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むつかけ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

むつかけは、有明海の干潟に生息するムツゴロウを捕るための漁法。

概要

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干潮時に泥質干潟の上で活動するムツゴロウに鉤針を引っ掛けて、ムツゴロウを捕獲する伝統漁法である[1]。泥質干潟の上を移動するために潟スキーに乗ったむつかけ師は、5メートル前後の竹竿にピアノ線の糸を付ける。糸の先には6本の鉤針が付いており、干潟上のムツゴロウをこの鉤針に巧みに引っ掛けて、ムツゴロウを捕獲する[2][3]。最盛期は昭和40年代で、佐賀県鹿島市には60人ほどのむつかけ師がいたが、2010年代には7~8人となり、高齢化も進んでいる[4]

脚注

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  1. ^ むつかけ体験【道の駅 鹿島】”. 道の駅 鹿島. 2020年11月10日閲覧。
  2. ^ ムツカケ名人に学ぶ|一般財団法人セブン‐イレブン記念財団”. www.7midori.org. 2020年11月10日閲覧。
  3. ^ 伝統漁法をつなぐ むつかけ”. 海と日本PROJECT in 佐賀. 2020年11月10日閲覧。
  4. ^ 日本経済新聞社・日経BP社. “ムツゴロウ伝統漁守る 転身の後継者、干潟への誓い|ライフコラム|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2020年11月10日閲覧。

関連項目

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