. 2024年12月3日閲覧。

外部リンク

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