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東洋音響効果グループ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

東洋音響効果グループ(とうようおんきょうこうかグループ)は、かつて存在した映画音響効果技師による技術者集団。クレジット上は「東洋音響」と略されることが多い。日活の音響効果係(日活効果)の所属者によって結成された。

概要

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1971年日活効果係に所属していた杉崎友治郎、帆苅幸雄らにより結成。主にアオイスタジオダビング作品を手掛けていたが、1978年には日活の分社化を機に同社の音響業務を人材ごと継承。以降は小島良雄が活動の中心を担い、国内の音効制作最大手として映画・ドラマからアニメーションに至るまで多数の作品を担当する。

テレビでは特に『赤い疑惑』以降の大映テレビ作品のほとんどを手掛けており、同社の代名詞とも言える独特の演出を音響面から支えた。日活の業務継承後は『大都会 PARTIII』『西部警察』をはじめとする石原プロ作品、『探偵物語』『ザ・ハングマン』『あぶない刑事』など、日活撮影所でダビングされたテレビ映画も専一的に手掛ける。映画『蘇える金狼』『さらば愛しき人よ』などでは、海外で実弾射撃の録音も敢行した[1]。実写作品以外にも東京ムービー新社マッドハウスエイケンなどが製作したアニメ作品にも多く関わり、1988年のアニメ映画『AKIRA』のサウンドデザインは国際的にも高い評価を得た。

1988年、法人として東洋音響東洋音響カモメ(現:カモメファン)サウンドボックスの3社に分離独立する形で解散した。

主な元所属スタッフ

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  • 帆苅幸雄(日活効果→東洋音響効果グループ東洋音響→フリー)
  • 杉崎友治郎(日活効果→)
  • 朝倉猛(日活効果→)
  • 石田勝美(日活効果→)
  • 坂井三郎(日活効果→)
  • 小島良雄(日活効果→)
  • 熊川哲(日活効果→東洋音響効果グループ→スリーディー)
  • 佐々木英世(日活効果→東洋音響効果グループ→東洋音響)
  • 宮田塙(日活効果→東洋音響効果グループ宮田音響効果
  • 橋本正二(日活効果→東洋音響効果グループ→宮田音響効果→効果屋)
  • 倉橋静男(日活効果→東洋音響効果グループサウンドボックス
  • 柴崎憲治(→サウンドボックス→アルカブース
  • 斉藤昌利(→東洋音響カモメドリームオン
  • 伊藤末吉
  • 渡部健一(→東洋音響カモメ→東洋音響)
  • 伊藤進一(→東洋音響カモメ)
  • 木下克己
  • 小池秀晴
  • 中村佳央(→東洋音響カモメ→ドリームオン)
  • 丹雄二(→東洋音響→サウンドボックス→フリー)
  • 高橋澄雄

主な担当作品

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映画

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TVドラマ

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TVアニメ

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OVA

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同人映画

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洋画日本語版制作

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主な担当作品(旧日活効果スタッフ)

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映画

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TVドラマ

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脚注

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  1. ^ コアマガジン刊『BIG SHOT~日本映画のガン・エフェクト』/柴崎憲治インタビューより。

関連項目

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