ぽすくま
ぽすくま Posukuma | |
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東京中央郵便局に鎮座するぽすくま(右)とぽすこぐま(左)。新型コロナウイルス感染症予防のためマスクを着用している。 | |
対象 |
全国 |
分類 | 企業のマスコットキャラクター |
モチーフ | クマ |
デザイン | 中丸ひとみ |
指定日 | 2012年9月21日 |
指定者 | 日本郵便 |
公式サイト | ぽすくまと仲間たち |
ぽすくまは、日本郵便のオリジナルキャラクター。切手のためにデザインされた、くまのぬいぐるみの郵便屋さんである。ゆるキャラグランプリ2016「企業・その他部門」第1位。
概要
[編集]2012年9月発行の切手「秋のグリーティング」のためにデザインされた、くまのぬいぐるみのキャラクター。体の色は明るいベージュ、首に赤いリボンを巻き、〒マークの付いた明るい紺色の帽子とカバンを身につけている。森の郵便局で働いている。好きなものはお花と朝食のはちみつトースト。 デザインは日本郵便の切手デザイナーである中丸ひとみ[1]。
この「秋のグリーティング」切手では、テディベアをデザインした切手のうちの数枚に登場した。切手および、同時に発売されたストラップなどのぽすくまグッズが好評だったことから、翌2013年の「春のグリーティング」「秋のグリーティング」切手にもぽすくまが登場。その後も、毎年のグリーティング切手に登場している。
後述の通り日本郵便のキャラクターとしての展開も進められている。
2015年から[2]年に1度、秋にアニメが配信されている。声の担当は村瀬歩。語りは日高のり子。
2023年9月発行のグリーティング切手「ぽすくま」以降は、中丸の退職に伴い、日本郵便の切手デザイナー星山理佳がデザインを担当している[3][4]。
ぽすくまのぬいぐるみ
[編集]切手発行に先立つ2011年、翌年の「秋のグリーティング」切手を、テディベアのイラストではなくぬいぐるみを撮影して作ることが決まった。切手デザイナーの中丸は、自身のデザイン画をそのまま立体化してくれる作家を見つけようと、テディベア作家の集まるイベント会場に赴いた。その結果、会場で出会ったイラストレーターでテディベア作家の町田節子[5]に制作を依頼した。
完成したぽすくまのぬいぐるみは、体長約10センチ。「ぽすこぐま」は一回り小さい。現物は一体しかなく、切手などでの写真撮影時には、同じ一体を使いまわしている。目と口元の表情は、写真の撮影後に、パソコンで微調整する。[6]
ぽすくまの仲間
[編集]2013年9月19日発行の切手「秋のグリーティング」以降に登場した、新しいキャラクター。ぽすくまに引き続き町田が制作を担当した[要出典]。
- ぽすとーすと(声:鈴木達央) - 森の郵便局でぽすくまと一緒に働いている「ぽすとも」(ぽすくまの友達)で、色はブラウン。好奇心旺盛な性格。好きなものは夕暮れに読む手紙とホットココア。
- ぽすみるく(声:小西克幸) - 森の郵便局でぽすくまと一緒に働いている「ぽすとも」で、色は白。やさしい性格で、ぽすくまやとーすとより少し先輩。好きなものは冬のはじまりとホットミルク。
- ぽすこぐま(声:金元寿子) - ポストに手紙が差し出せずに困っていたところをぽすくまに助けられて以来、ぽすくまを慕っている。将来郵便屋さんを夢見ている。好きなものはお花の切手とゆで卵。
- ぽすじゃむ(声:五十嵐裕美) - お便りを書くのが大好きな女の子。ぽすくまが届けてくれるお便りを毎日楽しみに待っている。好きなものは雨上がりのお散歩とイチゴゼリー。
以下は2015年9月11日発行の切手「秋のグリーティング」以降に登場した、新しいキャラクター。
- ぽすらいむ(声:岡本信彦) - 町の郵便局で働くぽすくまの幼なじみ。色は薄緑色。好きなものはひまわりとクリームソーダ。
- けんふくろう(声:宮澤正) - 手紙の書き方を教えてくれる森の賢者。好きなものはインクの香りとバターサブレ。
- ぺんこあら(声:井上和彦) - ぽすじゃむのペンフレンド。好きなものは木かげのお昼寝とユーカリ。
日本郵便のキャラクターとして
[編集]- 2013年1月からグッズの販売が始まり[7]、以降「春のグリーティング」「秋のグリーティング」の発売のたびにグッズが発売されている。さらには夏ごろには着ぐるみも登場した。[8][9]。着ぐるみは郵便局関連の販促イベントにたびたび登場しており、日本郵便独自のキャラクターとして定着しつつある。
- 平成24年(2012年)度から3年連続で郵便番号簿の表紙にはぽすくまが採用されている。
- 2016年のゆるキャラグランプリ・「企業・その他ゆるキャラ部門」で優勝した[10]。
- 2021年4月14日に発行された1円切手のデザインにぽすくまが起用された。これまでの1円切手には「日本近代郵便の父」として知られている前島密の肖像が描かれたものしかなかったため、約70年ぶりの追加となった[11][12]。
出演
[編集]劇場アニメ
[編集]- 映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!(2016年10月29日)[13]
その他
[編集]町田はグリーティング切手用にピンクのテディベアも制作していた。ピンクのテディベアは名前が与えられないまま2度グリーティング切手に登場してきた。このテディベアは「じゃむ」として2014年9月5日発行の切手「秋のグリーティング」と同時発売のぬいぐるみ・ストラップの発表に際し、正式に仲間入りを果たした[14]。
脚注
[編集]- ^ “ぽすくまの生みの親が語る「ぽすくまと歩んだ10年間とこれから」”. 2024年9月26日閲覧。
- ^ “日本郵便オリジナルキャラ「ぽすくま」、アニメ化が決定! 「メッセージフェスタ2015 in KITTE」で初公開 - アキバ総研”. akiba-souken.com. 2022年10月5日閲覧。
- ^ “切手タイムズVol.41 ぽすくま”. 日本郵便. 2024年9月26日閲覧。
- ^ “グリーティング切手「ぽすくま」”. 日本郵便. 2024年9月26日閲覧。
- ^ “グリーティング切手「秋のグリーティング」の発行”. 日本郵便. 2024年9月26日閲覧。
- ^ 『切手デザイナーの仕事』グラフィック社、2022年、35-43頁。ISBN 978-4766137163。
- ^ 「グリーティング切手」とのコラボ商品 「ぽすくまグッズ第 2 弾」3 種を新発売 - 日本郵便株式会社 (2013年1月23日)
- ^ 「ふるさと切手「第 68 回国民体育大会」贈呈式及び小型印スタンプラリーの実施 - 日本郵便株式会社東京支社 (2013年8月23日)
- ^ 日本郵便株式会社様から、ふるさと切手「第68回国民体育大会」を贈呈頂きました! Archived 2014年1月15日, at the Wayback Machine. - スポーツ祭東京2013オフィシャルブログ (2013年8月30日)
- ^ “高知の「しんじょう君」に栄冠 ゆるキャラGP”. 日本経済新聞. (2016年11月6日) 2016年11月6日閲覧。
- ^ “新聞投書に「違うデザインがいい」、社長自ら提案…1円切手が70年ぶりに新しく”. 読売新聞 (2021年1月28日). 2021年1月31日閲覧。
- ^ “グリーティング(シンプル)”. 日本郵便. 2024年9月26日閲覧。
- ^ “劇場版「プリキュア」くまモン、あべのべあ、ゾンベアーなどクマキャラが本編登場”. 映画ナタリー. (2016年9月14日) 2016年9月15日閲覧。
- ^ 「ぽすくまストラップ」及び「ぽすくま ぬいぐるみ L」の新しい仲間を販売開始!! - 日本郵便株式会社 (2014年8月7日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ぽすくまと仲間たち - 日本郵便
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