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ふじうら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

株式会社ふじうら日本小売業者。かつては社名と同名である生鮮食品・スーパーマーケットチェーンの「ふじうら」や「パサージュ」を展開していた。
広川株式会社の子会社。

概要

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株式会社ふじうら
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
733-0011
広島県広島市西区横川町1丁目6-17
設立 1955年
業種 小売業
法人番号 5260001010034
事業内容 パサージュ奉還町の運営
代表者 代表取締役 廣川 雄一
資本金 3,000万円
従業員数 98人
主要株主 広川株式会社
外部リンク http://www.kk-fujiura.co.jp/[リンク切れ]
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元は岡山市奉還町八百屋。創業地は岡山県岡山市奉還町2丁目5-3。同地には2016年まで「ふじうら」西口店が存在した。

1980~1990年代に店舗を増やし、最盛期には岡山、倉敷市内に17店を展開し1995年2月期には売上高147億円にまで成長したが[1]2000年代になると競争激化で業績が悪化[2]2008年2月整理回収機構の企業再生スキームにより、金融機関の債務放棄をもって再生を図る事となり[3]、新店舗ブランドである「パサージュ」を投入。それに伴い多くの店舗を閉鎖したが再建しきれず、2012年12月岡山地方裁判所に対して民事再生法の適用申請をした。事業は継続。

2016年8月31日、創業店である西口店を閉店。営業形態をパサージュのみとする。

ボランタリーチェーン、全日食チェーンに加盟している。また本店のみ岡山木村屋フランチャイズ販売店でもある。

2022年2月に会社清算。[4][5]

沿革

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  • 1966年昭和41年) - 創業[1][2]
  • 2007年平成19年) - 私的整理手続きに入る[1]
    • 5月 - 旧ふじうらから小売部門を分割し新会社を設立[6]
  • 2012年(平成24年)12月24日 - 民事再生法の適用を申請[2][7]
  • 2013年(平成25年)12月27日 - 岡山地方裁判所から民事再生手続き終結の決定を受ける[8]
  • 2014年(平成26年)食品卸・広川の完全子会社となる[8]
  • 2020年(令和2年)本店所在地を岡山県岡山市中区浜3丁目8-46から岡山県岡山市北区奉還町4丁目18-12に変更[9]
  • 2022年(令和4年)本店所在地を広島県広島市西区横川1丁目6-17(広川株式会社の子会社である広川エナスの本店所在地と同一)に変更[9]


閉店した店舗

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岡山市
  • 津島店(津島南) - 2004年12月閉店。跡地はビデオ1津島店(マルイが経営していた店舗)になっていたが、2014年5月に閉店して建造物は解体され更地となった。現在はローソン津島南二丁目店となっている。
  • 一宮店 - 2007年夏閉店[1]。跡地はファミリーマート一宮店[10]およびマティクスのセルフガソリンスタンドになっている[11]
  • 大福店 - 跡地はマルイ大福店になっている。
  • 島田店 - 2007年夏閉店[1]。跡地はフレッシュワン島田店になった後、マンションが建造されている。
  • 高島店(清水) - 元ジャスコ高島店。ふじうら高島店の閉店後は、ザグザグ本社となっている。
  • 東岡山店(乙多見) - 2007年夏閉店[1]。跡地はTIO東岡山店となっている。[12]
  • 旭東店(赤坂本町) - 2009年2月20日閉店。現在はザグザグ門田屋敷南店となっている。
  • パサージュ当新田店 - 2009年10月31日閉店。現在はイシンホームの住宅展示場になっている。
  • 広瀬店(北区広瀬町) - 2012年2月20日閉店。
  • 瀬戸店(東区瀬戸町瀬戸 ベルモールSETO)- 2014年7月31日閉店。現在はハローズ瀬戸店となっている。
  • 西口店(北区奉還町2丁目)- 2016年8月31日閉店。建造物は解体され、跡地はマンションが建造されている。
  • パサージュ浜店(中区浜) - 2020年11月30日閉店。整理回収機構再生スキーム対応後の改装による、新モデル店舗であった。
  • 本店(パサージュ奉還町)(北区奉還町4丁目)- 2021年12月30日閉店。本部。中鉄バス180号線方面路線『岡工口』バス停留所下車。
倉敷市
  • 四十瀬店 - 現在はクラフトパーク四十瀬店になっている。
  • 中庄店(平田) - 現在はTSUTAYA中庄店になっている。

脚注

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  1. ^ a b c d e f “私的整理手続き開始 ふじうら 経営不振、営業は継続”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (2007年8月7日) 
  2. ^ a b c “商戦 変わる地域流通業 第3部 一所懸命 ①まちの店 半径500㍍で勝負”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (2014年10月2日) 
  3. ^ 「流通ジャーナル」2008年2月7日記事[リンク切れ]
  4. ^ “ふじうらが2022年2月に清算”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (2022年2月) 
  5. ^ 「山陽新聞」2022年2月記事
  6. ^ “浜店を全面改装 「パサージュ」に店名変更 ふじうら 売り場1.2倍に拡大”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (2007年12月22日) 
  7. ^ “民事再生法を申請 ふじうら 負債額は7億円”. 山陽新聞. 山陽新聞社. (2012年12月26日) 
  8. ^ a b “ふじうら 広川の100%子会社に 民事再生の手続き終結”. (2014年1月28日) 
  9. ^ a b 国税庁法人番号公表サイト”. 2023年8月22日閲覧。
  10. ^ 元々はサンクスであったが、2017年8月に転換して現在はファミリーマートの店舗になっている。
  11. ^ ふじうらがあった場所に、現在「たんじフレンド歯科」の場所に在していたサンクスが旧一宮店東半分の敷地に移転して、同時に現在白十字一宮店がある場所に存在したガソリンスタンド(当時は伊藤忠エネクスオリジナルブランドで中鉄バスの子会社が運営。同社の一宮整備工場および車庫を兼ねていた)が旧一宮店西半分の敷地に移転。かくてコンビニと敷地が合体したという経緯である。
  12. ^ 「TIO東岡山店」出店へ ふじうら跡に来春開業”. VISION OKAYAMA. 2023年4月17日閲覧。

外部リンク

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