向谷拓巳
関西HANG硬式野球団 #24 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 奈良県桜井市 |
生年月日 | 1997年2月24日(27歳) |
身長 体重 |
168 cm 67 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 二塁手 |
プロ入り | NPB / 2016年 育成選手ドラフト3位 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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向谷 拓巳(むかいたに たくみ、1997年2月24日 - )は、奈良県桜井市出身の元プロ野球選手(内野手)。右投左打。NPBでは育成選手であった。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]桜井市立織田小学校から野球を始め、桜井市立大三輪中学校では軟式野球部に所属した。
大和広陵高校に進学後、2年春の第85回記念選抜高等学校野球大会ではベンチから外れたものの、2年夏はセンターのレギュラーとして活躍。2年秋からはエース立田将太の勧めで捕手に転向[1]。3年夏は奈良県大会準決勝で岡本和真、廣岡大志擁する智辯学園高校に敗れた[2]。
独立リーグ・兵庫時代
[編集]兵庫ブルーサンダーズ入団後、1年目から二塁手のレギュラーとして、打率.304、38盗塁を記録した[3]。2年目も打率.373、盗塁37を記録し、首位打者と盗塁王を獲得した[4]。
2016年10月20日に行われたプロ野球ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスに育成ドラフト3巡目で指名され、支度金200万円、年俸250万円で合意、入団[5]。背番号は130に決まった。読売ジャイアンツの育成ドラフト3巡目指名の山川和大とともに、BFL及び、兵庫ブルーサンダーズとして初のドラフト指名によるNPB入団選手となった。これを記念して向谷が兵庫で着用した背番号50は、12月28日にチームの永久欠番に指定された[6]。
楽天時代
[編集]2017年は二軍公式戦29試合に出場。試合数は多くないながらも、打率.304、1本塁打、3盗塁(盗塁死0)を記録し、西田哲朗に次いでチーム内2番目に多く二塁手のポジションに就いた。
2018年は二軍公式戦31試合に出場したが、極度の不振に陥り、打率.042、0本塁打、0盗塁(盗塁死2)という散々な成績に終わる。また、前年は二塁手に専念していたが、この年は外野手としての出場がもっとも多く、他に三塁や遊撃も守った。10月1日、球団から来季の契約を結ばないことが発表された[7]。10月31日、自由契約公示[8]。
楽天退団後
[編集]2019年1月より、学童野球を支援するポップアスリートプロジェクトに参加[9]。営業の傍ら「むーたくん」の名前でポップアスリートの公式YouTubeチャンネル「むーたくんTV」を開設し、その様子を動画で公開していた[10]。2020年3月に退職[11]。現在、同YouTubeチャンネル名は「ポップアスリートチャンネル」に変更されており、向谷の出演は2020年2月投稿動画が最後であった。
2020年5月より、地元・桜井市のスポーツ店「スポーツシティアラキ」に正社員として勤務[11]。同社が運営する「ナインスターズベースボールパーク」での野球教室では向谷がコーチを務めている[12]。
また、同年からはクラブチーム・関西HANG硬式野球団に参加して選手に復帰している[13]。同チームでは捕手のポジションにも就いている[14][15]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]- 一軍公式戦出場なし
独立リーグでの打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
三 振 |
四 球 |
死 球 |
犠 打 |
犠 飛 |
盗 塁 |
失 策 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2015 | 兵庫 | 44 | 191 | 48 | 58 | 2 | 3 | 0 | 16 | 17 | 18 | 1 | 3 | 0 | 38 | 16 | 0 | .304 | .367 | .346 | .713 |
2016 | 36 | 161 | 53 | 60 | 3 | 5 | 1 | 32 | 4 | 14 | 3 | 1 | 2 | 37 | 13 | 0 | .373 | .433 | .472 | .905 | |
通算:2年 | 80 | 352 | 101 | 118 | 5 | 8 | 1 | 48 | 21 | 32 | 4 | 4 | 2 | 75 | 29 | 0 | .335 | .395 | .403 | .798 |
- 各年度の太字はリーグ最高
独立リーグでのタイトル・表彰
[編集]- タイトル (BFL)
- 最高打率:1回 (2016年)
- 最多盗塁:1回 (2016年)
背番号
[編集]- 50 (2015年 - 2016年) ※兵庫ブルーサンダーズの永久欠番(2016年12月28日制定)
- 130 (2017年 - 2018年)
脚注
[編集]- ^ 第228回 大和広陵 立田 将太×向谷 拓巳 バッテリー対談 前編「二人が組むきっかけと苦労談」」
- ^ 智弁学園―大和広陵(準決勝)
- ^ BASEBALL FIRST LEAGUE 2015年シーズン リーグ戦
- ^ BASEBALL FIRST LEAGUE 2016年シーズン リーグ戦
- ^ <楽天>育成3位向谷 入団合意河北新報 2016年11月11日
- ^ 永久欠番について - 兵庫ブルーサンダーズ(2016年12月28日)
- ^ “楽天が小山、横山、宮川、入野、匠、向谷と契約せず”. 日刊スポーツ. (2018年10月1日) 2018年11月9日閲覧。
- ^ “自由契約選手(育成選手)|2018年度公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2018年10月31日). 2018年11月10日閲覧。
- ^ “vol.1491『ポップアスリート新メンバー紹介』”. 少年野球を応援するポップアスリート スタッフブログ (2019年1月8日). 2019年5月9日閲覧。
- ^ “vol.1497『むーたくんTVが好評です』”. 少年野球を応援するポップアスリート スタッフブログ (2019年3月6日). 2019年5月9日閲覧。
- ^ a b “前の仕事を三月に辞めまして、 グローブの手入れや野球教室がしたいと 思いまして 地元のスポーツ店に明日から正社員として働くことになりました(^^)”. 向谷拓巳Instagram (2020年5月20日). 2020年12月31日閲覧。
- ^ “野球教室”. ナインスターズ. スポーツシティアラキ. 2020年12月31日閲覧。
- ^ “第91回都市対抗野球 県1次予選 28日開幕 本大会目指し、10チーム対戦 /奈良”. 毎日新聞. (2020年3月26日) 2020年9月1日閲覧。
- ^ “試合負けてしまったけど、 久々の野球楽しかった☺️❗️”. 向谷拓巳Instagram (2020年8月1日). 2020年12月31日閲覧。
- ^ “関西ハング硬式野球団|向谷”. teams. 2023年1月31日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- takumi (@Koryo0224) - X(旧Twitter)
- 向谷拓巳 (@tkm.0224) - Instagram