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ボビーに首ったけ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ボビーに首ったけ』(ボビーにくびったけ)は、片岡義男の小説、またそれを原作とした日本のアニメ映画

小説は1980年(昭和55年)に角川書店から発行された。関連作品に『ボビーをつかまえろ』がある。

小説

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神奈川県鎌倉市に住む「ボビー」こと野村昭彦は、バイクサーフィンが大好きな高校3年生。高校卒業後は就職を希望していたボビーは、息子を意地でも大学へ進学させたい父親とは意見が合わず、進路のことでは常に喧嘩が絶えなかったが、母親はボビーの味方であった。高校2年生の秋、ボビーは友人と九州までツーリングに出かけ、その時の体験談をバイク雑誌へ投稿したところ採用となり、掲載される。それを読んだ岡山県笠岡市在住の中原咲美からボビー宛てに返事が来て、2人は文通を始める。高校3年生の6月、ボビーは湘南にあるサーフ・ショップのアルバイトに採用され、仕事にのめり込んでいくが、高校を長期欠席していたことが父親にばれてしまい、大喧嘩になる。ボビーは家を飛び出し、北鎌倉にある友人のアパートに居候することとなった。そして7月、勤め先のサーフ・ショップが千葉県九十九里浜に支店を出すという話を聞いたボビーは、千葉での勤務を希望して許可されたが、その頃届いた咲美の手紙には「自分はこの3年間病気で家にこもったままでした」と書かれていた。

映画

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ボビーに首ったけ
監督 平田敏夫
脚本 石森史郎
原作 片岡義男
製作 角川春樹
出演者 野村宏伸
根津甚八
塚本信夫
音楽 奥慶一
主題歌 野村宏伸「ボビーにROCK'N ROLL」
製作会社 角川春樹事務所
配給 東映
公開 日本の旗 1985年3月9日
上映時間 44分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 2億1000万円[1]
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1985年(昭和60年)にアニメ映画化された。同時上映は『カムイの剣』。主題歌とこの物語の主人公ボビーの声を野村宏伸が担当している。

キャッチ・コピーは「突然って、きらいですか…?」。

キャスト

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スタッフ

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音楽

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  • 挿入歌『ボビーにRock'n Roll』作詞:松本隆、作曲:南佳孝、編曲:大村雅朗、歌:野村宏伸
  • エンディングテーマ『BOBBY'S GIRL』歌:清水マユミ

脚注

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  1. ^ 中川右介『角川映画 1976-1986 日本を変えた10年』KADOKAWA、2014年、283頁。ISBN 978-4-04-731905-9

関連文献

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  • ボビーに首ったけ』〈角川文庫. カドカワフィルムストーリー〉、角川書店、1985年4月25日。

関連項目

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