むかわ町穂別地球体験館
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むかわ町穂別地球体験館 | |
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2010年10月 | |
施設情報 | |
前身 | MMCコーヒー地球体験館 |
専門分野 | 環境 |
事業主体 | むかわ町 |
開館 | 1992年 |
閉館 |
2019年3月31日 (営業は2018年9月5日まで) |
所在地 |
〒054-0211 日本北海道勇払郡むかわ町穂別79-5 |
位置 | 北緯42度46分0.53秒 東経142度8分5.58秒 / 北緯42.7668139度 東経142.1348833度 |
アクセス | 日高本線鵡川駅より道南バス「穂別」にて下車。徒歩10分。 |
外部リンク | http://taikenkan.web.fc2.com/index.html |
プロジェクト:GLAM |
むかわ町穂別地球体験館(むかわちょうほべつちきゅうたいけんかん)は、北海道勇払郡むかわ町穂別に存在した博物館。
概要
[編集]この博物館の歴史は1989年横浜博覧会でパビリオンとして出展した「MMCコーヒー地球体験館」が元になっている。三本珈琲が東海大学情報技術センターの協力の下、地球環境を再現し、体験が出来る施設として出展した[1][2]。
その後博覧会閉幕後の1989年12月に移設の方針が決定し[2]、1992年に旧穂別町に移設して町営の科学学習施設としてオープンした[3][4]。施設は館内を8つのゾーンに分けて音や光や温度の演出を交えてガイドの案内を聞きながら地球の歴史や様々な自然環境を学ぶ内容となっていた[5][6]。また体調の悪い人や1歳未満の乳幼児は入れない。2018年3月までに66万人が来館した[4]。
その後は穂別博物館再整備計画に合わせた2019年10月での閉館が計画されていたが[6]、2018年の北海道胆振東部地震で大型岩石の落下により床が損傷する等の被害で休館し復旧費が2億5000万円かかることから存続を断念、町議会全員協議会にて予定を前倒しし2019年3月31日をもっての閉館を決定[4]。閉館日前の3月21日には、穂別町民センターにて本館のサイエンスガイドによりさよならイベントが行われた[6]。
跡地は隣接するむかわ町穂別博物館と再編する形で、穂別地区で発見された恐竜全身骨格「むかわ竜」の展示施設の建設を計画する[4]。
主な施設
[編集]- 展示ゾーン
- 熱帯雨林 - 高温多湿のアフリカの熱帯雨林。
- 太古の海 - 2億5千万年前、海棲の爬虫類の絶滅し首長竜のいる海のイメージ。
- 砂漠 - 約40度の気温と建物の遺構で灼熱と乾燥の世界をイメージ。
- マグマの海 - 6億年前の原始地球の姿。
- 氷河期 - 氷河期の環境が現代のニューヨークに訪れた想定のイメージ。
- 大気圏 - 800万分の1にあたる直径160cmの地球儀。
- 海洋底 - 海底の大山脈をイメージ。
- 宇宙 - 太陽系の中の地球を表現。
- その他
- 特別展示室 - 企画展に使用
施設情報
[編集]- 開館時間 9:30 - 16:30
- 休館日 毎週月曜日、祝日の翌日、12月1日 - 3月初旬(7・8月は休まず営業)
関連項目
[編集]- 坂田俊文(名誉館長)
脚注
[編集]- ^ 東海大学情報技術センター 年表
- ^ a b 穂別で極地味わおう-横浜博から「地球体験館」 - フォト北海道(北海道新聞 1989年12月18日 Internet Archive)
- ^ 【むかわ】地球体験館20周年記念イベント23日から 2012年11月22日苫小牧民報社 Archived 2013年2月6日, at the Wayback Machine.
- ^ a b c d 穂別地球体験館閉館へ 北海道地震で損傷 - 読売新聞 2019年3月16日
- ^ むかわ町"穂別地球体験館 - むかわ町"(2012年12月23日閲覧。)
- ^ a b c さよなら地球体験館 100人駆け付け閉館惜しむ-むかわ - 苫小牧民報 2019年3月23日(全国郷土紙連合)