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みどり摘み

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

みどり摘み(みどりつみ)は、から初夏にかけて行われるの管理作業の一つである。

概要

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枝先に出てきた複数の新芽

ほかの植物でいう新芽摘みのことである。松の場合新芽を『ミドリ』というので(厳密に言えば新芽とみどりを区別する考え方もある。葉の開き始めたものを新芽、葉の様子がまだ見えない白っぽい茶色の棒状のものをみどりとする)、新芽摘みが『みどり摘み』である。『松の緑』といった場合、文学上では松の葉の塊りの鮮やかな緑の力強さを示すこともあると思われるが、園芸界ではまだ葉の開ききらない新芽のことをさす。

みどり摘みのねらう効果は、節間の間延びを防ぐこと、枝数を増やすこと、葉の長さを短くすることなどが主である。

具体的な作業としては、新芽(みどり)を根本から、あるいはある程度残して切り取ることである。どの程度残すか元から切るかは、その芽や周囲の枝の勢いや、最終的にどういう形にしたいかに拠ることになる。ふつう指で折り取るが で切り取っても良い。

参考文献

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  • 『図説盆栽実技 第一巻松柏Ⅰ』(農山漁村文化協会 1994年3月) - 本書ではミドリ摘み、芽切り、芽欠き、剪定を峻別する。
  • 『園芸植物大事典2』(小学館 1994年4月) - 「剪定は5月ごろに芽切り(緑摘み)と秋に行う」とある(P2296)
  • 『ビジュアル園芸・植物用語辞典』(家の光協会 1999年2月) - 植物の管理のうち剪定の項目の中で「1刈り込み、2切り戻し、3透かし、4摘心、5摘葉、6摘果」をあげ、4摘心の中で「若い側枝の摘心を芽摘み(めつみ)や芽切り(めきり)といいます。マツ類の場合はとくにみどり摘み(みどりづみ)と呼んでいます。」とある。
  • 『ビジュアル版庭師の知恵袋』(講談社 2008年11月)

外部リンク

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