ひらいて
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ひらいて | |
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作者 | 綿矢りさ |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 中編小説、恋愛小説 |
発表形態 | 雑誌掲載 |
初出情報 | |
初出 | 『新潮』 2012年5月号 |
出版元 | 新潮社 |
刊本情報 | |
出版元 | 新潮社 |
出版年月日 |
2012年7月 2015年2月1日(文庫版) |
総ページ数 |
168 189(文庫版) |
id |
ISBN 978-4-10-332621-2 ISBN 978-4-10-126651-0(文庫版) |
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『ひらいて』は、綿矢りさによる日本の恋愛小説。『新潮』2012年5月号で発表後、同年7月に新潮社から単行本が刊行され[1]、2015年2月1日に文庫化された[2]。2021年には映画化された。
想いを寄せる男子高生が別の女子高生と恋愛関係にあると知った女子高生の三角関係を描く[3][4][5]。
あらすじ
[編集]一重瞼でオシャレな木村愛は、高校一年生のときに同級生の彼を好きになる。変わった彼の名前は、〝たとえ〟。受験生になった愛は、一年越しで同じクラスになったたとえに恋人がいることを知る。いつしか執着に変わり、果てには愛の心の根底に流れる狂気と結びつく恋心は、行くあてもなく恋人の美雪に向かっていく。〝狂気だけど、狂気じゃない〟三者のうねり暴れる情念と若さのエネルギーが、静かにひらいていく。
登場人物
[編集]- 木村愛
- 高校一の人気者である女子高生。片思いの男子高生に付き合っている同級生女子がいることを知り、予想外の行動に出る。
- たとえ
- 愛と同じ高校に通う男子高生。愛の同級生である美雪と手紙のやり取りをしている。
- 美雪
- 愛の同級生であり、たとえの恋人。糖尿病を患っている。
書誌情報
[編集]- 単行本:2012年7月発売、新潮社、ISBN 978-4-10-332621-2
- 文庫本:2015年2月1日発売、新潮文庫、ISBN 978-4-10-126651-0
映画
[編集]ひらいて | |
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監督 | 首藤凜 |
脚本 | 首藤凜 |
原作 | 綿矢りさ |
出演者 |
山田杏奈 作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 芋生悠 山本浩司 河井青葉 木下あかり 板谷由夏 田中美佐子 萩原聖人 |
音楽 | 岩代太郎 |
主題歌 | 大森靖子「ひらいて」 |
撮影 | 岩永洋 |
編集 | 首藤凜 |
制作会社 | テレビマンユニオン |
製作会社 | 「ひらいて」製作委員会 |
配給 | ショウゲート |
公開 | 2021年10月22日 |
上映時間 | 121分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 1億1200万円[6] |
2021年10月22日に公開された。監督・脚本は首藤凜、主演は山田杏奈[3][4][5]。PG12指定。
キャスト
[編集]主要人物
[編集]- 木村愛
- 演 - 山田杏奈
- 高校3年生。成績もよく明るい人気者。どこか謎めいた西村たとえに思いを寄せている。
- 友達のいない美雪に近づき、親しくなっていく。自らの恋心を持てあまし衝動的な行動をする。
- 西村たとえ
- 演 - 作間龍斗(HiHi Jets / ジャニーズJr.)[7][8]
- 愛のクラスメイト。成績優秀だが物静かで目立たない少年。美雪と手紙のやり取りをしている。
- 美雪との交際を知った上で、たとえに告白した愛の心をえぐる言葉を返してしまう。
- 新藤美雪
- 演 - 芋生悠[7][8]
- 愛とは別のクラスの生徒。1型糖尿病を患っている。儚げで学校内でも目立たない生徒。
- たとえと学校には秘密で付き合っている。愛とは二人だけの特別な時間を共有している。
学校関係
[編集]- 竹内ミカ
- 演 - 鈴木美羽
- 愛のクラスメイト。多田のことが好き。
- 多田健
- 演 - 田中偉登
- 愛のクラスメイト。愛に告白するが他に好きな人がいると断られる。
- 岡野屋
- 演 - 山本浩司[7][8]
- 愛の担任教師。
- 藤谷
- 演 - 河井青葉[7][8]
- 国語教諭。
- 守屋
- 演 - 木下あかり[7][8]
- 養護教諭。
生徒の親
[編集]- 木村頼子
- 演 - 板谷由夏[7][8]
- 愛の母親。
- 新藤泉
- 演 - 田中美佐子[7][8]
- 美雪の母親。
- 西村崇
- 演 - 萩原聖人[7][8]
- たとえの父親。外面はいいが、たとえに対しては抑圧的で暴力的、ヒステリック。
スタッフ
[編集]- 原作:綿矢りさ『ひらいて』(新潮文庫刊)
- 監督・脚本・編集:首藤凜
- 音楽:岩代太郎
- 主題歌:大森靖子「ひらいて」(avex trax)[9]
- 製作:石井紹良、川上純平、中村哲夫、荒木宏幸
- プロデューサー:杉田浩光、中村優子、富田朋子
- 配給:ショウゲート
- 制作プロダクション:テレビマンユニオン
- 製作:「ひらいて」製作委員会(マイシアターD.D.、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、テレビマンユニオン、アミューズ)
ロケ地
[編集]脚注
[編集]- ^ “ひらいて(新潮社): 2012”. 国立国会図書館サーチ. 国立国会図書館. 2021年2月12日閲覧。
- ^ “綿矢りさ『ひらいて』”. 新潮文庫. 新潮社. 2021年2月12日閲覧。
- ^ a b 富塚沙羅 (12 February 2021). "綿矢りさの恋愛小説「ひらいて」を山田杏奈主演で映画化! 高校生の三角関係を活写". MOVIE WALKER PRESS. 2021年2月12日閲覧。
- ^ a b "山田杏奈主演で綿矢りさ「ひらいて」映画化、愛憎入り交じる高校生の三角関係描く". 映画ナタリー. 12 February 2021. 2021年2月12日閲覧。
- ^ a b "山田杏奈主演、綿矢りさ原作の映画「ひらいて」2021年秋公開決定". Webザテレビジョン. 12 February 2021. 2021年2月12日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.39
- ^ a b c d e f g h 馬山富美子 (19 April 2021). "HiHi Jets作間龍斗、映画初出演! 『ひらいて』で山田杏奈&芋生悠と衝撃の三角関係に". シネマトゥデイ. 2021年4月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h "HiHi Jets作間龍斗&芋生悠、山田杏奈主演『ひらいて』に参加、熾烈な"三角関係"演じる". シネマカフェ. イード. 19 April 2021. 2021年4月19日閲覧。
- ^ "大森靖子が綿矢りさ原作映画「ひらいて」の主題歌担当、山田杏奈×作間龍斗×芋生悠の三角関係彩る". 音楽ナタリー. 28 July 2021. 2021年7月28日閲覧。
- ^ “映画『ひらいて』 2021年10月22日(金)公開!”. 映像のまち あしかが. 2022年1月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- 綿矢りさ『ひらいて』 - 新潮社
- 映画「ひらいて」公式サイト
- 映画「ひらいて」 (@hiraite_movie) - X(旧Twitter)