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ようこう型輸送艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ようこう型輸送艦
基本情報
艦種 輸送艦 (LSV)
運用者 日本の旗 自衛隊海上輸送群(仮称)(予定)
建造期間 - 現在
建造数 2隻(予定)
要目
基準排水量 3,500トン
全長 約120m
最大幅 23m
吃水 約4m
速力 約15ノット (17 mph; 28 km/h)(試運転最大速力)
乗員 個艦要員:約40名+地上部隊
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ようこう型輸送艦(ようこうがたゆそうかん)は自衛隊が建造・計画している輸送艦 (LSV)の艦級である[1]

概要

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本級は自衛隊が建造中の輸送艦の艦級である。本級は2024年度末までに共同の部隊として新編予定の「自衛隊海上輸送群(仮称)」に、にほんばれ型輸送艦などと共に配備される予定である。輸送性能は数百トンで、車両数十両または20フィートコンテナ数十本程度の積載が可能とされる[1]。海上自衛隊呉基地に配備されるが、操船するのは陸上自衛隊員である。機関銃を装備するが、火砲は装備されない。2024年に「ようこう」が進水し、2027年度末までにもう1隻が建造される予定。本級が本州と奄美大島や沖縄本島間の輸送を担い、にほんばれ型輸送艦が沖縄本島から宮古島や石垣島への輸送を担当する予定となっている。

艦分類記号のLSVは自衛隊では初めての分類で、外国ではアメリカ陸軍が運用するフランク・S・ベッソン・ジュニア大将級兵站支援艦が使用している。また1番艦ようこうの艦番号4101は、あつみ型輸送艦1番艦あつみ(LST-4101)を踏襲している。

構造

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居住区前方に貨物倉、居住区下方に車両通路を有しており、貨物の荷役は艦首及び艦尾右舷側に設けられた歩板装置を通じて行われる。艦首は球状型(バルバス・バウ)で、艦尾は2機2軸推進のシャフトブラケット型船型となっている。減揺装置として船体形状に合わせたビルジキールを装備。乗員及び便乗者を運送するため多層構造の居住区を採用している。艦首尾の歩板装置は右舷側に向けて配置されている。また、港内での操船性を高めるため、推力5トンのバウスラスタ1基を装備している[2]

にほんばれ型やフランク・S・ベッソン・ジュニア大将級兵站支援艦とは異なり、ビーチングの機能は有しておらず、RO-RO船の機能を有している。

同型艦

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艦番号 艦名 造船所 起工 進水 竣工 除籍 所属
LSV-4101 ようこう 内海造船瀬戸田工場 2024年
(令和6年)
11月28日
自衛隊海上輸送群(仮称)(予定)

脚注

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出典

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関連項目

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