よなよなペンギン
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(よなペンから転送)
『よなよなペンギン』とは、2009年12月23日に公開の日本映画。原作は、りんたろう、マッドハウス製作、松竹配給。略称はよなペン。
ストーリー
[編集]毎晩、ペンギンの格好をして街を歩き回っていた少女ココ。ココは、天国のおとうさんが話してくれた、「ペンギンと空を飛んだことがある」という言葉を信じている。だから、彼女の願いは、いつか空を飛ぶということだった。 彼女の元に、ある日、空から招待状が届く。
登場キャラクター
[編集]- ココ - 森迫永依
- 本作の主人公。常にペンギンのコートを着ている少女。明朗活発な性格。父の遺言からペンギンは空を飛べると信じている。
- チャリー - 田中麗奈
- 村の危機で助けを求めにココの世界にやって来たゴブリンの少年。臆病だが優しい性格。ココを伝説の勇者と勘違いするも、彼女と仲良くなる。
- ザミー - 太田光(爆笑問題)
- ブッカ・ブーの一番の家来を自称する小太りな少年。4級の見習い天使だが意地悪な性格。当初は、ココと対立していたが、次第に仲良くなる。
- ブッカ・ブー - 田中裕二(爆笑問題)
- 地下世界の闇の帝王。高齢で衰えていたはずの力を取り戻し始め、ゴブリン村を襲う。
- 長老 - 永井一郎
- ゴブリン村の長老。物知りで村への愛着は強いが、頑固者。
- チャリーの父親 - 田中秀幸
- ゴブリン村のリーダー。チャリーの一番の理解者。
- チャリーの母親 - 皆口裕子
- 常にチャリーの事を心配する。優しい性格。
- ココの母親 - 小山茉美
- ココの一番の理解者。夫は他界しており、女手ひとつで娘を育てた。
- ムルムル - 山口勝平
- ブッカ・ブーの執事。特技は相手を褒める事。
- 猫のチャビスケ - TARAKO
- ココの友人で、彼女と踊る事が日課。
- おじさんたち - 野沢那智、内海賢二
- ココの友人。常に彼女を見守る。
- デビル四人組 - 松本梨香、ヒロシ、ダンディ坂野、小島よしお
- ブッカ・ブーの手下。ザミーと行動を共にする。ラップが得意。
- 双子のフェアリー - 田中れいな(モーニング娘。)、リンリン(モーニング娘。)
- パラケケの執事。
- 悪ガキ三人組 - くまいもとこ、桑島法子、朴璐美
- ココに意地悪をしてくる少年3人組。
- スパイダー - 本多俊之(友情出演)
- ブッカ・ブーの宮殿を見回る悪魔。
- 大天使 - 山寺宏一(友情出演)
- ザミーの先生。
- ココの父親 - 高橋ジョージ
- ココが3歳の時に他界。生前はペンギンの飼育係だった。
- パラケケ - 藤村俊二
- 大地の妖精。博識だが、1つの質問に答えると、100年の眠りに就いてしまう。
- じい - 柄本明
- ココを温かく見守る老人。ココがピンチの時に不思議な力で助けてくれるが、正体は不明。
- その他 - 宮澤正、葛城七穂、魚建、室園丈裕、橘U子、坂本くんぺい
スタッフ
[編集]- 原作 - りんたろう、林すみこ
- 監督 - りんたろう
- 脚本 - 金春智子
- キャラクターデザイン - 寺田克也
- アニメーション・スーパーバイザー - 前田庸生
- CGI・スーパーバイザー - 篠崎亨
- アート・ディレクター - 馬都美保子
- アニメーション・ディレクター - 稲野義信
- 編集 - 木村佳史子
- 音楽 - 本多俊之
- 音響監督 - 三間雅文、中嶋聡彦
- プロデューサー - 八巻磐、広川ひろし、伊藤龍太郎
- 制作 - マッドハウス+DFP(デニス・フリードマン・プロダクションズ)
- 製作 - 「よなよなペンギン」フィルムパートナーズ(メディアコープ、松竹、マッドハウス、インデックス・ホールディングス、日本テレビ放送網、バップ、ダイナモピクチャーズ)
主題歌
[編集]- 「アミーゴペンギン」歌:ココ(森迫永依)とアミーゴペンギンズ
- プロデュース・作詞・作曲:堂島孝平 編曲:東京レクリエーション部(堂島孝平×神森徹也)
- ※CDは2009年9月26日、バップより発売
プロモーションビデオでは森迫永依と子どもたちがダンスを披露している。(振付:近藤良平(コンドルズ) - カップリング曲「デビル4兄弟のテーマ」歌:デビル4兄弟(松本梨香・ダンディ坂野・ヒロシ・小島よしお)
プロデュース・作詞・作曲:堂島孝平 編曲:東京レクリエーション部(堂島孝平×神森徹也) - CDには「アミーゴペンギン」のオルゴールバージョンも収録されている。
- ※堂島孝平の制作チーム(冨永周平や浅田秀之ら)によって制作された。
関連商品
[編集]CD
[編集]- 「映画『よなよなペンギン』オリジナル・サウンドトラック」 バップ(2009年12月16日発売)
DVD、Blu-ray Disc
[編集]バップより2010年11月26日に発売。
関連書籍
[編集]- 「よなよなペンギン」清水志穂著、りんたろう・林すみこ原作 メディアファクトリー 2009年12月2日発売 ISBN 978-4840131209
- 「よなよなペンギン公式ガイドブック」角川書店 2009年12月16日発売 ISBN 978-4048544283
- 「よなよなペンギン ココ、ちきゅうをすくう」寺田克也著・イラスト、りんたろう・林すみこ原作 徳間書店 2009年12月16日発売 ISBN 978-4198628772
- 「よなよなペンギン」寺田克也・りんたろう・林すみこ著 ポプラ社 2009年12月17日発売 ISBN 978-4591114506
- 「よなよなペンギン 寺田克也のキャラクターメイキングブック」寺田克也著、マッドハウス監修 飛鳥新社 2009年12月23日発売 ISBN 978-4870319806
その他
[編集]- 主人公のココは、2010年のバンクーバーオリンピックへの出場を目指すボブスレー日本代表の公式キャラクターとなっている[2][3][4]。これは、本作品の制作会社であるマッドハウスの関連会社・中小企業スポーツ機構がボブスレー日本代表のスポンサーとなったことに伴うもの[5]。
- 東京消防庁の火災報知器設置促進用の防災ポスターにココが起用。2009年12月2日には声をあてた森迫永依に感謝状も贈られている[6][7][8][9]。
- 第66回ヴェネツィア映画祭 特別招待上映作品
- 第22回東京国際映画祭 正式招待作品
- 第1回バンコク国際アニメーション映画祭 オープニング招待作品
- 第29回ブリュッセル・アニメーション映画祭(ANIMA2010) 最優秀児童映画観客賞
- 興行収入8400万円[10]
脚注
[編集]- ^ 寺田克也、完全描き下ろし。「よなよなペンギン」絵本発売 - コミックナタリー 2009年11月30日
- ^ 「よなよなペンギン」主人公ココが、ボブスレー日本代表の「顔」に! - 映画.com 2009年9月25日
- ^ 『よなよなペンギン』主人公のココが、ボブスレー日本代表チーム公式マスコット・キャラクターに決定!! - CINEMA TOPICS ONLINE 2009年9月29日
- ^ ココがボブスレー日本代表チーム公式応援キャラクターに!&よなペンダンス大会開催決定!! - CINEMA TOPICS ONLINE 2009年10月6日
- ^ ボブスレーに高山特需、スポンサーついた - nikkansports.com 2009年9月22日
- ^ 「よなよなペンギン」森迫永依に東京消防庁が感謝状 Archived 2009年12月7日, at the Wayback Machine. - 日テレNEWS24 2009年12月2日
- ^ 森迫永依、消防庁で火災警報器設置を呼びかけ - 映画.com 2009年12月3日
- ^ 『よなよなペンギン』森迫永依に、消防庁総監から感謝状![リンク切れ] - ムービーハイウェイ 2009年12月3日
- ^ 映画『よなよなペンギン』主演(声優)森迫永依に消防庁総監感謝状贈呈式 - CINEMA TOPICS ONLINE 2009年12月9日
- ^ “特殊映像ラボラトリー 第27回 「2010年特殊映像総決算!!」 PART1日本映画/アニメ”. アニメアニメビズ. (2010年12月25日). オリジナルの2012年11月30日時点におけるアーカイブ。 2024年5月2日閲覧。